「イングルヌック」の版間の差分

1887年にグスタフ・ニーバムによって設立された。[[フランシス・フォード・コッポラ]]によって1975年に買収され、「ニーバム・コッポラ・ワイナリー」(Niebaum-Coppola Winary)と名前を改めた。広大な敷地には、葡萄畑とワイン製造工場のほかに、ビジター用の施設が併設されている。この建物内には、ワインショップとテイスティングルーム以外に、映画に関する博物館が併設されている。映画が発明された当時のスプロケット・システムの実演や、[[フランシス・フォード・コッポラ]]が監督した作品の[[絵コンテ|ストーリーボード]]や[[プロップ]]（『[[タッカー (映画)|タッカー]]』の車体、『[[ゴッドファーザー]]』の机、『[[ワン・フロム・ザ・ハート]]』の巨大なカクテルグラス）などが展示されていた。

2006年、コッポラは、新たにワイナリーを取得し、そこをコッポラ・ワイナリーとした。ニーバウム・コッポラ・ワイナリーにあった映画のプロップは新しいワイナリーに移動され、このワイナリーはルビコン・ワイナリーと名称変更され、扱うワインはルビコンをはじめ高級指向になった。それまで売られていた比較的安い価格帯のワインは、コッポラ・ワイナリーで販売されている。

2011年、コッポラは本来の Inglenook イングルヌックの登録商標を取得し、ワイナリーの名前を本来の Inglenook 名前であるイングルヌックに戻した。ワイナリー全部より登録商標の方が高価だったという<ref>{{citation|url=http://www.decanter.com/wine-news/francis-ford-coppola-to-return-inglenook-to-lower-alcohol-38501/|title=Francis Ford Coppola to return Inglenook to ‘lower alcohol’|publisher=[[Decanter]]|date=2011-06-02|author=Adam Lechmere}}</ref>。

*1842年　Nybom（1873グスタフ・ニーバム（Gustav Nybom、1873年にGustave Niebaumと改名）が[[フィンランド]]（当時[[フィンランド大公国|帝政ロシア領]]）の[[ヘルシンキ]]で生まれる。

*1864年　Nybomニーバムが[[アラスカ州|アラスカ]]（当時[[ロシア領アメリカ|帝政ロシア領]]）に移住する。

*1887年　イングルヌック (Inglenook) にシャトーを建設。ワインの製造を始める。当時の名称は Inglenook Wineryイングルヌック・ワイナリー。

*1937年　John Daniel, Jr.がNiebaumニーバム婦人死去に伴いワイナリーを買収。

*1969年　Heublein Inc.がワイナリーの共同体を買収。Inglenookイングルヌックのワイナリーも買収されることになる。

*1975年　[[フランシス・フォード・コッポラ]]が住居を含むワイナリーを買収。名前を「ニーバウム・コッポラ・ワイナリー」とする。

*1978年　ニーバウム・コッポラ・ワイナリーとして初めてのワインを出荷。名前は「[[ルビコン]]」

*1982年　ワインコンサルタントのAndrTchelistcheffAndré Tchelistcheffを招聘。高級ワイン作りが本格化する。

*1995年　コッポラは、残りのInglnookイングルヌックの敷地を買収。全体的に改装した。

*2002年　ニーバウム・コッポラ・ワイナリーの南側の土地を買収。そこをルビコン・ワイナリーとした。

*2011年　Inglenookイングルヌックの名称を復活させる。

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