「子音階梯交替」の版間の差分

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'''子音階梯交替'''(しいんかいいこうたい、Consonant gradation)とは、子音変化の一つであり、子音がその階梯によって別の子音になる現象。[[ウラル語族]]([[フィン語]]、[[エストニア語]]、[[北サーミ語]]、[[ガナサン語]]など)で典型的にみられる。[[フィン諸語]]に属す[[ヴォート語]]は広範にわたる階梯パタンが存在することが知られている。これらの言語における子音階梯交替は、[[ウラル祖語]]の様々な再構のため推定されるかもしれないが、もはや純粋な音韻論ではない。原音素用語では、この変化は「[[子音弱化]]」の一種であり、質的な交替(例: {{IPA|/k/}} vs. {{IPA|/v/}})であると同時に、量的な交替(例: {{IPA|/kː/}} vs. {{IPA|/k/}}) である。
 
どのタイプの子音あるいは子音群が言語間で階梯交替を受けるかは、言語によって異なる。例えば北サーミ語は3つの異なる階梯(3つ量の子音長)が存在し、それはその共鳴音({{IPA|/l m n r/}})に質的階梯交替をもたらす。一方で、ほとんどのフィン諸語は、2つの階梯を有し、「停止」して階梯交替する。