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'''師守記'''(もろもりき)は、日本の[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]の日記。筆者は[[北朝 (日本)|北朝]]方の[[公家
==概要==
記述は[[暦応]]2年([[1339年]])から[[応安]]7年([[1374年]])にまで及んでいるが、所々に欠落があり、[[貞和]]5年([[1349年]])以降は顕著となる。また筆者の師守は応安3年([[1370年]])前後に没したと言われており、文脈や筆跡もその前後で相違が見られるので、応安以降の記述は別人の手によるものである可能性がある。
[[中原氏]]は代々[[外記]]を世襲した家柄で、筆者の師守も
師守は外記に就任する前は大炊頭にあり、役職の関係から[[供御田|大炊寮領]]を統治しており、大炊寮を中心に、公領の経営やそこで起こった出来事に関する記述も多々ある。
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南北朝の戦争、公武間の軍事、また巷間での出来事に関する記述まで豊富な情報が収められているので、『[[園太暦]]』と並び、南北朝時代の一級史料として、貴重な扱いを受けている。『[[太平記]]』の研究においても、『[[園太暦]]』と並び貴重、有用な史料として重用される<ref>安井『太平記要覧』209頁</ref>。
2004年(平成16年)6月8日付で国の[[重要文化財]]に指定された。また、直筆本と写本のデジタル画像は国立国会図書館の公式ホームページでインターネット公開されている<ref>[https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000007325580-00 国立国会図書館オンライン]</ref>。
== 脚注 ==
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