「食道癌」の版間の差分

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食道癌全体での[[5年生存率]]は、1970年には4%であったが現在では14%ほどに改善している。アメリカでの成績であるが、手術を行った場合の5年生存率は、0期で95%以上、I期で50-80%、IIA期で30-40%、IIB期で10-30%、III期で10-15%である。IV期は「[[転移 (医学)|転移]]あり」を意味するが、生存期間中央値が1年以下である。TNM分類以外で予後を予測する因子として、以下が統計的に証明された[[予後不良]]因子である: BMIの10%以上の減少、嚥下困難、大きな腫瘍、高齢、lymphatic micrometastases。
 
食道亜全摘胃管再建を予定していた食道癌患者について、漢方薬の「[[大建中湯]](15 g/日投与)」投与群と非投与群で比較したところ、術後21日目における体重減少は大建中湯群が3.6%で、対照群の7.0%に比べて有意に抑制された。 栄養状態の指標となる[[アルブミン|アルブミン値]]には統計学的有意差は示されなかったが、術後のCRP値の推移は、術後3日目で、大建中湯群が4.9 mg/dLで対照群の6.9 mg/dLに比べて低い傾向が示された。<ref>{{Cite journal|author=西野豪志|year=2018|date=2018-09-20|title=食道切除後の栄養および消化管機能回復への大建中湯の可能性|journal=漢方医学|volume=Vol.42 No.3|issue=341|page=|pages=108-111}}</ref>
 
== 脚注 ==