「戦術航空士」の版間の差分

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[[画像:US Navy 070329-N-0260R-002 U.S. Navy Patrol Plane Tactical Coordinator and Mission Commander, Lt. Colleen Stephens of Patrol and Reconnaissance Squadron (VP) 4, monitors maritime contact data while on a flight over the coast of.jpg|thumb|180px|P-3Cに搭乗する戦術航空士(アメリカ海軍)]]
 
'''戦術航空士'''(せんじゅつこうくし、{{lang-en-short|tactical coordinator}}、{{lang|en|TACCO}}、TACO、タコ、タコー)は、[[哨戒機]]などに搭乗し哨戒パターンの設定や[[ソノブイ]]の敷設プランを設定するなど、戦術的な判断を下す[[航空士]]機搭乗員。'''戦術調整士'''と訳されることもある。
 
通常航空機運航上大型機で[[機長]]となである指揮操縦士(PIC:Pilot in command)よりも戦術航空士のほうが先任である場合、戦術面で命令優先権があを有するため任務機長(Mission Commander)として作戦関し指揮を統括する。哨戒機に搭乗するためパトロールプレーン・コマンダー(PPC:Patrol Plane Commander)とも呼ばれる。
 
==海上自衛隊==
固定翼[[哨戒機]]([[P-3C]]、[[P-1]])に搭乗する。回転翼哨戒機には乗務。P-3Cでは1名乗務するが、P-1では作戦の高度化に応じ、TACCO1・TACCO2の2名が乗務する。
 
海上自衛隊の各航空基地には{{lang|en|ASWOC}}(アズオック、{{lang|en|anti-submarine warfare operation center}}、航空対潜水艦戦作戦センター)があり、[[SUPERBIRD|衛星通信システム]]を介して命令の受領と戦術の実施状況を報告し、実質的な戦術の調整、選択によって効率的な哨戒任務を遂行することが使命である。また脱出時に降下の指示を下すなど、緊急時でも機長として扱われる<ref name=203ats>[http://www.mod.go.jp/msdf/simohusa/203ats/203ats.html 下総航空基地 第203教育航空隊]</ref>。
 
主に[[航空学生]]から選抜されるが、[[防衛大学校]]や一般大学の卒業生からなる一般幹部候補生出身者もいる。当然、戦術航空士は全員が幹部である。
 
操縦士と同様に初等操縦訓練をパスし、単独飛行も経験した後に適性により操縦士候補生と別れ、[[対潜戦]]を学ぶ専門課程へと進む。戦術航空士の養成課程を修業すると操縦士と同じ形状だが色でなく銀色のウィングマークが授与される。
 
[[救難機]]ではベテラン操縦士から選出された[[救難航空士]]が任務機長として救難プランを設定する。