「スタビライザー (自動車部品)」の版間の差分

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荷痛みの防止や乗客の快適性の向上、操縦安定性の向上による疲労低減、バリアフリー対応等の目的から[[エアサスペンション]]が採用される大型バス・大型トラックでは、車軸懸架式ながらスタビライザーが取り付けられる事が多い。中型・小型トラッククラスでは、前軸を独立懸架式としたものでは標準で装備される車種がある一方、車軸懸架式ではオプションの用意すらないものもある。
 
[[File:A mildly modified 1992 Ford Explorer off road.jpg|right|thumb|upright=1.10|悪路走行のためにスタビライザーを敢えて取り外す改造を施した[[スポーツ・ユーティリティ・ビークル|SUV]]の例]]
[[車軸懸架]]でも高速走行時の車体の安定性確保のためにスタビライザーが装備されることがあるが、車軸懸架の利点である車軸がシャーシと独立して路面に平行に追従しようとする働きもスポイルする作用を示すほか、スタビライザーの回転半径を超えてサスペンションが伸びることも不可能となるため、オフロード走行のみに特化した車両、とりわけ[[:en:Rock crawling|ロック・クローリング]]など、極端な高低差のある悪路を[[ショックアブソーバー]]の伸び側ストロークを一杯まで使い切ることで、[[キャビン]]の水平性を出来できるだけ確保しつつ走破していくような競技では、車軸・独立懸架を問わず[[:en:Ramp travel index|アクスル・アーティキュレーション]]を最大限確保する目的でスタビライザーがえて取り外される場合もある。
 
[[モータースポーツ]]の競技車両では、ドライバーやメカニックの任意の操作でばね定数を調整できる可変式スタビライザーが装備される場合があり、近年の高度に電子化された市販車両でも、コンピュータの状況判断によりばね定数を自動制御するアクティブスタビライザーが装備されたものが登場している。