「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の版間の差分

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|言語= [[英語]]
|製作費= $150,000,000(Box Office Mojo)
|興行収入= $375,836,354 {{flagicon|World}}<br />$153,636,354{{flagicon|USA}} {{flagicon|CAN}}<br />18億1000万円<ref>{{映連興行収入|2015}} 2017年10月29日閲覧。</ref> {{flagicon|JPN}}
|前作= [[マッドマックス/サンダードーム]]
|次作= ''Mad Max: The Wasteland''
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: 前日譚コミック『Mad Max Fury Road Mad Max #1、#2』では、本作品は過去の映画 3部作と物語が繋がっているように描かれている。回想シーンでは、マックスは 3作目と2作目で破壊されたV8インターセプターを再び作り直すため、略奪、ボディガード、鉱山労働、暗殺などの仕事を引き受けながら部品集めの旅をしていた事が示されている。ある場所でインターセプターを保管し修理し続けており、V8エンジンを得るべくガス・タウンのサンダードームと呼ばれる闘技場で命をかけたバトルロイヤルでの闘いの試合に参加した。マックスは優勝し、インターセプターを復活させようとするが、バザードという名の盗賊による襲撃で重傷を負わされ、インターセプターが奪われてしまう。重傷を負ったマックスは謎の女性に助けられ、バザードに誘拐された娘のグローリーの救出を依頼される。水平二連のソードオフ・ショットガンを武器に、1人でバザードのアジトであるサンケンシティに乗り込み、グローリーを見つけインターセプターを取り戻し脱出しようとする。劇中ではこの一連の出来事がマックスの幻覚の主な原因となっている。
; フュリオサ大隊長 (''Imperator Furiosa'')
: 演 - [[シャーリーズ・セロン]] 、声 - [[本田貴子]]
[[File:FIDM Museum - Film costumes - Mad Max- Fury Road (24279782153).jpg|thumb|right|200px|フュリオサ衣装]]
: シタデルの女性大隊長。本名は'''フュリオサ・ジョ・バサ'''(''Furiosa Jo Bassa'')。短く刈り込んだ頭髪<ref group="注釈">設定には無かったがセロンが役を演じる上で頭を剃るアイデアをミラー監督に提案して採用となった。</ref>と顔に塗った黒い[[グリース]]が特徴。左腕の前腕部から先を欠損しており、金属製義手を装着している。この義手は小型モーターを内蔵しており、人間の首すらへし折ってしまうほどの出力を備えている。そのほか、皮革製固定ハーネスとコルセット、ショルダーパッドを身に着けている。動作も俊敏で銃器の扱いにも長け、特に改造型[[SKSカービン]]を使った長距離射撃を得意とする。本来は「緑の地」出身、スワドル・ドッグ一族の末裔で、少女期に「鉄馬の女たち」であった母'''マリー・ジョ・バサ'''(''Mary Jo Bassa'')と共に身柄を拐われシタデルへ連行されたが、母は3日後に落命してしまう。その後、ジョーの子産み女となるが、ジョーの怒りを買い片腕を失う<ref name="jppamphlet">日本語版映画パンフレット。</ref><ref name="making">『メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデス・ロード 』玄光社。</ref><ref>ミラー来日時のインタビューにて左腕の欠損理由は決定してなかった模様で「(緊急救命医の頃)ハイウェイの交通事故で大怪我を負った人達を多く見てきた。生き延びる為に彼女自身が腕を切り落としたに違いない」との着想を取材現場で述べている。[http://www.tbsradio.jp/utamaru/2015/06/post_897.html 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ジョージ・ミラー監督インタビュー] TBSラジオ 「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(インタビュアー高橋ヨシキ)</ref>。大隊長としてジョーから信用を得ながら裏では約20年間に渡り故郷へ帰る機会を窺っており、ガスタウンとの取引に向かうと見せかけて、ジョーが幽閉状態で囲っていたワイブスをウォー・タンクに匿い、フュリオサが幼少時代を過ごした故郷「緑の地」へ運ぼうとする。名前は「激情、情熱」、または「憤怒、激怒」を表す。<!--[furiosa」はラテン語で「怒り狂った女」。fが大文字の場合は「復讐の女神」でタイトルの「Fury Rord」にもかかっているはず--><!--女性名詞、”jo bassa"(水源)-->。
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:: 演 - [[ロージー・ハンティントン=ホワイトリー]]、声 - [[たかはし智秋]]
:: 5人のリーダー格で、イモータン・ジョーお気に入りの受胎母体である。ジョーの子を宿し、臨月の身体で逃亡する。名前は「見目麗しき」。
:; トースト (''toast the knowing'')
:: 演 - [[ゾーイ・クラヴィッツ]] 、声 - [[田村睦心]]
:: 褐色肌で髪はショートカット、名前は「失意」。5人の中では一番戦う覚悟を持っている。
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:: 演 - [[アビー・リー・カーショウ]]、声 - [[大津愛理]]
:: 細身の身体で銀の長髪。彼女もジョーの子を受胎しており葛藤がある。若干、[[コミックリリーフ]]的な一面がある。名前は「不器用、少し外れている人」を指す「Taggy」から採られている。
:; フラジール (''Cheedo The Fragile'')
:: 演 - [[コートニー・イートン]]、声 - [[潘めぐみ]]
:: 名前は「華奢、儚き」。5人の中では一番若く、砦の中での生活しか知らないことも有り、過酷な道中に挫けてジョーの元に戻ろうともする。
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: イモータン・ジョーの息子。骨脆性疾患骨形成不全症と思しき障害を抱えるベビーカーに鎮座した寝たきりの小人の男。兄弟にあたる愚鈍で低知能のリクタスと対照的に特別な知性を持ち、父であるジョーに助言を与える。リクタスと同じように呼吸困難なため、鼻に付けたチューブを通して呼吸。
: 前日譚コミック『Mad Max Fury Road Mad Max #2』におけるヒストリーマンの話しの終わりでは、まだ彼は生きており、シタデルにやって来る人達の全てに水を無造作に与え続けると、侮った一部の者が砦を占領する恐れがあるという理由から、シタデルの指導者の女性に水をコントロールするように忠告している。これに対しヒストリーマンは子供たちに過去の間違いを繰り返そうとしていると警告している。
; スリット (''Slit'')
: 演 - [[ジョシュ・ヘルマン]]、声 - [[奈良徹]]
: イモータン・ジョーの武装集団ウォー・ボーイズでランサー(槍手)を受け持つ。衰弱甚だしい車両運転役のニュークスに代わり追撃チームに加わろうとするもマックスの供血により心身共に奮起したニュークスの気迫に気圧されて従来のランサーとしてニュークス・カー後部に搭乗。追撃最中、マックスの反撃によって追走から排除された後、シルバー・ボディの塗装を施し、オフロード仕様に改造したマックスのインターセプターに乗りウォー・リグの再追撃班として参加。右腹部と両口端の頬の裂傷にステープラーの縫合痕。名前は”切り口、裂け目”。
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: 演 - ジョン・イルズ<ref group="注釈">現・俳優業、軍事コンサルタント、警備、殺陣指導。元・オーストラリア海軍兵、元・SAS兵、他キャリア。</ref>
: ウォー・ボーイズのチャント係で、ウォー・リグ”精鋭”<!--ACE-->護送チームの伝令を担当する。右首筋部分に無数の瘤があり、黒色ゴーグル着用し、M79 Grenade Launcherで武装している。
; ドーフ・ウォーリアー (''The Doof Warrior'')
: 演 - {{仮リンク|iOTA (エンタテイナー)|label=iOTA|en|Iota (entertainer)}}
: 行軍中に[[火炎放射器]]付きのエレキギターとサウスポー・エレキベースのダブルネック・メタル・ボディでディストーションを響かせたパワー・コード・リフ奏法を行う。潜在眼球症候群と思しき障害を持ち、乱杭歯で両瞼が無く眼窩部分は皮膚となっている。マスクで顔を覆い、黒色のスニーカーと赤色のツナギ服を着用している。マッシブスピーカー搭載の[[#ザ・ピースメーカー|ドーフ・ワゴン]]と呼ばれるトラック上に据えられた舞台から伸縮ロープに吊るされた状態で火炎放射器ギターを操る。
: 本編外のバック・ストーリーによると、音楽家の母親の下で、盲目ながら音楽の才能を持つ天才児として幸せな環境で幼少期を送っていたが、何者かに襲撃され、母親は斬首されてしまい、膝に落ちてきた母親の頭にしがみ付いて泣いていたところをジョーに発見されて養子として保護されることになった。そして、実母の頭部の皮を剥いて作ったマスクを被り、'''コーマ _ ドーフ・ウォーリアー'''(Coma-Doof Warrior)という名の闘いの奏者として育てられる。
; ミス・ギディ(ばあや) (''Miss Giddy'')
: 演 - [[ジェニファー・ヘイガン]]、声 - [[沢田敏子]]
: 顔や体に自ら旧文明の知識を入墨で刻んでいるヒストリーメンの老女。<!--「Miss」は女教師や女名人をあらわす「mistress」の短縮形の場合もあり-->イモータン・ジョーの支配下にあり、砦の一画のバイオドームに監禁されていたワイブスに世界崩壊前の昔話を聞かせたり、身の周りの世話をしていた。ワイブス逃亡の手引に加担した上に銃口を向けた事によりジョーの怒りを買い一時危篤に陥るも、当日の夜には回復し、スプレンディドの死産に立ち会う。
: なお、2015年のゲーム版ではホープという名の娘が登場しており、ミス・ギディの夫はジョーのバイカーギャングに殺されたと示されている。
; オーガニック・メカニック (''The Organic Mechanic'')
: 演 - {{仮リンク|アンガス・サンプソン|en|Angus Sampson}}、声 - [[飯島肇]]
: シタデルの”生体整備士”。人間を動物や物品扱いしており、言動が狂気染みている。拡大鏡、電気彫り器、上半身の弾帯に医療器具、外科処置用肉切り包丁を持ち物としている。設定では、背中に医学情報の入墨を入れている。
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: 演 - クリス・パッテン
: ウォー・ボーイズの1人。ウォー・リグが牽引する燃料ポッド上の捕鯨銃を受け持つ。戦闘中に負傷し、儀式を済ませた後、両手に撃雷槍を構え盗賊団バザードが乗るバギーカーに跳躍特攻し、自爆する。
; 最高司令官  (''The Prime Imperator'')
: 演 - [[リチャード・ノートン]]
: ジョー側近で、追跡の際にはギガホース後部席に搭乗し、フュリオサの行く手を阻み、戦うことになる。
:: 側近インペリトル、RipSaw搭乗司令官、他。演 -VINCE ROXGURGH,JOHN WALTON,GREG VAN BORSSUM.
; ミルキング・マザー  (''Milking Mother'')
: 演 - エリザベス・クーニコ、その他
: 計6名からなる豊満な女性達。シタデル主要取引物資である搾乳器によるマザーズ・ミルクを提供。
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; イワオニ族 (''The Rock Riders'')
: 渓谷を根城とし、小火器と導火線付き手投げナパーム弾で武装している約10数名から成る暴走モトクロスチーム。テリトリーの通行に際して交渉決裂し、マックスとフュリオサたちを襲う。
:; リフトの番人 (''The Rock Rider Chief'')
: 演 - スティーブン・ダンリービー 、声 - [[野川雅史]]
:: 「ロック・ライダー(The Rock Rider、イワオニ族)」のチーフで、外部勢力との取引の主任である。Kommando LDP短機関銃を所持している。
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; クロウズ (''The Crows'')
: 奇妙な竹馬に乗った集団で”カラス”とも呼ばれる。フュリオサの故郷「緑の地」に入植していた。「緑の地」の土地が汚染され、「鉄馬の女たち」が出て行った後、入植した。汚染されて有毒化している土と水溜りを避けるために特殊な竹馬に乗って歩行する。
; 惨めな人達 (''The Wretched'')
: 良い生活と水を求めて「シタデル」に旅をしてやって来た人々。「シタデル」の水源や食料など全てをジョーに掌握され、隷奴下に置かれる。前日譚コミック『Mad Max Fury Road Nux and Immortan Joe』では、シタデルに辿り着いた人達は、周辺にテントを張って、飢えと病気で苦しみながら生活していた。また『Mad Max Fury Road Mad Max #1』でのヒストリーマンによると、ジョーの死後、「シタデル」の住民達は彼らに平等に水を提供し、彼らが住んでいた砦の下部に小さな町を造っている。
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=== その他 ===
; グローリー・ザ・チャイルド (''Glory the Child'')
: 演 - ココ・ジャック・ギリース、声 -
: 黒髪碧眼の幼い少女。マックスを案じて、居場所を問う声や、憤怒の表情で警告したり非難する亡霊の姿でマックスの幻覚・幻聴に現れる。
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:; <span id="ウォー・ボーイ"></span>ウォー・ボーイズ (''WAR BOYS'')
:: イモータン・ジョーの私設軍隊で、ジョーの養子たちで構成され、シタデルに住処している。子供たちは「ウォー・パプス(War Pups)」と呼ばれる戦士見習いである。身体を環境汚染に蝕まれており、寿命も通常の半分ほどしかない。頭髪が無く、全身白塗りで成人のほとんどが逞しい身体を持ち、各人スカリフィケーションで、車の部品の紋様を施している。ジョーを神格化し、スカルとV8を奉り、両手の指を交差させ、V8エンジンを模した合掌を掲げ「V-Eight」を唱和する。イモータン・ジョーが唱える教義により、名誉の戦死を遂げることで魂が'''英雄の館'''(Walhalla)に招かれて転生することができると信じさせられているため、死を厭わない好戦的な集団となっており、死を賭す時には、口元に銀色のスプレーを噴き付けるという儀式を行う。主な武器は激雷を先端に取り付けた槍の「サンダースティック(Thunderstick)」他、弩弓などを携え武装する。実態は戦争用の捨て駒であり消耗品<!--Battle fodder-->であるが、延命のための輸血用の人間を調達するなど、戦力として保持するための対策は行われている。教義を盲信し、戦闘や車両整備の腕に長けているが、他の知識や語彙に乏しい。
::  ウォー・ボーイズの上に、ジョーの側近や各部署の任務に付く大隊長''Imperator''や司令官がおり、白塗りにせず地肌のままである。
:; ドーフ・ウォリアー (''Doof Warrior'')
:: [[軍楽隊]]および[[陣太鼓]]のような役目を担う。ジョー出陣時に[[太鼓|ドラム]]と[[スピーカー|マッシブ・スピーカー]]を搭載した車両「ドーフ・ワゴン」で出動し、ジョー搭乗車両の後部に位置し演奏しながら行軍する。
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; プラウボーイ (''THE PLOUGHBOY'')
: [[ホールデン・EHワゴン]]を使った改造車両。
;  バルク
; ダッジ (''DODGE'')
; バギー #9 (''BUGGY #9'')