「Wikipedia:コメント依頼/児童向け漫画雑誌の記事の信頼性について」の版間の差分

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Toroia (会話 | 投稿記録)
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::①、児童雑誌の妖怪記事が、その記事が紹介する妖怪を説明するためにふさわしいか、という問題。
::②、昭和40年代の児童雑誌文化における妖怪の創造性という問題。
::①については、ふさわしくないでしょう。現代の民俗学や歴史学をはじめとする人文社会科学的な妖怪研究において、②で挙げた問題を論じるとき以外で、ある妖怪を説明するために児童雑誌の妖怪記事が用いられることは、ほぼありません。この事実は、消極的にですが、児童雑誌の妖怪記事を文献として利用することの学術的な不適切さ(追記:少なくとも、文献の信頼性が確立されていないこと)を示していると思います。これはほかの分野でも同じで、歴史や地理や自然科学などで、昭和40年代の児童雑誌記事を信頼できる文献として利用するのは、ちょっと考えられません(②と並行する主題を除く)。妖怪研究の専門家が引用しないジャンルの文献をあえて使おうとするならば、そのジャンルが学術的な信頼に足るものだということを証明する必要があるでしょうし、今回の場合、それはかなり難しいと思います。
::②についても、(すでに記事があるものは仕方ありませんが)戦後における妖怪の創造性という主題に関して、児童雑誌の記事は一次資料であり、それを直接引用することが適切であるとは言えません。引用するならば、まずは児童雑誌の記事を論じている二次資料を利用してからでも遅くはありません。
::--[[利用者:Toroia|toroia]]([[利用者‐会話:Toroia|会話]]) 2019年1月24日 (木) 19:11 (UTC)