「円周率」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
65行目:
 
=== コンピュータによる計算の時代 ===
[[20世紀]]以降、[[コンピュータ]]の発達により、計算された円周率の桁数は飛躍的に増大した。[[1949年]]に、[[ジョン・フォン・ノイマン]]はコンピュータ [[ENIAC]] を使い72時間かけて、円周率を2037桁まで計算した<ref>"An {ENIAC} Determination of pi and e to more than 2000 Decimal Places", Mathematical Tables and Other Aids to Computation, 4 (29), pp.&nbsp; 11–15. (January, 1950)</ref>。その後の数十年間、さまざまな[[計算機科学]]者によって計算は進められ、[[1973年]]には100万桁を超えた。この進歩は、[[スーパーコンピュータ]]の開発だけによるものではなく、効率のよい[[アルゴリズム]]が考案されたためである。そのうちの最も重要な発見の一つとして、[[1960年代]]の[[高速フーリエ変換]]がある。これにより、多倍長の演算が高速に実行できるようになった。
 
[[2016年]]の時点では、円周率は小数点以下22[[兆]]4591[[億]]5771[[万]]8361桁まで計算されている<ref>{{Cite news