|
[[1996年]]より[[大学院]]理工学研究科委員長に就任。学会では日本ファジィ学会（[[1993年]]）や[[日本信頼性学会]]（[[2003年]]）で会長を務め、[[2006年]]からは[[日本学術会議]]連携会員にも就任している{{Sfn|ブレーン講演マネジメント||loc=職歴}}。この間、向殿は安全規格制定や調査委員会に参画するとともに（''[[#社会的活動]]の節を参照''）、国際安全規格や[[リスクアセスメント]]に関する著書も多数出版する（''[[#著書]]の節を参照''）。安全関係の貢献により、[[2005年]]には[[経済産業大臣]]表彰、[[2006年]]には[[厚生労働大臣]]表彰を受けている<ref name="2008年著者紹介"/>。
[[2008年]]頃からは[[グローバルCOEプログラム]]「現象数理学の形成と発展」（後の[[文部科学省]][[共同利用・共同研究拠点]]「現象数理学研究拠点」<ref>{{Cite web|url= http://cmma.mims.meiji.ac.jp/about/ |publisher=明治大学先端数理科学インスティテュート |title=拠点概要 |accessdate=2016-05-15}}</ref>）のメンバーを務めたあり<ref>「[http://cmma.mims.meiji.ac.jp/pdf/2008-03.pdf 3. 拠点メンバー・研究概要の紹介]」明治大学「現象数理学の形成と発展」2008年度報告書、2016年5月15日閲覧。</ref><ref>「[http://cmma.mims.meiji.ac.jp/pdf/2012-02a.pdf 3. 拠点メンバー・研究概要の紹介]」明治大学「現象数理学研究拠点」2012年度報告書、2016年5月15日閲覧。</ref>。また、清掃[[ロボット]]の安全にも関与したり<ref>石川和良、青山元、関淳也、足立佳儀、石村左緒里、薩見雄一、向殿政男 「[httphttps://doi.org/10.7210/jrsj.29.773 清掃ロボットにおける安全技術とコンポーネント]」『日本ロボット学会誌』第29巻第9号、2011年、773-776頁。</ref><ref>青山元、石川和良、関淳也、足立佳儀、石村左緒里、薩見雄一、向殿政男「[httphttps://doi.org/10.7210/jrsj.29.792 清掃ロボットのエレベータ搭乗システムにおける安全対策]」『日本ロボット学会誌』第29巻第9号、2011年、792-795頁。</ref>、[[こんにゃくゼリー]]の窒息事故を受けての[[消費者庁]]の委員会に有識者として参加している<ref>{{Cite press release|url= http://www.caa.go.jp/safety/pdf/100924kouhyou_1.pdf |title=こんにゃく入りゼリー等の物性・形状等改善に関する研究会メンバーの委嘱について |date=2010-09-24 |publisher=[[消費者庁]] |accessdate=2016-05-15}} </ref>。このように、一般向けの活動も多く務めた向殿は、安全のエキスパートとして[[2009年]]から[[2014年]]まで、「[[世界一受けたい授業]]」にも出演している{{Efn|出演日は、2009年12月12日 2時限目【科学】<ref>『[http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/091212/02.html 缶が爆発! 熱湯が噴き出す! 間違った使い方で起きる家庭内事故の恐怖!]』2016年5月14日閲覧。</ref>、2010年7月31日 2時限目【科学】<ref>『[http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/100731/02.html 間違った使い方で起きる! 真夏の家庭内事故の恐怖 Part.2]』2016年5月14日閲覧。</ref>、2011年9月3日 2時限目【科学】<ref>『[http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/110903/02.html 間違った使い方で起こる家庭内事故の恐怖! 圧力鍋で調理してはイケナイ料理?]』2016年5月14日閲覧。</ref>、2012年4月21日 1時限目【科学】<ref>『[http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/120421/01.html 間違った使い方で起こる! 家庭内事故の恐怖 久々の家電のスイッチオンに気をつけろ!?]』2016年5月14日閲覧。</ref>、2013年1月19日 1時限目【社会】<ref>『[http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/130119/01.html 家庭内事故の恐怖! 最新版 冬の家電製品の間違った使い方]』2016年5月14日閲覧。</ref>、2014年8月23日 2時限目【社会】<ref>『[http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/140823/02.html 最新版! 間違った使い方で起こる家庭内事故!]』2016年5月14日閲覧。</ref>、2014年11月29日 2時限目【社会】<ref>『[http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/140823/02.html 知らずに使うと大事故に! 身の回りの使用期限!!]』2016年5月14日閲覧。</ref>である{{Sfn|日本テレビ|}}。}}{{Sfn|日本テレビ|}}。
[[2013年]]3月、向殿は明治大学を[[定年]]退職<ref name="最終講義"/><ref>{{Cite web|url= http://meiji-shikon.net/?p=1584 |title=3月23日(土)に向殿政男先生最終講義・懇談会が行われました |date=2013-03-26 |publisher=明治大学校友会 |accessdate=2016-05-15}}</ref>。同大学[[名誉教授]]に就任するとともに、[[2014年]]の時点で[[明治大学#大学関係者組織|明治大学校友会]]、経済産業省消費経済審議会製品安全部会、国土交通省社会資本整備審議会昇降機等事故調査部会、安全技術応用研究会、[[私立大学情報教育協会]]において会長を務めている{{Sfn|明治大学LA|2014}}。なお、向殿はこれまでの貢献が認められ、[[2015年]][[7月1日]]の[[国民安全の日]]に安全功労者[[内閣総理大臣]]表彰を受賞<ref name="明治大学NEWS"/>。2015年の時点でも[[日経BP社]]が提唱する「Safety2.0」に助言したり{{Sfn|吉田|2015}}、 ISO45001のJIS原案作成委員会 で委員長を務めている<ref name="中災防"/>。
=== 解説 ===
* 「[https://bizboard.nikkeibp.co.jp/kijiken/summary/20070409/NMC0631H_945833a.html 向殿 政男 明治大学教授「品質だけでなく安全にも目配りを」Part2 Special interview vol.1]」『日経ものづくり』2007年4月号
* 「[httphttps://doi.org/10.11239/jsmbe1987.3.11_8 システムへのフエールセーフ概念とファジィ理論の適用]」『BME』、第3巻第11号、1989年、8-14頁。
* 「[httphttps://doi.org/10.3169/itej1978.44.1218 ファジィ理論とその応用]」『テレビジョン学会誌』第44巻第9号、1990年、1218-1225頁。
* 「[httphttps://doi.org/10.5363/tits.5.7_85 安全にまつわる諸問題 ―安全工学専門委員会と安全工学シンポジウム―]」『学術の動向』第5巻第7号、2000年、85-87頁。
* {{Cite journal|和書|url= http://ci.nii.ac.jp/naid/110003994337 |title=安全マップ(安全曼荼羅)の提案 |journal=信頼性 |volume=24 |number=7 |year=2002 |month=10 |pages=554-559 |ref={{Sfnref|向殿|2002}} }}
* 「[httphttps://doi.org/10.5363/tits.10.8_81 安全・安心な社会構築への安全工学の貢献に向けて ―人間と工学研究連絡委員会安全工学専門委員会の活動から―]」『学術の動向』第10巻第8号、2005年、81-83頁。
* 「[httphttps://doi.org/10.5363/tits.14.9_14 （特集1 工学システムに関する安全・安心・リスク）安全の理念]」『学術の動向』第14巻第9号、2009年、14-19頁。
* {{Cite journal|和書|url= httphttps://doi.org/10.2493/jjspe.75.1041 |title=安全技術の現代的課題と社会的受容性 |journal=精密工学会誌 |volume=75 |number=9 |year=2009 |pages=1041-1044 |ref={{Sfnref|向殿|2009}} }}
* {{Cite journal|和書|url= httphttps://doi.org/10.1587/essfr.4.129 |title=（SSS研究会提案）コンピュータ安全と機能安全 |journal=電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review |volume=4 |number=2 |year=2010 |pages=129-135 |ref={{Sfnref|向殿|2010}} }}
== 脚注 ==
| 