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大型の軍艦([[戦艦]]等)の場合は複数の艦橋をもつことがあり、特に[[旗艦]]設備を持つ艦には艦長が指揮する操艦用の艦橋と[[将官|提督]]が指揮する艦隊用の艦橋を別途設けたものもある。例えば[[大和型戦艦]]では艦橋を複数持つほか、[[電話]]等指揮通信も発達し、操舵など重要な施設は檣楼下部の司令塔に移した。[[第二次世界大戦]]までの戦艦は、長距離砲撃時の測距・弾着観測などを指揮するため、可能な限り遠方を視認できるよう艦橋構造物の高層化が進んだ。
 
[[第二次世界大戦]]後の軍艦では、戦闘の指揮は指揮の一極集中を避けるため、また情報が集中し防御も容易な艦の中央部の[[戦闘指揮所|戦闘指揮所(CIC)]]に移り、艦橋の役目は航海、操艦、目視監視(双眼鏡なども用いる)などに限られている。
 
[[航空母艦]]は操艦用の艦橋と航空機の発着艦指揮用の艦橋([[管制塔]])を持つ。空母の艦橋を収めた建物を[[アイランド]]というが、現在建造中の[[イギリス]]の[[クイーン・エリザベス級航空母艦]]には、それぞれの艦橋を別個に収めた2個のアイランドが作られることになっている。[[フランス]]でも[[フランス次期空母]]において同様のアイデアが採用される予定だったが、計画は中止された。