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オクヤマ (会話 | 投稿記録)
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=== 孫の苻生 ===
苻健の子である[[苻生]]は幼い頃から無法な行いを繰り返しており、苻洪は彼を強く忌み嫌っていた。苻生は生まれた頃から隻眼であり、幼少の頃苻洪はふざけて侍者へ「片目の子は片方からしか涙を流さないと聞いているが、まことかね?」と問うと、侍者はこれに同意した。苻生はこれに怒り、佩刀を用いて自らを刺して流血させ「これもまさか涙と言うのですかな」と言い放った。苻洪はこれに大いに驚き、苻生を鞭打った。苻生は「生来、刀刺を恐れた事などありませんが、どうして鞭打ちをも我慢できましょうか」と言うと、苻洪は「汝が行動を改めなかったならば、我は汝を奴隷に落とそう」と言った。だが、苻生は「まさか石勒には及びますまい」と反論したので、苻洪は驚いて素足のままで苻生の口を塞ぎ、父である苻健へ「この子は非常に残暴であり、すぐに除くべきだ。さもなくば、必ずや家人を損なう事になる」と言った。これにより、苻健は苻生を殺そうと考えたが、末子の苻雄が「子供は成長すると自然に改めるものです。どうしてこのような事をする必要があるのです!」と諫めたので、苻健は思い止まったという。
 
== 宗室 ==