「ベーチェット病」の版間の差分

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ベーチェット病紅斑部位での組織において、好中球浸潤とphospho-STAT-3陽性細胞がみられることから、Jak-Stat経路の関与も検討されている。TYK2, Jak2 上流のIL-12受容体、IL-23受容体でのSNP変異も報告されている。<ref>Mizuki N et al. Nat Genet 2010; 42(8): 703-6.</ref>
 
扁桃炎を契機に発症する例があり<ref>近藤律男、榎本浩幸、田口享秀 ほか、[httphttps://doi.org/10.5631/jibirin.98.309 扁桃炎を契機に発症したベーチェット病例] 耳鼻咽喉科臨床 Vol.98 (2005) No.4 P309-313</ref>、口腔アフタを生ずる例では、'''Streptococcus sanguinis'''と呼ばれるグラム陽性球菌の関連が示唆されている。<ref>Kaneko F et al. Clin Dev Immunol 2011;681956.</ref>
 
== 症状 ==
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== 診断 ==
上記症状のうち、目、口、皮膚、外陰部の四主症状すべてがそろったものを'''完全型ベーチェット病'''、主症状のうち3つまたは主症状2つ+副症状のうち2つまたは眼病変を含む主症状2つと副症状2つを示したものを'''不全型ベーチェット病'''と称する。また、完全型の所見がそろわなくとも、強い腸症状・血管炎症状・神経症状を示し明らかにベーチェット病が原因であると考えられるものを、それぞれ'''腸管ベーチェット'''<ref>野上晃司、應田義雄、松本譽之、[httphttps://doi.org/10.11280/gee.54.3115 消化管ベーチェット病の診断と治療] 日本消化器内視鏡学会雑誌 Vol.54 (2012) No.9 p.3115-3123</ref>、'''血管ベーチェット'''<ref>北原糺、村田潤子、小畠小畠 ほか、[httphttps://doi.org/10.5631/jibirin.91.845 榎声で初発した血管型ベーチェット病例] 耳鼻咽喉科臨床 Vol.91 (1998) No.8 P845-849</ref>、'''神経ベーチェット'''<ref>阪本ゆり、浅井睦代、杉原和子 ほか、[httphttps://doi.org/10.11340/skinresearch1959.42.305 神経ベーチェット病と考えられた1例] 皮膚 Vol.42 (2000) No.3 P305-309</ref>と称し、これら'''特殊型ベーチェット病'''は予後が悪いことが知られている。副症状はベーチェット病の発症から4〜5年経過して出現するのが一般的である。しかし、稀に頭痛や髄膜刺激兆候を初発症状とする急性型神経ベーチェットをきたすことがある。
 
== 治療 ==
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* [http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/108.htm 難病情報センター] - ベーチェット病
* [http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~behcet/about_see.html ベーチェット病とは] 横浜市立大学大学院 医学研究科
* 進武幹、福山つや子、「[httphttps://doi.org/10.14821/stomatopharyngology1989.5.2_37 ベーチェット病とその類似疾患の鑑別]」 口腔・咽頭科 Vol.5 (1992-1993) No.2 P37-41
 
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