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{{main|アイルランドの経済|ケルトの虎|PIIGS}}
[[ファイル:Citadis dublin.jpg|thumb|left|ダブリンを走る[[ルアス|ルーアス]]]]
アイルランド経済は他のヨーロッパ諸国と比べ小規模であり国際貿易に大きく依存している。かつては西欧でも長きにわたり[[ポルトガル]]などと並び最貧国のひとつに数えられたが、1990年代に入ってから[[欧州連合|EU]]の統合とアメリカを中心とした外資からの投資などにより急成長を遂げた。1995年から2000年の[[経済成長率]]は10%前後であり、世界において最も経済成長を遂げた国のひとつとなった。以前に経済の中心をなしていた農業は産業の[[工業化]]により重要度が低下した。現在では工業は[[国内総生産|GDP]]の46%、輸出額の80%、雇用の29%を担っている。近年のアイルランド経済の力強い成長は[[外資]]企業・[[多国籍企業]]や輸出が寄与するところが大きいが、国内における個人消費および建設、[[設備投資]]による影響も見逃せない。好調な経済に伴いここ数年の[[インフレーション|インフレ]]率は4%から5%で推移していたが、2005年度には2.3%に低下した。アイルランド国民の関心を集めている住居価格は2005年2月で251,281[[ユーロ]]だった。[[失業率]]は低水準を維持しており収入も順調に増加している。世界の主要都市における調査によると、アイルランドの首都[[ダブリン]]は22番目に物価の高い都市であり、2003年度の調査から2位上昇している。アイルランドはEUの中で[[ルクセンブルク]]に次いで1あたりGDPが大きい国であり、これは世界においても4位に位置している。
 
ただ、OECDの調査によると他の欧州諸国と比べても貧困率が高い傾向があり、今後の経済成長に期待すべきである。2007年度より、経済の急激な落ち込みが始まり、特に不動産価格の急激な下落が記録されている。同年より起きた世界的なサブプライム問題によって多くの銀行・証券会社などが巨額な損失を発表しており、また2008年には経済が2.5%程度縮小(見込み)、失業率が前年の5%から10.4%に上昇するなどユーロ圏でも特に深刻な不況に陥っている<ref>[http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/766 アイルランド経済:宴は完全に終わった 英エコノミスト誌 (The Economist) 2009年3月21日号 - JBpress2009年3月25日] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20090325185210/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/766 |date=2009年3月25日 }}2009年5月21日閲覧。英語版のオリジナル記事は[http://www.economist.com/world/europe/displaystory.cfm?story_id=13331143 Ireland's economy The party is definitely over | Mar 19th 2009 | DUBLIN From The Economist print edition - Economist.com]2009年5月21日閲覧。 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20090324095648/http://www.economist.com/world/europe/displaystory.cfm?story_id=13331143 |date=2009年3月24日 }}</ref>。