「ヴァイマル共和政」の版間の差分

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現在のドイツの事実上の憲法である[[ドイツ連邦共和国基本法]]('''ボン基本法''')は、[[ヴァイマル憲法]]の反省の上に立ち、民主主義を否定する団体の禁止や不信任決議にルールを決めて可決を難しくさせ、不信任は建設的でなければならないなどとする「[[戦う民主主義]]」をうたっている。
 
=== ドイツ国民の権威主義的志向 ===
[[ナショナリズム]]の研究家{{仮リンク|ハンス・コーン|en|Hans Kohn}}は、「ほとんどのドイツ国民、特に右派の論客はワイマール共和国を臨時の国家であるとみなし、実際にそれを国家と称することを拒否していた。彼らにとって国家という言葉は『誇り』であり、『権力』であり、『権威』を意味するからである。」とドイツ国民がヴァイマル体制を正当な体制でないと考えていたと指摘し、「ドイツ人は共和政体を単なる組織、しかも西欧の腐敗した組織にすぎないと軽侮していた。デモクラシーはドイツ精神に適応しない西欧からの輸入品であった」とドイツ国民が民主主義を嫌悪していたとしている{{sfn|多田眞鋤|2003|pp=83}}。[[エルンスト・ユンガー]]や[[オスヴァルト・シュペングラー]]らも同様に考えており、{{仮リンク|アルトゥール・メラー・ファン・デン・ブルック|en|Arthur Moeller van den Bruck}}は、[[神聖ローマ帝国]]、[[ドイツ帝国]]を継承する新たな「第三の[[ライヒ]]([[第三帝国]])」を構築するべきであると唱えた。