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エンハンサー発見の経緯
エンハンサー発見の経緯
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1980年にDNA上で離れた位置に存在する核酸配列がウニのヒストンH2a遺伝子発現に関与していることが観察された.<ref>{{Cite web|url=https://www.cell.com/cell/pdf/0092-8674(83)90410-5.pdf?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2F0092867483904105%3Fshowall%3Dtrue|title=Enhancer Elements|accessdate=2019-01-10|website=www.cell.com|publisher=|doi=10.1016/0092-8674(83)90410-5}}</ref>遺伝子発現を促進する要素としてエンハンサーやアクティベーターという核酸配列が考えられた.1981年にエンハンサーの原型とも言える核酸配列がシミアンウイルス40(SV40)の遺伝子上流にシス要素として発見された.エンハンサーにアクティベーターやレプレッサーという配列特異的に結合するタンパク質が作用することで働きが促進されたり抑制される.活性化したエンハンサーは転写因子やプロモーターを複合体を作り,RNAポリメラーゼにより転写が開始される.{{otheruses||音響機器のエンハンサー|エンハンサー (音響機器)}}
'''エンハンサー'''(enhancer)とは、[[真核生物]][[デオキシリボ核酸|DNA]]上の[[塩基配列]]領域を区分する名称で、[[遺伝子]]調節[[タンパク質]]([[転写因子]])と結合することで[[遺伝子]]の発現を調節している。