「ガリレオシリーズ」の版間の差分

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:物理学においては天才的な頭脳を持つほか、かなりの雑学的知識を有する。また、洞察力にもたけ、女性の職業を当てたことがある。その能力を駆使して草薙が持ち込む難事件を少ない情報で論理的に解決していくため、捜査一課からは「ガリレオ(先生)」とあがめられるほど。しかし、本人はその呼び名を嫌がっている。その素顔はベールに包まれていて、生活観を窺うことができない。夜遅くまで研究を続け、夕食も大学内で済ませているようである(ただし、時々自炊することもある)。かつて大学院2年の秋に、「磁界歯車(磁力を引き上げる実験)」を考案し、某アメリカ企業が買いに来たことがある。しかし、ごく限られた状況下でしか効果がないことがバレ、どこも相手にしなくなってしまった。この歯車は元々行っていた[[磁気単極子|モノポール]]の証明が失敗したことで、別の角度から研究を行った結果生み出されたものである。純粋な科学者ほど失敗を受け入れず、実験の積み重ねを無駄にしたくないとムキになるが湯川は早々にモノポールの探索に見切りをつけ、「磁界歯車」に取り組んだと『[[ガリレオの苦悩]]』所収の「操縦る」で恩師の友永幸正が語っている。
:富樫慎二殺害事件(『容疑者Xの献身』参照)での警察の対応で確執を起こして以後、捜査に一切協力しないことを決め、草薙とも疎遠になっていた。しかし内海薫から協力を依頼(『ガリレオの苦悩』)されたのをきっかけに現在は科学者として興味をそそる事件限定で再び協力している。
:性格は偏屈で、事件への興味を惹こうとする草薙の話の揚げ足をよくとる。更には極度の子供嫌いで当初は会話すらしようとせず、草薙に代弁させている(子供は理屈が通じないため)。また、ほかの人物が興奮したり騒いだりしても常に自分のペースを変えない冷静さを持ち、滅多に感情的になることはない。が、決して冷たい人間というわけではなく、犯人の事情を知ると「情」に駆られて見逃そうとしたりすることもある。そういった考えもあり、自分がどういう推理をしているのかということを一切話さず、必要になった時にしか語らない。草薙・内海は主に彼の推理を裏付ける証拠集めを担当する。
:趣味は[[バドミントン]]。バドミントン部に属していたころから腕前は高く、現在でも大会で優勝することがある。そのため体格はいいが、当人は学生時代よりは衰えたと述べている。好きなものは[[インスタントコーヒー]]でその歴史を諳んじるほどである。草薙が訪れた際には、あまり綺麗に洗っていないマグカップに薄いインスタントコーヒーを入れてもてなす。一方で他人が淹れるコーヒーにはうるさい。
:苦手なものは子供。理由は「論理的でない相手と付き合うのは疲れる」ため。話し掛けるだけで蕁麻疹ができるほどのアレルギーを持っている。そのため子供と話すのは専ら草薙任せで、疑問を感じると草薙を通して質問をしていた。『[[真夏の方程式]]』では彼をもってして「偏屈」と言わしめる少年との交流がある。女性は論理的な人物もいるため苦手ではないが、付き合っている相手はいない。また結婚に関しても消極的。