「日刊ゲンダイ」の版間の差分

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大手[[マスメディア]]を含む権力層に対する批判に定評がある<ref name=kawai>川井良介『新聞学 新版』1988年 p241</ref><ref>[https://www.sankei.com/politics/news/160204/plt1602040037-n1.html 安倍首相に名指しされた日刊ゲンダイがコメント「権力にこびることなく自由に報道している」] - [[産経ニュース]] 2016年2月4日掲載。</ref>。栗林利彰によれば、『日刊ゲンダイ』は公人や権力者について'''「疑わしきは、書く」'''という姿勢をとっており、これにより読者の共感を呼ぶような鋭い追及が可能になり、大新聞にない強みが生まれているという{{sfn|栗林利彰|1978|pp=110-114}}。
 
政治的には、[[自由民主党 (日本)|自民党]]が国会内で与党か野党かに関係なく[[反自民]]一辺倒となるのが基本。[[小泉純一郎]]総理総裁の時は[[聖域なき構造改革|構造改革]]などの基本政策を称賛することもあったが、結局は批判する側に回っている。一方で、[[日本共産党]]や[[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党]]など旧来から革新と言われてきた勢力に好意一手という訳でもなく、[[非自民]]勢力の結集による[[政権交代]]実現という、[[自由党 (日本 2016-)|自由党]]共同代表[[小沢一郎]]の考えに共鳴する論調がしばしば見られる。[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]][[民社国連立政権|政権]]時代には社民党の連立入りに反対する論調を出した。民主党の後身の[[国民民主党 (日本 2018-)|国民民主党]]や[[立憲民主党 (日本)|立憲民主党]]も折に触れて批判の対象り得っている。{{see also|小沢一郎#他党、支持母体との関係}}
 
[[2000年代]]に『週刊現代』が一時右傾化したが、ゲンダイは反自民の論調を堅持。[[2010年代]]にも同様に週刊現代が編集長の思想的立場によって右傾化したが、ゲンダイは反自民の立場を守っている。{{main|週刊現代#加藤晴之編集長時代}}
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ライバル関係にある『夕刊フジ』とは、論調でも[[保守]]対[[革新]]の関係にある<ref name=shikake/>。ただし、ゲンダイが[[リベラル]]寄りだからと言っても日本共産党や社会民主党など旧来から革新と言われてきた勢力に対して手を緩めることはしておらず、かつては共産党の[[機関紙]]『[[しんぶん赤旗]]』に対して批判を浴びせて激しい論戦になった例がある<ref>[https://www.j-cast.com/2010/02/09059835.html?p=all 赤旗vs日刊ゲンダイ 小沢疑惑報道で「場外乱闘」] - J-CASTニュース 2010年2月9日掲載。</ref>。
 
マスコミ大手では他に、夕刊フジの母体で同じく保守寄りの論調を取る[[産経新聞]]はもちろんのこと、紙面の印刷を長年請け負っているきた日刊スポーツグループの大親会社である[[朝日新聞社]]や、大阪本社が自社所有の建物に入居している読売新聞グループに対しても容赦ない批判を浴びせる。
 
また、反社会的行為などで[[逮捕]]された著名人(芸能関係者やアスリートなど)に対しては極めて攻撃的な態度を見せるほか、犯罪に関わっていない著名人に対してマイナスのイメージを植え付けさせる[[噂|ゴシップ]]記事を大きく報じる傾向がある。{{see also|私刑#その他のケースとしてのメディア・リンチ|厳罰化#メディアの影響|噂#流言・デマの主な例}}
[[インターネット]]に対しては他マスコミと同様に批判的論調で、特に掲示板サイトの「[[2ちゃんねる|5ちゃんねる]]」(旧・2ちゃんねる)に対しては、「ネットの陰、負の部分を引きずってきた存在」と執拗に批判している<ref>[http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=31421 放置していいのか!? 無軌道化する2ちゃんねる]</ref>。
 
[[インターネット]]に対しては他マスコミと同様に批判的論調で、特に掲示板サイトの「[[2ちゃんねる|5ちゃんねる]]」(旧・2ちゃんねる)に対しては、「ネットの陰、負の部分を引きずってきた存在」と執拗に批判している<ref>[http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=31421 放置していいのか!? 無軌道化する2ちゃんねる]</ref>。{{see also|私刑#インターネットにおける私刑|2ちゃんねる#メディア}}
 
==== 籾井勝人NHK会長をめぐる報道 ====
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=== 芸能 ===
朝刊スポーツ紙の芸能面によく見られる、「事務所側の売り込みによる[[発表報道]]」に批判的である。{{see also|サンケイスポーツ#紙面|日刊スポーツ#特徴}}
{{要出典範囲|date=2016年5月|芸能に関して、[[視聴率]]の話題に着目した記事を多く掲載する}}。{{要出典範囲|date=2016年5月|視聴率が芳しくない番組は出演しているタレントや俳優の責任というスタンスである}}。{{要出典範囲|date=2016年5月|一方で記者が批判してきた番組(タレント)が高視聴率を獲得すると批判の矛先は視聴者に向けられることになり、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]で放送された[[東京マラソン2008]]中継の視聴率が20.6%となった時には、「(番組視聴者は)ヒマな人が多い」という論調になった}}。
 
{{要出典範囲|date=2016年5月|[[民間放送|地上波テレビ]]では[[視聴率]]の話題に着目した記事を多く掲載する}}。{{要出典範囲|date=2016年5月|視聴率が芳しくない番組は出演しているタレントや俳優の責任というスタンスである}}。{{要出典範囲|date=2016年5月|一方で記者が批判してきた番組(タレント)が高視聴率を獲得すると批判の矛先は視聴者に向けられることになり、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]で放送された[[東京マラソン2008]]中継の視聴率が20.6%となった時には、「(番組視聴者は)ヒマな人が多い」という論調になった。一方、「視聴率至上主義は改めるべき」という主張も繰り返しており、視聴率がふるわないながらも質の高い番組を紹介する「視聴率がなんだ」という記事を連載したこともある}}。{{see also|視聴率#番組内容への影響|視聴質}}
 
{{要出典範囲|date=2016年5月|政治記事が学者や評論家などのコメントを実名入りで引用しながら構成されている反面、芸能記事では根拠のない事柄を「事情通」、「芸能関係者」といった存在が証明されない人物からコメントを取ったとする記事が多い}}。この事は後述の「[[#批判]]」節に詳述。
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しかし2018年2月には、「[[TWICE (韓国の音楽グループ)|TWICE]]や[[防弾少年団]]達による第3次韓流ブーム到来」の記事を取り上げ、日本のアイドル、特に[[ジャニーズ事務所]]所属のタレントよりはダンス・ルックス・歌唱力の全てにおいて歴然とした差がある、と評価している。
 
なお、犯罪で逮捕された日本の著名人が後から在日韓国・朝鮮人であることが分かったなどとして激しく攻撃した例もある。
 
== 批判 ==