「命令形」の版間の差分

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蓮調 (会話 | 投稿記録)
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命令形で問題になるのは、一段活用・二段活用・カ変・サ変の「よ(ろ)」であり、これを助詞に分類して除外すれば、これらは未然形と同じ語形である。解決には以下のように起源をみる方法がある。
 
== 通時的にみた命令形の起源由来==
四段、ラ変及びナ変型は、命令形[[接辞]]「よ」が無いと判別し得ない二段型等と違いエ段だけでも命令の意味が通る。これは、もともと(終止形が生じる以前)文末にあって、古い「言い切り」の形と思われる連用形(この用法は、「歩き、走った。」の「歩き」が連用形というように、文中で区切る『中止法』として残存している。また、「あり」は終止形が連用形と同形だが、これは「あり」の古い言い切りの形が、「あり」が古くより慣用的に多用されてきたために残存したものである。)の末尾/i/に命令形接辞/jo(乙)/がついた結果、連用形末尾/i/が調音の類似により半母音の/j/と統合され、/io(乙)/となって(オ段乙類音は中舌的なオの音(=[[中舌中央母音]]のような音)である可能性が高い)、母音結合によって/je/(エ段甲類音)を形成したことに由来すると考えられている。