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{{基礎情報 会社
|社名=현대자동차 주식회사<br />現代自動車
|英文社名=Hyundai Motor Company
|ロゴ=Hyundai Motor Company logo.svg
|種類=[[株式会社]]
|市場情報={{kse|005380}}<br />{{lse|HYUD}}
|略称=現代、ヒュンダイ
|国籍={{KOR}}
|郵便番号=06797
|本社所在地=[[ソウル特別市]][[瑞草区]][[獻陵路]]12
|設立=[[1967年]][[12月29日]]
|業種=輸送用機器
|統一金融機関コード=
|SWIFTコード=
|事業内容=自動車
|代表者=[[鄭夢九]] [[会長]]・[[最高経営責任者|CEO]]
|資本金=40,327,702 Million Won (KRW)<br />(2011年12月31日時点)<ref>[http://worldwide.hyundai.com/wcm/idc/groups/sggeneralcontent/@hmc/documents/sitecontent/mdaw/mdm5/~edisp/hw039016.pdf Hyundai Motor>Corporate>IR>Financial Information>Financial Statements>Annual Report 2011>71Page>CONSOLIDATED STATEMENTS OF FINANCIAL POSITION>Total shareholders equity]</ref>
|発行済株式総数=209,104,580 株<br />(2011年12月31日時点)<ref>[http://worldwide.hyundai.com/wcm/idc/groups/sggeneralcontent/@hmc/documents/sitecontent/mdaw/mdm5/~edisp/hw039016.pdf Hyundai Motor>Corporate>IR>Financial Information>Financial Statements>Annual Report 2011>131Page>Weighted average number of common shares outstanding]</ref>
|売上高=連結:77,797,895 Million Won (KRW)<br />(2011年12月期)<ref>[http://worldwide.hyundai.com/wcm/idc/groups/sggeneralcontent/@hmc/documents/sitecontent/mdaw/mdm5/~edisp/hw039016.pdf Hyundai Motor>Corporate>IR>Financial Information>Financial Statements>Annual Report 2011>72Page>Consolidated Statements of Income>Sales Revenue]</ref>
|営業利益=連結:8,075,477 Million Won (KRW)<br />(2011年12月期)<ref>[http://worldwide.hyundai.com/wcm/idc/groups/sggeneralcontent/@hmc/documents/sitecontent/mdaw/mdm5/~edisp/hw039016.pdf Hyundai Motor>Corporate>IR>Financial Information>Financial Statements>Annual Report 2011>72Page>Consolidated Statements of Income>Operating income]</ref>
|純利益=連結:8,104,863 Million Won (KRW)<br />(2011年12月期)<ref>[http://worldwide.hyundai.com/wcm/idc/groups/sggeneralcontent/@hmc/documents/sitecontent/mdaw/mdm5/~edisp/hw039016.pdf Hyundai Motor>Corporate>IR>Financial Information>Financial Statements>Annual Report 2011>72Page>Consolidated Statements of Income>Profit for the year]</ref>
|純資産=
|総資産=連結:109,479,975 Million Won (KRW)<br />(2011年12月末時点)<ref>[http://worldwide.hyundai.com/wcm/idc/groups/sggeneralcontent/@hmc/documents/sitecontent/mdaw/mdm5/~edisp/hw039016.pdf Hyundai Motor>Corporate>IR>Financial Information>Financial Statements>Annual Report 2011>70Page>CONSOLIDATED STATEMENTS OF FINANCIAL POSITION>Total Assets]</ref>
|従業員数=34,000人<br />(2011年12月末時点)<ref>[http://worldwide.hyundai.com/wcm/idc/groups/sggeneralcontent/@hmc/documents/sitecontent/mdaw/mdm5/~edisp/hw039016.pdf Hyundai Motor>Corporate>IR>Financial Information>Financial Statements>Annual Report 2011>37page>The World’s Biggest and Best Working Environments Right Here in Korea>Employees]</ref>
|決算期=[[12月31日|12月末日]]
|主要株主=[[現代自動車グループ]]
|主要子会社=
|関係する人物=[[鄭周永|{{読み仮名|鄭周永|チョン・ジュヨン}}]](創設者)
|外部リンク=http://www.hyundai.com/
|特記事項=
}}
{{韓国の事物|
|title=現代自動車株式会社
|hangeul=현대자동차 주식회사
|hanja=現代自動車 株式會社
|hiragana=げんだいじどうしゃかぶしきがいしゃ
|katakana=ヒョンデ チャドンチャ チュシックェサ<br />(ヒョンデ チャドンチャ チュシ<sub>ク</sub>フェサ)
|alphabet-type=[[文化観光部2000年式|2000年式]]:<br />[[マッキューン=ライシャワー式|MR式]]:<br />[[英語]]
|alphabet=Hyeondae jadongcha jusikhoesa<br />Hyŏndae chadongch'a chusikhoesa<br />Hyundai Motor Company
}}
'''現代自動車'''(ヒュンダイじどうしゃ、{{lang-ko-kr|현대자동차 주식회사}}、{{lang-en|Hyundai Motor Company}})は、[[大韓民国]]で最大手の[[自動車]]メーカー。傘下に[[起亜自動車]]があり、[[現代自動車グループ]]を構成している。
 
世界販売台数はヒュンダイ単独では[[2017年]]の時点で年間450万台で、[[ホンダ]]と同規模を誇る<ref>[https://www.nna.jp/news/show/1707352 2018/01/04(木)アジア経済ニュース 現代・起亜自、18年目標は755万台販売]</ref>。またグループでの販売台数は817万台で、[[ゼネラルモーターズ|GM]]グループを抜いて世界第4位である。
 
現代自動車が蔚山で稼働させている世界最大の総合自動車製造工場は、年間160万台の生産能力を持っている。同社は全世界で約75,000人を雇用しており、現代車は約6,000の販売店とショールームを通じて世界193カ国で販売されている。
 
[[朝鮮語|韓国語]]では「ヒョンデ」('''{{lang|ko|현대}}'''、[[文化観光部2000年式]]:''{{lang|en|Hyeondae}}''、[[マッキューン=ライシャワー式]]:''{{lang|en|Hyŏndae}}'')と発音するが、社名および[[ブランド]]名の[[ラテン文字|英字]]表記は「'''{{lang|en|Hyundai}}'''」とされている。日本でのブランド・法人名両方の通称は「'''ヒュンダイ'''」、また日本法人公式HPなどには「'''ヒュンダイモーター'''」が使用されている。
 
==歴史==
=== 20世紀 ===
[[File:Hyundai Motor logo(1974-1992).svg|thumb|200px|1974年から1992年まで使用されたCI。CI変更直前の頃になると、「車両のエンブレムは新型(2015年現在のそれ)、CMテロップのCIは旧型」と言う状況も発生していた。<br>
[https://www.youtube.com/watch?v=iNXec2hKxIE その1]:[[ヒュンダイ・スクープ|スクープ・ターボ]]での例<br>
[https://www.youtube.com/watch?v=bo_DA3Kmnco その2]:[[ヒュンダイ・エクセル|エクセル]]での例]]
[[image:1968 Ford Mk II Cortina 440.jpg|thumb|200px|創業後初めてノックダウン生産した[[ヒュンダイ・フォードコーティナ|フォードコーティナ]]]]
[[image:Hyundai Pony 4 door first generation.jpg|thumb|200px|ポニー]]
 
[[1967年]]に[[鄭周永]]が創立。翌年、[[米国]]の[[フォード・モーター|フォード]]と技術供与を受けて「[[ヒュンダイ・フォードコルチナ|フォード・コルチナ]]」の[[ノックダウン生産#自動車産業におけるノックダウン生産|ノックダウン生産]]を開始し、現代自動車初の自動車販売が開始された。その後にヒュンダイは小型車の開発をめぐってフォードとの技術供与関係に軋轢が起きたため独自モデルの開発技術に必要な相手がいなかった。しかし、最後に訪問した[[三菱自動車]]がヒュンダイの要望を聞き入れたため、小型車生産のための車体やエンジン、ギアなどの生産技術供与契約を締結して独自自動車生産するための技術確保の手段を獲得する<ref>当時のヒュンダイが世界の自動車メーカーに断られ続けて、最後に三菱自動車を訪れたところ久保富夫社
長が供与してくれたため、社長が[[親韓派]]だった説を東亜日報は報じている。</ref><ref name="toa">[http://news.donga.com/3/all/20080923/8633889/1 현대차와 미쓰비시…]「現代自動車と三菱...」東亜日報2008年9月23日</ref>。[[1973年]]には、自社での自動車開発のため[[ブリティッシュ・レイランド]]より招き入れたジョージ・ターンブル主導の元、複数の著名なイギリス人エンジニアも加わり三菱自動車から小型車の車体やエンジン、ギアなどの生産技術供与技術供与もあり、[[1975年]]に韓国初の国産車「[[ヒュンダイ・ポニー|ポニー]]」を発売した(デザインは[[ジョルジェット・ジウジアーロ|ジウジアーロ]]、エンジン・プラットフォームは初代[[三菱・ランサー|ランサー]]のものを流用)<ref name="toa"></ref>。このポニーから海外での販売も始まり、1984年からカナダで一時期ベストセラーとなった。一方アメリカでは厳しい排出規制をクリアできず販売が行われなかった。ポニーの発売以降、三菱自動車と提携し、エンジン・変速機などプラットホームを供給されて、三菱自動車が韓国自動車産業の基盤技術を提供したと表されるほど技術供与を受けた<ref>[http://japanese.joins.com/article/052/148052.html 「韓国に技術提供した三菱、現代車に劣勢で欧州生産工場閉鎖の“衝撃”] [[中央日報]] 2012年02月07日</ref><ref name="toa"></ref>。[[三菱・デボネア|デボネア]]、[[三菱・デリカ|デリカ]]、[[三菱・パジェロ|パジェロ]]、[[三菱ふそう・ザ・グレート|ザ・グレート]]、[[三菱ふそう・エアロエース|エアロバス]]などの数多くの三菱車ベースの車種や、三菱車のプラットフォームを流用し続け今の自動車会社としての地位を得る。
1985年には累計生産100万台を突破。アメリカ合衆国へは1986年に進出し、小型乗用車[[ヒュンダイ・エクセル|エクセル]]1車種の販売から開始された。エクセルは[[フォーチュン (雑誌)|フォーチュン誌]]により「Best Product #10」
に選ばれた。受賞の主な要因としては値ごろ感が挙げられている。
1988年販売のソナタではヒュンダイの独自技術を用いるようになった。1990年、累計生産400万台を突破。1991年には独自のガソリンエンジンであるαエンジンと、[[トランスミッション]]の開発に成功。
1996年、インドにヒュンダイ・モーター・インディアを設立、[[チェンナイ]]近郊に自動車生産工場が建設された。
1998年よりヒュンダイを世界的ブランドに押し上げるためのイメージ一新策を開始。1999年には[[鄭夢九]]が[[現代自動車グループ]]のトップになり、品質、デザイン、長期的な研究開発への重点的な投資が行われた。10年間、10万マイルの保障など積極的なマーケティングキャンペーンがアメリカで開始された。
 
=== 21世紀 ===
[[File:2014 Hyundai i20 (PB MY15) Active 5-door hatchback (2015-09-04).jpg|200px|thumb|right|[[ヒュンダイ・i20|i20]]]]
[[File:Hyundai i30 N IMG 0480.jpg|thumb|right|200px|[[ヒュンダイ・i30|i30 N]]]]
[[File:Genesis G90 Geneva 2016 1.jpg|thumb|200px|[[ヒュンダイ・ジェネシス|ジェネシス]] G90]]
[[File:Hyundai Tucson FCEV.JPG|thumb|right|200px|[[ヒュンダイ・ツーソン|トゥーソン]]([[FCV]]仕様)]]
当初は安価で粗悪という評価だったものの、相対的に安価な価格設定を維持しながらも品質向上に努め、その結果[[サンタフェ]]が米国消費者満足度調査第1位に選定<ref>[http://www.hyundai-motor.co.jp/company/about/history/ ヒュンダイモーターの歴史]</ref>されたり、アゼラが最も魅力的な車として[[JDパワー]]の賞を獲得する<ref>[https://www.auto123.com/en/news/2006-hyundai-azera-wins-jd-power-and-associates-apeal-award/21893/ 2006 Hyundai Azera Wins J.D. Power And Associates Apeal Award auto123.com ]</ref>など一定の評価を得た。また販売奨励金や「キャッシュバック」、「10年10万マイル保証」(アメリカ合衆国における特別保証)などのキャンペーンで販売台数を伸ばし、現在では現代自動車は世界194の国と地域で販売される多国籍企業となった。
 
しかし2006年には、ストによる影響で国内・海外での月間販売台数が初めて[[GM大宇]]に抜かれるという事態となり<ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20060803000005 GM大宇、月間販売台数で初めて現代車抜く]」。2006年8月3日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref>、中国市場でも傘下の起亜自動車と共に販売台数が減少しシェアを前年3位から6位にまで落とし、トヨタ、ホンダのほか中国の独立資本系メーカー[[奇瑞汽車]]にも追い抜かれることとなった<ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20060719000037 失墜する韓国の自動車産業]」。2006年7月19日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref>。[[2007年]]にはウォン高による価格の高騰により在庫が増えていることや、労組のストライキによる損失、[[ゼネラルモーターズ]]等アメリカ自動車業界の価格引下げ攻勢や、トヨタを始めとする日本自動車業界による低価格車戦略により、北米などの市場でのシェアを奪われる形となった。北米・アラバマ工場が10月に[[ヒュンダイ・ソナタ|ソナタ]]の在庫が大幅に急増したことから初の操業停止による生産調整を行った<ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20071006000001 現代自・米アラバマ工場、減産のため初の休業へ]」。2007年10月6日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref><ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20071210000042 現代・起亜自、中国・日本市場に再挑戦(上)]」2007年12月10日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref>。
 
しかしながらこのような逆風の中でも持ち前の攻撃的なマーケティングとデザインの大幅な改善により、2007年の累計販売台数は500万台を突破するまでになり<ref>「[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2007/07/19/0200000000AJP20070719001700882.HTML 現代自動車の米国市場販売、累計500万台を突破]」。2007年7月19日、聯合ニュース。2008年1月6日閲覧。</ref>、過去最高の売上となる30兆4890億ウォン(約3兆4000億円)を記録し、営業利益は47%増加、営業利益率も3年ぶりに6%台を回復した<ref>[http://www.wowkorea.jp/news/Korea/2008/0128/10039753.html 東欧への自動車輸出が急増、輸出中心圏域に浮上] 2008/01/28, YONHAPNEWS.</ref><ref>[http://www.wowkorea.jp/news/Korea/2008/0127/10039700.html 現代車、昨年売上30兆ウォン突破…過去最高] 2008/01/27, JOONGANGILBO NEWS.</ref>。これにより[[現代-起亜自動車グループ]]全体の販売台数は世界第5位、[[アジア]]の自動車メーカーでは[[トヨタ自動車|トヨタ]]グループに次ぐ第2位の規模になった<ref>http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=101994&servcode=300&sectcode=300</ref>。デザイン改革においては、現代自動車グループが、生産効率よりもデザイン優先に経営方針を定め、起亜が[[アウディ]]のチーフデザイナーだった[[ペーター・シュライヤー (デザイナー)|ペーター・シュライヤー]]を獲得して最高デザイン責任者に据え、現代が[[BMW]]のチーフデザイナーだったクリストファー・チャップマンを獲得してデザイン責任者に据えたことが影響している<ref name="nikkei1258">[http://www.nikkei.com/article/DGXNASGV08002_Y2A500C1000000/ 現代自、デザインと品質向上努力が実り躍進]、日本経済新聞 2012年5月8日</ref>。流体の彫刻をコンセプトにしたデザインコンセプトが世界で受け、現代自動車グループの立役者となったペーター・シュライヤーは、2012年12月に起亜自動車社長 兼 現代自動車グループの最高デザイン責任者に就任した。
 
ちなみに2009年1~7月の米国市場では業界全体の販売台数が32%減と大幅な落ち込みになったが、現代自動車は前年同期比7.9%減に踏みとどまった<ref>{{cite news |title=韓国の現代自:09年米販売台数は前年上回る見通し-米販売部門社長 |url=http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=aR0NeIRUONFA&refer=jp_asia |work=ブルームバーグ |date=2009/08/13}}</ref>。
 
とはいえ、2012年末から再びウォン高傾向とそれに反比例する日本での円安傾向、さらに後述する北米での燃費誇大表示問題等でブランドの信頼が揺らいだことや、海外市場で韓国車の競争力が低下したこともあり、2013年2月の韓国の国産車輸出は前年同月比15.1%減となり、同時に北米市場でのシェアも9%から7%に低下した<ref>[http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/03/02/2013030200367.html 韓国車:日本車に押され輸出が15%減] 2013年3月2日、朝鮮日報。</ref>。韓国国内市場においても、EUとのFTA締結のみならず[[米韓FTA]]も発効されてアメリカで生産される日本車も関税が軽減(将来的に撤廃)されることとなり、稼ぎ頭である韓国国内市場でのシェアも2012年の販売台数は114万台と前年比2%減少し、そこに日本車をはじめとする輸入車が割って入り販売台数を25%伸ばしている<ref>[http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20130308&ng=DGKDASGM05038_V00C13A3EA1000 現代自、輸出採算悪化に追い打ち 稼ぎ頭の韓国市場揺らぐ 輸入車の値下げ警戒] 2013年3月7日、日本経済新聞。</ref>。そして米韓FTAの恩恵を最も受けた車種と言える[[トヨタ・カムリ]]が韓国への輸入車として初の2013年韓国カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことも、韓国国内での現代自動車の求心力の低下を物語っているといえる<ref>[http://response.jp/article/2013/02/01/190196.html トヨタ カムリ 新型、韓国カーオブザイヤー受賞…輸入車初] 2013年2月1日、Response。</ref>。
さらに2013年3月からは後述するように労働組合が『昼間連続2交代制』を実施し、生産効率の悪化だけでなくさらなる労使関係の悪化をも招くと予想され、2013年4月3日には、現代自動車と起亜自動車がアメリカで販売した190万台以上の車両についてブレーキ灯とエアバッグの欠陥で[[リコール]]を行うことが報じられた<ref>[http://japanese.joins.com/article/090/170090.html?servcode=800&sectcode=860 現代・起亜車、米国で190万台のリコール] 2013年4月4日、中央日報。</ref>。これは現代・起亜にとって最大規模のリコールとなりさらなるイメージ悪化は避けられないという見方もあり、現代自動車を取り巻く暗雲はしばらく晴れそうにないという見方もある
<ref>[http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130507/wec13050709010001-n1.htm ウォン安修正でメッキ剥がれた韓国「現代自動車」 泣き面にハチ〝燃費偽装〟の醜態] - msn産経ニュースwest 2013.5.7 09:00</ref>
<!--[http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130507/wec13050709010001-n2.htm ウォン安修正でメッキ剥がれた韓国「現代自動車」 泣き面にハチ〝燃費偽装〟の醜態] 2/4
[http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130507/wec13050709010001-n3.htm ウォン安修正でメッキ剥がれた韓国「現代自動車」 泣き面にハチ〝燃費偽装〟の醜態] 3/4
[http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130507/wec13050709010001-n4.htm ウォン安修正でメッキ剥がれた韓国「現代自動車」 泣き面にハチ〝燃費偽装〟の醜態] 4/4 2~4ページのURLは、トップページがリンク切れの際、ウェブアーカイブを利用して各ページを参照するためのものです。-->。実際には世界景気復調でグループ全体での販売台数を、2009年の414万台から5年で800台に到達させている他<ref>[http://n-seikei.jp/2017/09/post-46558.html 現代自動車G 今年700万台割り込み 200万台在庫抱え見込み 長崎ニュース 2017年9月11日]</ref>、近年の[[SUV]]ブームの追い風で[[ヒュンダイ・ツーソン|トゥーソン]]が世界販売SUV部門3位になる<ref>[https://focus2move.com/world-best-selling-suv/ "World Best Selling SUV 2017". Focus2Move. 2017-11-29]</ref>など、実際にはそれほどイメージ悪化によるダメージを受けているわけでは無い。しかし依然としてディーラーがこぞってインセンティブ販売(値下げ)を行っていることから、収益性の悪化で経営難に陥る可能性が潜んでいることはたびたび指摘されている<ref>[http://n-seikei.jp/2017/09/post-46558.html 現代自動車G 今年700万台割り込み 200万台在庫抱え見込み]</ref>。尤も北米は乗用車の新車はレンタカーの需要が極めて高い市場で、[[ビッグスリー]]を中心に同様に法人向けのインセンティブ販売が展開されているため、これは必ずしもヒュンダイに限った問題ではない<ref>[https://toyokeizai.net/articles/amp/219214?display=b&amp_event=read-body フォードが北米でセダンから撤退する裏事情] 東洋経済オンライン 2018年05月04日</ref>。
 
このように販売面では多くの不安の残るヒュンダイだが技術面での成長は継続しており、2009年には[[ヒュンダイ・ジェネシス|ジェネシス]]が、2012年にはエラントラが[[北米カー・オブ・ザ・イヤー]]を受賞している<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/2849840?pid=8275319 北米カー・オブ・ザ・イヤーに現代自動車「エラントラ」 2012年1月10日 11:16 AFP BB NEWS]</ref><ref>[https://response.jp/article/2009/01/12/118808.html 北米COTYはヒュンダイ ジェネシス 2009年1月12日(月) 13時30分 Response]</ref>。[[2015年]]11月4日には、元々高級車の車名として使われている名を「'''[[ジェネシス (ヒュンダイ)|ジェネシス]]'''」ブランドとしてヒュンダイブランドから独立させることを発表<ref>[http://jp.autoblog.com/2015/11/05/hyundai-genesis-sub-brand-official/ ヒュンダイ、高級ブランド「ジェネシス」の立ち上げを発表]autoblog 2015年11月6日(2015年12月13日 閲覧)</ref>。併せて、ジェネシスを象徴する頭文字の「G」を名前の頭つけて新モデルを順次展開していく方針であることも発表された。これに伴い、現在のジェネシスは「G80」に、2017年下半期に新たに発表される中型セダンは「G70」となる。また、追ってラグジュアリーSUVとスポーツクーペも加わり、2020年までに計6モデルが展開される予定で、その一環として、まずは2015年12月9日に同社旗艦車種であるエクウスの後継車種にあたる[[ジェネシス・EQ900]](海外名:G90)を発表した<ref>[http://response.jp/article/2015/12/11/266015.html ヒュンダイの高級車ブランド、ジェネシス…最上級サルーン「G90」発表][[Response.]] 2015年12月11日(2015年12月13日 閲覧)</ref>。このジェネシスは[[世界カー・オブ・ザ・イヤー]]の最終選考にも残っている<ref>[https://jp.autoblog.com/2015/02/19/2015-world-car-of-the-year-finalists-official/ 2015年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート10車種が発表!2015年02月20日 06時30分 autoblog]</ref>。また同じく2015年にスポーツモデルである『'''N'''』シリーズを立ち上げ、2017年に第一弾のi30 Nの投入を開始している<ref>[https://response.jp/article/2018/01/19/304990.htmlヒュンダイ ベロスター 新型に275hpターボの「N」…デトロイトモーターショー2018で公開2018年1月19日(金) 18時15分 Response ]</ref>。
 
エコ技術では[[燃料電池車]]の開発に積極的で、2013年に燃料電池車仕様のトゥーソンのリース販売を開始。2018年には800km航続を可能とする量産燃料電池車のNEXOを公開した<ref>[https://response.jp/article/2018/01/09/304451.html ヒュンダイ、燃料電池車SUV『NEXO』をCES 2018で初公開 2018年1月9日(火) 11時15分 Response]</ref>。ハイブリッドでは[[アイオニック]]が[[トヨタ・プリウスPHV]]を上回る燃費を叩きだしている<ref>[http://japanese.joins.com/article/251/223251.html 現代車「アイオニック」、米国で燃費1位 「日本の技術力を超えた」]</ref><ref>[http://japanese.joins.com/article/460/237460.html 現代アイオニック、トヨタ・日産など抜いてチリの「今年の車に」]</ref>。品質では、[[JDパワー]]の調査では新型車の初期不良に関してはまだ他社より多いが、全体的には日本車以上の評価を得ることも増えた<ref>[https://ikikuru.com/column/toyota-hyundai/ トヨタよりヒュンダイの方が故障しない!?韓国の自動車メーカーが意外と頑張ってた 2015.07.24 イキクル]</ref>。安全技術でも2017年にはアメリカで最も安全な車の基準「トップセーフティーピックプラス」を満たした車種の数で[[SUBARU]]を上回ってトップに立った<ref>[http://www.sankei.com/smp/economy/news/171208/ecn1712080012-s1.html 「安全な車」の米評価 スバルが2位 首位は韓国現代]</ref>。
 
== 世界市場での展開 ==
=== 日本市場 ===
{{基礎情報 会社
|社名=ヒュンダイモータージャパン株式会社
|英文社名=Hyundai Motor Japan Co.,Ltd.
|ロゴ=[[ファイル:Hyundai Motor Company logo.svg|center|200px]]
|種類=[[株式会社]]
|業種=輸送用機械(ヒュンダイ車及びその部品)の輸入・販売
|事業内容=大韓民国・現代自動車社の 日本法人
|郵便番号=107-0052
|本社所在地=東京都港区赤坂一丁目11-30 赤坂一丁目センタービル12F
|設立=[[2000年]][[1月7日]]
|資本金=4億5000万円(現代自動車100%出資)
|従業員数 = 21名
|外部リンク=http://www.hyundai-motor.co.jp/
|特記事項=
}}[[ファイル:Hyundai toranomon.JPG|thumb|ヒュンダイモータージャパン・虎ノ門ショールーム]]
[[ファイル:Hyundai kobe.JPG|thumb|正規ディーラーの一例:ヒュンダイ兵庫(兵庫三菱自動車販売)、神戸市]]
====販売開始====
日本市場へは[[2001年]]([[平成]]13年)に参入、CMキャンペーンには[[小倉優子]]([[ヒュンダイ・グレンジャー#3代目(1998年-2005年)通称・グレンジャーXG|XG]])や[[ペ・ヨンジュン]]([[ヒュンダイ・ソナタ|ソナタ]])が出演した。また、社長を起用したCMも制作されている。CMでは、『Hyundaiを知らないのは日本だけかもしれない』といった挑発的な[[キャッチコピー]]が使われたほか、翌[[2002年]]([[平成]]14年)には[[2002_FIFAワールドカップ|FIFAワールドカップ]]の公式スポンサーにもなっていたことから知名度を上げた。
 
しかし、日本メーカーの層が極めて厚い日本市場において[[輸入車]]の位置付けは、ブランドイメージや特徴的な[[デザイン]]か、高品質や欧州基準の安全性などを重視して購入される事情があるため、日本市場において知名度やブランドイメージ、信頼性の低さ・アフターサービス面での不安があり、これらに連動したリセールバリューの薄さなどの理由から現代車は敬遠され、上記のイメージ広告展開は功を奏しなかった。
 
====2008年の動向====
[[2008年]]([[平成]]20年)4月から、[[鉄鋼]]などの原材料価格の高騰を理由に、全車種平均で3.9%の値上げを実施した。この結果、グレンジャーとJMではそれぞれ14万7000円、TBでは5万2500円と、最高8.4%の値上げとなったが<ref>「[http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080326AT1D2606Q26032008.html 現代自動車の日本法人、3.9%値上げ・鉄鋼価格高騰で]」2008年3月26日 NIKKEI NET。2008年4月6日閲覧</ref>、月間販売台数が前年比で30%前後に落ち込んでいる状況下での値上げは、販売不振に拍車をかけた。また、乗用車・ソナタとエラントラについては、同年4月7日の時点で日本市場での販売取り止めが発表された<ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20080408000026 現代自、日本でアバンテとソナタの販売中止へ]」2008年4月8日 朝鮮日報。2008年4月8日閲覧。</ref>。
 
同年6月、[[経済連携協定]]締結交渉再開に向けて日韓両国政府が行った実務協議の中で、韓国政府側が日本の自動車販売網を「閉鎖的」と批判し、進出している現代自動車などの販売拡大への協力を暗に求めた。また現代自動車などの自動車が日本で売れないのは日本の市場が閉鎖的であるためとした、技術・ブランドなど自動車市場の要素を排除した韓国政府側の主張は、「販売の成否は企業努力にかかっている」という日本側の反論により進展は見られなかった<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2008071900242 自動車販売網「閉鎖的」と批判=EPA実務協議で韓国-日本は反論 時事ドットコム]</ref><ref>今まで、[[GM大宇]]製の乗用車、[[GM大宇・マティス|マティス]]や[[シボレー・オプトラ]]、[[雙龍自動車]]のムッソなども日本へ輸入、発売されたが、非常に僅かであった。[[ルノーサムスン自動車|ルノーサムスン]]は、[[ルノー・コレオス|コレオス]]を投入したが、エンジンや4WDシステムなど基幹部品は[[日産自動車]]とルノーが開発している</ref>。なお、日本の自動車市場を閉鎖的と批判した韓国では、現代自動車など自国産業を保護するためアメリカ製自動車の輸入規制、日本製自動車への関税など、外国製自動車への規制を行っているのに対して、日本では工業製品については、無関税となっている。
 
同年の年間登録台数は501台に留まり、ついに4桁にも達しない結果となってしまったことから現代自動車は日本市場からの撤退を考慮した。同社の海外営業本部は日本市場に対する広告やマーケティング活動を中断し、2008年上半期には日本法人の従業員の半分が[[リストラ]]された<ref>「[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=109065&servcode=300&sectcode=320 現代自動車、新日本法人長にキム・ソクファン理事]」2008年12月22日 中央日報。2009年1月8日閲覧。</ref>。
 
====低迷と乗用車販売から撤退====
[[2009年]]([[平成]]21年)10月に行われた[[東京モーターショー]]では、外国の四輪量産車メーカーとしては唯一出展を予定していた現代自動車であったが、直前になって出展を取り止めた。同年1~10月の販売台数は764台と低迷(同期間のバス販売は22台)しており、同年11月27日、日本での乗用車販売から撤退する方針が発表された<ref>「[http://www.jiji.com/jc/zc?k=200911/2009112700581 日本の乗用車販売から撤退=販売不振で-韓国・現代自]」2009年11月27日 時事通信。</ref>。
 
この後、全国の乗用車販売店は順次閉店され、翌[[2010年]]([[平成]]22年)をもって日本での乗用車販売を正式に終了したが、販売済乗用車のアフターサービスと観光バス「ユニバース」の販売は継続。外国人観光客増加の需要に向け日本国内のバスメーカーが増産体制を敷くなか「ユニバース」の販売も堅調に推移し、2015年には年間100台の大台を突破した。
 
====日本における販売台数の推移====
{| class="wikitable" style="text-align:centre"
|-
!
! 2001年
! 2002年
! 2003年
! 2004年
! 2005年
! 2006年
! 2007年
! 2008年
! 2009年
! 2010年
! 2011年
! 2012年
! 2013年
|-
| '''登録台数'''<ref>[[日本自動車輸入組合]] (JAIA) 調べ。販売台数とは異なる</ref>
| 1,113台
| 2,423台
| 2,426台
| 2,524台
| 2,295台
| 1,651台
| 1,223台
| {{0}}501台
| {{0}}991台
| {{0}}208台
| {{0}}81台
| {{0}}108台
| {{0}}66台
|-
|}
 
====乗用車撤退後====
[[2010年]]([[平成]]22年)をもって日本の乗用車市場から撤退した現代自動車であるが、その後も[[千葉県|千葉県印西市]]に設置していた[[研究開発|研究開発拠点]]にて[[日本車]]の[[リバースエンジニアリング|分解や分析]]を行い、その結果をもとにした自社製品の開発が行われていた<ref name="nikkei231113">読みきれなかった新興国台頭 『日本経済新聞』 平成23年11月13日 日曜面</ref>。その後2013年頃には、この拠点を[[横浜市]]に移転した模様<ref>[http://www.hmjrd.co.jp/?company=%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%bb%e3%82%b9 HYUNDAI MOTOR JAPAN R&D CENTER]</ref>。また、ごく少数だが[[アメリカ]]や[[韓国]]からのヒュンダイ車の[[並行輸入]]も行われている。
 
=== 北米市場 ===
アメリカでは2008年に401742万ドルを売り上げたが、前述のように2012年末からはウォン高・円安のあおりや燃費誇大表示問題を受け販売台数・利益ともに一時的に減少傾向したものの、その後はインセンティブ拡大などで2015年上半期は現代・起亜合計で682,102台と過去最高の2014年上半期の記録を更新した。シェアは8パーセント前後である。
 
=== 中国市場 ===
現代自動車は中国現地の[[北京汽車]]と合弁会社を設立して、[[北京現代]]汽車を中国で展開している。また起亜自動車は中国現地の[[東風汽車]]と合弁会社を設立して、[[東風悦達起亜]]を中国で展開している。現代自動車の発表によると、中国での2009年の目標販売台数は36万台。起亜の目標販売台数は18万5000台と発表された。
 
[[2017年]]、韓国内において[[THAADミサイル]]配備をきっかけに、中国国内で買い控えが発生。同年4〜6月期の販売は、対前年同期比で64%と大きく減少した。8月には部品サプライヤーへの支払いが滞り、5つの工場のうち4つの工場で一時的な生産中止を余儀なくされている<ref>[http://www.recordchina.co.jp/b188997-s0-c20.html 韓国・現代自動車、中国で生産停止に追い込まれる、THAAD余波で―米華字メディア] レコード・チャイナ(2017年8月30日)2017年9月24日閲覧</ref>。北京現代では、2016年の販売台数114万台を踏まえ、2017年販売目標を125万台としていた。
 
=== インド市場 ===
インドの新車市場のシェアは2位である<ref>[http://car.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=NN001Y921%2008042009l 現代自動車のi10が5冠を取り、インドの主なメディアや自動車評価団が表彰する最優秀賞を総なめにした。] 2009年4月9日, 日経産業新聞.</ref>。i20などの新型車が販売を押し上げている。
 
2008年4月には現代自動車のi10が5冠を取り、インドの主なメディアや自動車評価団が表彰する最優秀賞を総なめにした<ref>[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=98389&servcode=300&sectcode=320l 現代自動車のi10が5冠を取り、インドの主なメディアや自動車評価団が表彰する最優秀賞を総なめにした。] 2008.04.07, 中央日報.</ref>。
 
=== その他の地域 ===
現代自動車は2008年、東欧地域で25万5900台、ロシアで19万1463台、中南米で18万9732台、中東で16万599台、アフリカで15万3993台を販売した。2007年には西欧 (EU15 + EFTA) で27万977台を販売している。
 
== 疑惑と問題 ==
=== 不正資金疑惑 ===
[[2006年]][[3月]]下旬に、関連会社を通じて作られた不正な資金によって、起亜自動車買収などに際し、当時の韓国の[[金大中]]政権関係者への[[ロビー活動]]が行われたとして最高[[大韓民国検察庁|検察庁]]によって本社が家宅捜索を受け、翌[[4月]]中旬には副社長らに加え、同月下旬には[[鄭夢九]]会長が[[横領罪|横領]]や[[背任罪|背任]]の容疑で[[逮捕]]された(その後、容疑を大筋で認めた鄭夢九会長は[[6月28日]]に[[保釈]]された)。
 
この事件との関連性は不明だが、同年第一四半期の[[決算]]発表が理由無く“無期限延期”とされ、[[5月4日]]にようやく決算発表が行われている。
 
[[2007年]][[2月5日]]、鄭夢九会長の判決公判がソウル中央地裁で開かれ、懲役3年の[[実刑]][[判決]]が下された(その後執行猶予5年が言い渡されている<ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20070906000060 現代自・鄭夢九会長に懲役3年・執行猶予5年]」。2007年9月6日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref>)。しかし鄭夢九は[[2012年]]1月現在も現代-起亜自動車グループ会長から降りてはいない。
 
=== 不正販売疑惑 ===
現代自動車は海外市場では低価格での販売で「自動車業界の安売り王」と評されているが、これには仕掛けがあった。[[2007年]]1月の朝鮮日報の記事によると、現代自動車と子会社の起亜自動車が合計で韓国市場で70%近くのシェアを独占していることを利用して、ディーラーの営業活動を制限し車両価格を急激に引き上げるなどの不公正取引行為を行い、ディーラーや消費者が被害を受けていると[[公正取引委員会]]が判定を下したとのことである<ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20070119000068 現代自:消費者泣かせる不正販売の手口(上)]」。2007年1月19日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref>。現代自動車の車両価格の高騰はここ数年急激になっており、ソナタの場合は平均価格が2000年の1429万ウォン(約185万円)から2003年には1949万ウォン(約252万円)、2006年には2498万ウォン(約323万円)に上昇し、6年で1069万ウォン(約138万円)も価格が上昇したことになる<ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20070119000069 現代自:消費者泣かせる不正販売の手口(下)]」。2007年1月19日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref><ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20071230000027 海外で 韓国車はなぜ安いのか(上)]」。2007年12月30日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref>。これについても公正取引委員会は「現代自動車の中・小型車価格が大幅に上がったのは、ライバルとなる輸入車がなく、現代自動車が市場支配力を持っているためだ」と指摘している。[[現代-起亜自動車グループ]]が国内市場で78%ものシェアを独占していることに加え、韓国政府は高関税戦略で国内市場において、海外企業との競争から自国企業を保護していることが要因となっている。
 
ソナタの2006年におけるアメリカ市場での価格は約193万円、日本市場では約208万円である。
 
さらに[[ヒュンダイ・ジェネシス|ジェネシス]]においては、韓国国内販売価格5280万ウォンに対してアメリカ市場での販売価格が3万2000ドル(約3100万ウォン)水準で策定された。単純比較では2180万ウォン、韓米両国の税金の差を考慮しても1200万ウォンも国内での販売価格が高く設定されていることから、一部の消費者や並行輸入業者たちは、米国で販売されるジェネシスを韓国に逆輸入しようとする動きを見せている<ref>「[http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2008040444928 ディーラーたちが逆輸入の動き 現代車、対策なく困惑]」 2008年4月4日、東亜日報。2008年4月7日閲覧。</ref>。
 
なお国際貿易においては、国内価格よりも安い価格で国外で販売することは[[ダンピング]]行為にあたる。
 
=== 労働組合とストライキ ===
現代自動車成長の阻害要因の一つとして、非協力的な[[労働組合]]の存在が挙げられる。現代自動車は社内での労組の影響力が強く、設立された[[1987年]]から数えると[[1994年]]など数年を除いて毎年のように[[ストライキ]]が発生している<ref>{{Cite web |date= 2014年8月15日|url= https://jp.reuters.com/article/hyundai-motor-strike-idJPKBN0GF09520140815|title= 現代自動車労組がスト実施を賛成多数で承認、賃金交渉が決裂|publisher= ロイター通信社|accessdate=2018-04-26}}</ref>。
 
[[2006年]]3月20日の朝鮮日報では、市民団体「[[先進化政策運動]]」が現代自動車労組の集団エゴイズムを厳しく批判する[[デモ]]を行ったと報じられている<ref>{{cite news|date= 2006-03-20|title= 市民団体、現代自動車労組のエゴイズムを非難する集会 | newspaper=朝鮮日報| url= http://www.chosunonline.com/article/20060320000002|accessdate= 2008-01-06 | archiveurl= |archivedate=|ref=}}</ref>。これは「現代自動車が、毎年労組による賃上げ交渉に屈服した結果、国際競争力が低下しその負担を下請け業者に押し付けている」ことを批判し、現代自動車労組に会社と痛みを分かち合うことを求めたものだった。労組は[[2006年]]6月26日から長期ストに突入。7月26日に賃金交渉が妥結、7月29日に完全収拾となったが、生産遅延は93,882台、金額にして1兆3000億ウォンの損失が発生している<ref>{{cite news|date=2006-06-02 |title= 現代車労組、12年連続でストライキ突入 | newspaper=朝鮮日報| url=http://www.chosunonline.com/article/20060626000049 |accessdate=2008-01-06 |archiveurl= |archivedate=|ref=}}</ref>。
 
[[2007年]]9月には、労組は1997年以来10年ぶりにストなしに年内の賃金・団体交渉の合意に至ったが、合意事項には「新車の生産工場と生産量を労使共同委員会で審議・議決する」「海外工場の新設・増設はもちろん、国内生産車種の海外移転や海外生産製品の第3国輸出までも労組の同意を受ける」という内容となっており、今後の工場建設や国内車種の海外移転、海外生産品の輸出に至るまで、組合員雇用に影響を及ぼす事案について労組の同意を必要とすることになるという、事実上現代自動車は経営権を労組に握られたに等しい状況となった<ref>{{cite news|date=2007-09-06 |title= 【社説】経営権を放棄した現代車の労使合意 | newspaper=中央日報| url= http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=90931&servcode=A00&sectcode=A30 |accessdate=2008-01-10 |archiveurl= http://web.archive.org/web/20090212120154/http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=90931&servcode=A00&sectcode=A30 |archivedate=2009-02-12|ref=}}</ref>。
 
[[2007年]]には北米・アラバマ工場が10月に[[ヒュンダイ・ソナタ|ソナタ]]の在庫が大幅に急増したことから初の操業停止による生産調整を行い<ref>{{cite news|date=2007-10-06 |title=現代自・米アラバマ工場、減産のため初の休業へ | newspaper=朝鮮日報| url=http://www.chosunonline.com/article/20071006000001 |accessdate=2008-01-06 |archiveurl= http://web.archive.org/web/20071009022707/http://www.chosunonline.com/article/20071006000001 |archivedate=2007-10-09|ref=}}</ref>、中国市場でも傘下の起亜自動車と共に販売台数が減少しシェアを前年3位から6位にまで落とし、トヨタ、ホンダのほか中国の独立資本系メーカー[[奇瑞汽車]]にも追い抜かれることとなった<ref>{{cite news|date=2007-12-10 |title=現代・起亜自、中国・日本市場に再挑戦(上) | newspaper=朝鮮日報| url=http://www.chosunonline.com/article/20071210000042 |accessdate=2008-01-06 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20071212071508/http://www.chosunonline.com/article/20071210000042 |archivedate= 2007-12-12|ref=}}</ref>。アメリカ市場でも中国市場でもリセールバリューの下落が激しく、アメリカでは「レンタカー用自動車」や「低所得者の自動車」、中国では「タクシー用自動車」のイメージも定着してしまっている<ref>{{cite news|date= 2006-06-06 |title= 現代車、米市場で値下げセール実施 | newspaper=朝鮮日報| url=http://www.chosunonline.com/article/20060606000024 |accessdate=2008-01-06 |archiveurl= |archivedate=|ref=}}</ref><ref>{{cite news|date=2006-07-19 |title= 失墜する韓国の自動車産業 | newspaper=朝鮮日報| url=http://www.chosunonline.com/article/20060719000037 |accessdate=2008-01-06 |archiveurl= |archivedate=|ref=}}</ref><ref>{{cite news|date=2006-08-03 |title= GM大宇、月間販売台数で初めて現代車抜く | newspaper=朝鮮日報| url= http://www.chosunonline.com/article/20060803000005 |accessdate=2008-01-06 |archiveurl= |archivedate=|ref=}}</ref>。
 
[[2008年]]9月の労使交渉では、労使は現行の昼・夜間二交代制の勤務方式を改善し、労働者の健康を大きく害する深夜と早朝の作業、すなわち夜間組の勤務を廃止し、その代替として朝の作業開始時間を繰り上げ、午前と午後組が二交代で夜12時以前にすべての作業を終えるという「昼間連続2交代制」を翌年9月にも施行し、かつ賃金を現在の水準で保つことを骨子とする賃金協議案に暫定合意した。その分生産性を引き上げて1日の自動車生産台数を現在の水準で保つことにしたが、こうした方法ではすでに損失が発生した部分については補うことができず、会社側が不法ストを行った労組の主張に屈してしまった結果だと指摘する声が多い<ref>{{cite news|date=2008-09-03 |title=現代自、作業時間短縮も賃金は据え置きへ | newspaper=朝鮮日報| url=http://www.chosunonline.com/article/20080903000028 |accessdate=2008-09-06 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20080905173921/http://www.chosunonline.com/article/20080903000028 |archivedate=2008-09-05|ref=}}</ref>。
[[2013年]]3月4日から昼間連続2交代制が実施されることとなったが、実施直後から労働強化などの問題が浮上し、現場で衝突が発生している。全州工場では人員の補充なしで管理者を投入して生産を行ったためバス部の稼動ラインが全面的に停止し、蔚山工場も労働強化をはじめ装備準備不十分などの問題が発生したため1組の第1工場から第5工場までのラインが停止し、2組の第2、第4工場でもライン稼動が停止した<ref>{{cite web|date=2013-03-04 |title= 韓国:現代車『昼間連続2交代』導入されたが...労働強化で議論 | work= |publisher=レイバーネット | url=http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2013/1362468246485Staff |accessdate=2015-07-11 |archiveurl= |archivedate=|ref=}}</ref>。このこともあり、鄭夢九会長は高コスト・低効率から脱却できない国内での生産構造がこれ以上持ちこたえられないと判断し、2013年度から韓国国内での生産を最大20万台減産し海外生産に切り替える指示を出した<ref>{{cite news|date=2013-04-10 |title= 現代自、韓国で最大20万台減産へ | newspaper=朝鮮日報| url=http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/10/2013041000477.html |accessdate= |archiveurl= http://web.archive.org/web/20130413065941/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/10/2013041000477.html |archivedate=2013-04-13|ref=}}</ref>。
 
2007年には「ブルームバーグ・グローバル自動車業種指数」基準で現代自動車の時価総額順位が2005年末の7位から16位(2日の終値基準)に急落したと発表された。その原因は、この敵対的労使関係が海外の投資家による現代自動車への資本投下を鈍らせていることにある、という指摘もある<ref>{{cite news|date=2007-05-08|title=現代自は最下位、1位はトヨタ=グローバル業種指数 | newspaper=朝鮮日報| url=http://www.chosunonline.com/article/20070508000030|accessdate=2008-01-06|archiveurl= http://web.archive.org/web/20070712023550/http://www.chosunonline.com/article/20070508000030 |archivedate=2007-12-07|ref=}}</ref>。
 
労働組合側が認めさせた待遇向上の指標として、2013年段階で1台の車を生産するための所要時間は30.5時間(アメリカの自動車メーカーは15.4時間)、売り上げに占める人件費の割合が13%(トヨタ自動車は10%未満)とする数値がある。従業員の平均年俸も上昇し、2012年には9,400万ウォンに達した<ref>{{Cite web |date= 2013/09/01|url= http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/01/2013090100151_2.html|title= 【コラム】韓国人が現代車を買わない理由|publisher= 朝鮮日報|accessdate=2018-04-26}}</ref>。
 
[[2016年]][[9月26日]]、韓国内の工場で12年ぶりに全面ストライキが実施。同年は、前日までに19回の時限ストライキが行われた上での実施となった<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXLASDX26H1Z_W6A920C1FFE000/ 現代自動車、12年ぶり全面スト]日本経済新聞(2016年9月26日)2016年12月31日閲覧</ref>。
 
=== デザインや宣伝に対する批判 ===
====デザイン模倣(コピー)====
*[[コーポレートアイデンティティ]]である[[ロゴマーク]](エンブレム)が[[本田技研工業]]のロゴに似ていると[[マンガ 嫌韓流]]でも指摘されている。
* ヒュンダイで発表されたモデルについては競合車種との類似性が韓国国内の[[朝鮮日報]]で指摘されており、特にソナタに関しては同様の指摘が多方面でなされている。
** [[ヒュンダイ・ソナタ|ソナタ]](5代目・NF)のリアデザインが競合車種の[[ホンダ・アコード]](北米・アジア仕様。日本では[[ホンダ・インスパイア|インスパイア]]として販売)に酷似<ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20041212000011 「外車そっくりの国産モデル」 求められる韓国式デザイン]」。2004年12月12日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref>。
** [[ヒュンダイ・グレンジャー|グレンジャー]](4代目・TG)のリアデザインと[[ヒュンダイ・サンタフェ|サンタフェ]] (CM) のフロントデザインがそれぞれホンダ・アコードと[[インフィニティ・FX|インフィニティFX]]に酷似<ref>「[http://www.chosunonline.com/article/20060106000073 「日本車真似た?」 韓国でデザイン模倣論争再燃]」。2006年1月6日、朝鮮日報。2008年1月6日閲覧。</ref>。
* [[ヒュンダイ・ジェネシス]]試作車のデザイン(スケッチ)が公開された際、フロント部分の[[トヨタ・カムリ]]との類似を始め、全体的に[[コピー商品|他社製品の模倣]]であるとの印象を持った者が少なくなかったことが報じられた<ref> [http://www.chosunonline.com/article/20070316000034 現代自「ジェネシス」はトヨタ「カムリ」とそっくり!?] 『朝鮮日報JNS』 2007年3月16日</ref>。同様に、[[ニューヨーク・タイムズ]]はこのデザインを、「前からは“トヨタ・カムリ”、横からは“[[日産・マキシマ]]”、後ろからは“[[ビュイック]]”に見える」と評した<ref>[http://www.nytimes.com/2007/04/05/automobiles/autoshow/NUGGETHyundaiGenesis.html Genesis: Hyundai`s blue light special?] 『ニューヨーク・タイムズ』 2007年4月5日</ref>。
 
ただしエンブレムに関しては[[トヨタ]]傘下の[[日野自動車]]も同様のHマークであること、自動車のデザインに関しては「~に似ている」という表現・評論がされることは一般的であることから、その判断には慎重さを要する。
 
=== 燃費水増し問題と北米での集団訴訟 ===
[[2012年]]11月2日、[[アメリカ合衆国環境保護庁|アメリカ環境保護局 (EPA)]] は現代自動車と傘下の[[起亜自動車]]がアメリカで販売した一部車種の燃費性能を誇大表示していたと発表した<ref> [http://japanese.joins.com/article/484/162484.html?servcode=300&sectcode=300 現代・起亜車、米国販売13車種“燃費誇張”] 2012年11月3日、中央日報</ref>。誇大表示が指摘されたモデルは[[ヒュンダイ・サンタフェ|サンタフェ]]、[[ヒュンダイ・エラントラ|エラントラ]]、[[キア・スポーテージ|スポーテージ]]、[[キア・ソウル|ソウル]]などの主要車種を含む現代車7モデル、起亜車6モデルとなっている。該当車を購入した北米地域の顧客は90万人と推測され、これに合わせて現代・起亜は90万台のうち58万台は認証燃費を1ガロン(3.78リットル)当たり1マイル(1.6キロ)、24万台は2マイル、8万台は3~4マイル引き下げることにしたと発表された。現代・起亜は「決して意図的なものではなく、米国燃費試験手続き上の規定の解釈と試験環境・方法の違いによる」と説明した。現代・起亜車北米法人は燃費の変更に基づき、該当車を購入した顧客に地域燃料価格などに基づいて補償すると明らかにした。また不便による補償(燃費補償額の15%)も追加でする予定という。
 
しかし、アメリカではこれに対して[[集団訴訟]]を行う顧客が急増、 彼らは訴状で「現代・起亜が出した補償案は燃費が下方調整されたのに伴った中古車価値下落分が含まれていない」として「中古車価値が下がったことに対し経済的損失まで賠償を」と要求した。また、現代・起亜が不公正競争防止および消費者救済法に違反したと主張した<ref> [http://japanese.joins.com/article/840/162840.html?servcode=400&sectcode=430 <燃費水増し問題>“8400億ウォン賠償”米国で現代・起亜車集団訴訟] 2012年11月9日、中央日報</ref>。さらにこの訴訟は隣国の[[カナダ]]だけでなく、本国である韓国にまで飛び火したという。
 
2014年11月3日、アメリカ司法省と環境保護局は、現代・起亜両自動車会社が[[大気浄化法]]違反の制裁金として過去最高額となる1億ドルを支払うことで和解したと発表した<ref>{{Cite News|url=http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20141104/frn1411040937002-n1.htm|title=現代、起亜 燃費過大表示で巨額制裁金 米当局に|work=zakzak|publisher=夕刊フジ|date=2014-11-04|accessdate=2014-11-11}}</ref>。
 
====その他====
韓国で2007年末から発売直前まで放映されたテレビ[[コマーシャルメッセージ|CM]]には、ジェネシスを[[アウディ・A8]]とを高速度で正面[[衝突]]させる映像が用いられた。これに対して[[アウディ]]は、[[アルミニウム]]製で衝撃を吸収するボディ構造であるA8との衝突映像[[比較広告]]は、消費者を惑わすものだとしてヒュンダイを非難している<ref>[http://www.chosunonline.com/article/20080108000045 現代ジェネシスのCMにアウディが激怒したワケ] 『朝鮮日報JNS』 2008年1月8日</ref>。
 
== 車種一覧 ==
===ヒュンダイモータージャパンにより正規輸入された車種===
==== 2016年7月現在販売されている車種 ====
[[ファイル:Hyundai Universe Sugizakikanko.jpg|thumb|right|200px|[[ヒュンダイ・ユニバース]]]]
* [[ヒュンダイ・ユニバース|ユニバース]]
 
====2009年6月版総合カタログに掲載されていた車種====
[[ファイル:11-09-04-iaa-by-RalfR-424.jpg|thumb|right|200px|[[ヒュンダイ・i30]]]]
* [[ヒュンダイ・i30|i30/i30 CW(FD)]]
* [[ヒュンダイ・グレンジャー|グレンジャー(TG型)]]
* [[ヒュンダイ・JM|JM]]
====09年6月以前に輸入中止となった車種====
上記カタログに掲載されていないが当時公式サイト上にて紹介されていたもの
* [[ヒュンダイ・ソナタ|ソナタ(NF)]]
* [[ヒュンダイ・TB|TB]]
完全にカタログ落ちしていたもの
* [[ヒュンダイ・クーペ|ヒュンダイクーペ(GK)]]
* [[ヒュンダイ・エラントラ|エラントラ(XD型)]]
* [[ヒュンダイ・XG|XG]]
* [[ヒュンダイ・サンタフェ|サンタフェ(SM)]]
* [[ヒュンダイ・トラジェ|トラジェ]]
 
===ヒュンダイモータージャパン以外の業者により継続的に輸入された車種===
*ジェネシスプロジェクトにより並行輸入での日本国内販売が行われている車種 - 基本的に[[走り屋]]需要向けである<br>(ジェネシスプロジェクト自体、走り屋系[[自動車雑誌]]の[[Option (雑誌)|Option]]ファミリーを製作するディーズクラブの一事業部である)。
**[[ヒュンダイ・ジェネシスクーペ|ジェネシスクーペ]]
**[[ヒュンダイ・ヴェロスター|ヴェロスター]]
* [[ヒュンダイ・リベロ|リベロ]] - [[キャンピングカー]]にされた状態で販売されるケースが見られた。
ヒュンダイ・エクセル(XL) - 三菱商事が1988年ソウルオリンピックを記念して150台を輸入。三菱カープラザ店で販売された。
 
=== 韓国で販売されている車種 ===
※はディーゼルの設定あり
[[ファイル:'14 Hyundai Equus (MIAS '14).jpg|thumb|right|200px|[[ヒュンダイ・エクウス]]]]
[[ファイル:7th HYUNDAI SONATA.png|thumb|right|200px|[[ヒュンダイ・ソナタ]]]]
 
==== ジェネシスブランド ====
* [[ジェネシス・EQ900|EQ900]]
* [[ジェネシス・G80|G80]]
* [[ジェネシス・G70|G70]]※
 
==== ヒュンダイブランド ====
===== セダン・ステーションワゴン・ハッチバック =====
* [[ヒュンダイ・i30|i30]]※
* [[ヒュンダイ・アイオニック|アイオニック ハイブリッド/アイオニック エレクトリック]]
* [[ヒュンダイ・i40|i40/i40 サルーン]]※
* [[ヒュンダイ・アクセント|アクセント/アクセント ウィット]]
* [[ヒュンダイ・エラントラ|アバンテ]]※
* [[ヒュンダイ・ソナタ|ソナタ]](含・タクシー/レンタカー仕様、ハイブリッド、[[PHEV]])※
* [[ヒュンダイ・グレンジャー|グレンジャー]](含・タクシー/レンタカー仕様、ハイブリッド)※
 
===== クーペ =====
* [[ヒュンダイ・ヴェロスター|ヴェロスター]]<ref>もっともヴェロスターはハッチバックとクーペの合いの子という性格のボディスタイルをしており、どのボディスタイルに分類するかはWikipedia上でも言語により差異が見られる。</ref>
 
===== ミニバン・トールワゴン =====
* [[ヒュンダイ・グランドスタレックス|グランドスタレックス]]※
 
===== RV・SUV =====
[[ファイル:Hyundai Veracruz Limited.jpg|thumb|right|200px|[[ヒュンダイ・ベラクルーズ]]]]
* [[ヒュンダイ・コナ|コナ]]※
* [[ヒュンダイ・ツーソン|ツーソン]]※
* [[ヒュンダイ・サンタフェ|サンタフェ]]※
* [[ヒュンダイ・マックスクルーズ|マックスクルーズ]](DM型サンタフェのロングホイールベース仕様)
 
===== トラック =====
[[File:Hyundai Xcient - Tokyo Motor Show 2013.jpg|thumb|right|200px|[[ヒュンダイ・エクシエント]]]]
* [[ヒュンダイ・ポーター|ポーターII]]
* [[ヒュンダイ・マイティ|マイティ]]([[三菱ふそう・キャンター|キャンター]]クラスの小型トラック)
* [[:ko:현대 메가트럭|メガトラック]]([[三菱ふそう・ファイター|ファイター]]クラスの中型トラック)
* [[ヒュンダイ・エクシエント|エクシエント]]([[ヒュンダイ・トラゴ|トラゴ]]後継の大型トラック)
 
===== バス、商用車 =====
* [[ヒュンダイ・ユニバース|ユニバース]]
* [[ヒュンダイ・カウンティ|カウンティ]]([[マイクロバス]])
* [[ヒュンダイ・H350|ソラチ/H350]](商用バン、H350は海外名)
 
=== 発売予定の車種 ===
{{自動車の新製品}}
 
=== 韓国・日本以外で販売されている車種 ===
[[ファイル:2013 Hyundai i10.JPG|thumb|right|200px|[[ヒュンダイ・i10]]]]
* [[ヒュンダイ・イオン|イオン]]
* [[ヒュンダイ・アトスプライム|アトスプライム/サントロ]](現在はインドのみ)
* [[ヒュンダイ・i10|i10/グランドi10]]
* [[ヒュンダイ・i10|グランドi10セダン]]
* [[ヒュンダイ・i20|i20]]
* [[ヒュンダイ・ix20|ix20]]([[キア・ヴェンガ]]の兄弟車)
* [[ヒュンダイ・クレタ|クレタ/ix25]](小型SUV)
* [[ヒュンダイ・HB20|HB20]](ブラジル専用)
* [[ヒュンダイ・ミストラ|ミストラ]]([[ヒュンダイ・i40|i40]]がベースの中国市場専売車)
 
=== 過去の生産車種 ===
==== セダン・ステーションワゴン・ハッチバック ====
[[ファイル:Ford Cortina Mk V 2.3 Ghia 2294cc August 1982.JPG|thumb|200px|コーティナ・マークV]]
* [[ヒュンダイ・ポニー|ポニー]](韓国初の国産乗用車。初代[[三菱・ランサー|三菱ランサー]]がベース)
** ポニーII
** [[ヒュンダイ・エクセル|エクセルGS]]
** プレスト(ポニーエクセルの4ドアセダン)
** [[ヒュンダイ・エクセル|ポニーエクセル/スポーティ]](2代目[[三菱・ミラージュ|三菱ミラージュ]]がベース)
* [[ヒュンダイ・ステラ|ステラ]]
* ソナタ(初代、2代目)
* [[ヒュンダイ・ソナタ|ソナタ]] II/ソナタIII(3代目)
* [[ヒュンダイ・エラントラ|アバンテ ハイブリッドLPG]]
* [[ヒュンダイ・グレース|グレース]]
* マルシア(2代目ソナタ(韓国国内ではソナタIIという名称)ベースのミディアムサルーンとされたが、ソナタとの差別化に失敗し販売は不振であった)
* [[ヒュンダイ・ダイナスティ|ダイナスティ]](2代目グレンジャーの豪華版)
* [[ヒュンダイ・エクウス|エクウス/エクウス リムジン]]
* [[ヒュンダイ・グレンジャー|グレンジャーXG]](3代目モデル。日本を含む海外市場では[[ヒュンダイ・XG]]として販売された)
* [[ヒュンダイ・エクウス|エクウス]]
* [[ヒュンダイ・ジェネシス|ジェネシス]]
* [[ヒュンダイ・アスラン|アスラン]]
* [[フォード・コーティナ]](ヨーロッパフォードのコルチナのノックダウン生産車)
* [[フォード20M]](アメリカフォード社のノックダウン生産車)
* [[コーティナ・マークV]](アメリカフォード社のノックダウン生産車)
* フォードグラナダ(ヨーロッパフォードのグラナダのノックダウン生産車)
 
==== クーペ ====
* [[ヒュンダイ・スクープ|スクープ]](コンパクトサイズのクーペ。ターボの設定もある)
* ティブロン/ティブロンタービュランス
* [[ヒュンダイ・クーペ]](国内名:トゥスカーニ)
* [[ヒュンダイ・ジェネシス|ジェネシスクーペ]]
 
==== ミニバン・トールワゴン ====
* アトス
* [[三菱・シャリオ#海外での販売|サンタモ]](2代目三菱シャリオがベース。現代精工(後のロテム、現在の[[現代ロテム]])製だった)
* [[ヒュンダイ・ラヴィータ|マトリックス/ラヴィータ]](エラントラベースのコンパクト[[MPV]]。日本ではFCの車名で投入を検討されたが断念されている)
* [[ヒュンダイ・トラジェ|トラジェXG]]
* [[ヒュンダイ・スタレックス|スタレックス]](三菱デリカスペースギアをベースに開発されたミニバン/商用車)
* [[キア・カーニバル|アントラージュ]]([[キア・カーニバル|キア・グランドカーニバル/セドナ]]の兄弟車)
 
==== RV・SUV ====
* [[三菱・パジェロ|ギャロッパー]](初代三菱パジェロのライセンス生産車。グループ会社の[[現代精工]](現・ヒュンダイモービス)で製造されていた)
* ギャロッパーII(ギャロッパーのマイナーチェンジ版。当初は現代精工製だった)
* [[三菱・パジェロ|テラカン]](2代目三菱パジェロをベースに独自開発された[[SUV]])
* [[ヒュンダイ・ベラクルーズ|ベラクルーズ]]
 
==== 商用車 ====
* [[ヒュンダイ・リベロ|リベロ]](輸出名H-1トラック。スタレックスをベースに開発された小型トラック)
* [[三菱・デリカ|ポーター]](初代は初代三菱デリカトラックがベース。2代目は2代目三菱デリカトラックがベース。3代目は3代目三菱デリカトラックがベース)
* [[ヒュンダイ・コーラス|コーラス]](初代マイティのシャーシを利用)
* [[ヒュンダイ・マイティ|マイティQT]](マイティⅡのナローボディ版)
* [[ヒュンダイ・トラゴ|パワートラック/トラゴ]]([[三菱ふそう・スーパーグレート|スーパーグレート]]クラスの大型トラック、発売開始当初の名称はパワートラックだったが、途中からトラゴに名称が変更された)
* [[ヒュンダイ・エアロ|エアロ]](初代は初代[[三菱ふそう・エアロエース|三菱ふそうエアロバス]]がベース、2代目は2代目[[三菱ふそう・エアロエース|三菱ふそうエアロバス]]の兄弟車、ユニバースの登場で廃止)
* [[:ko:현대 에어로시티|エアロシティ]](初代[[三菱ふそう・エアロスター|三菱ふそうエアロスターK]]がベース)
* [[ヒュンダイ・グレース|グレース]](3代目三菱デリカがベース)
* [[:ko:현대 바이슨|バイソン]]([[三菱ふそう・FKシリーズ|三菱ふそうFKシリーズ]]がベース)
* [[三菱ふそう・ファイター|91A中型トラック]](初代[[三菱ふそう・ファイター|三菱ふそう ファイター]]がベース)
* [[三菱ふそう・Fシリーズ|90A]]([[三菱ふそう・Fシリーズ|三菱ふそうFシリーズ]]がベース)
* [[三菱ふそう・ザ・グレート|91A]]([[三菱ふそう・ザ・グレート|三菱ふそうザ・グレート]]がベース)
 
== モータースポーツ活動 ==
00年代までのヒュンダイのモータースポーツ活動は散発的なものであったが、2013年[[ドイツ]]の[[アルツェナウ]]に完全子会社「'''ヒュンダイ・モータースポーツ有限会社''' (Hyundai Motorsport GmbH、略称'''HMSG''') [https://motorsport.hyundai.com/]」を設立して以降は本格的にモータースポーツ事業を展開している。同社はヒュンダイのワークス活動のみならず、世界中のプライベーターへのレーシングカーの販売・メンテナンスやドライバー育成(Hyundai Motorsport Driver Development Program、略称'''HMDP''')も行っている。また2017年から発売されている高性能車ブランドの『N』は、モータースポーツ活動で得た知見や技術を注力しているとされている<ref>[https://s.response.jp/article/2017/07/14/297423.html ヒュンダイの高性能ブランド「N」、第一弾 i30N 発表…2.0ターボは275馬力]Response.jp 2017年7月14日</ref>。
 
=== ラリー ===
[[File:Hyundai-Motorsport vinner Tour-de-Corse 2.jpg|250px|thumb|right|[[ヒュンダイ・i20クーペWRC|i20クーペWRC]]]]
[[File:Hyundai vinner Rally Sweden 1.jpg|250px|thumb|right|2018年[[ラリー・スウェーデン]]での優勝]]
1994年より[[アジアパシフィックラリー選手権|アジア・パシフィックラリー]]に[[ヒュンダイ・エラントラ|エラントラ]]で出場しラリー・オーストラリアでA7クラス別総合優勝を果たしている<ref>[http://www.ewrc-results.com/final.php?e=522&s=&sct=76&ct=2&t=Telecom-Rally-Australia-1994 7. Telecom Rally Australia 1994>APRC>A7] - eWRC-results.com</ref>。翌1995年からは[[ヒュンダイ・エラントラ|アバンテ(エラントラの二代目モデル以降の韓国名)]]・[[ヒュンダイ・クーペ|ティブロン]]などで参戦し幾つかのラリーで優勝を経験した。
 
[[世界ラリー選手権]] (WRC) では1998 - 1999年の[[ヒュンダイ・クーペ|クーペ・キットカー]]によるFIA2リッターカップ参戦を経て、{{WRC|2000}}より最高峰クラスへ挑戦。[[ワールドラリーカー]]の[[ヒュンダイ・アクセント|アクセント WRC]]を投入するも苦戦を強いられ、[[アリスター・マクレー]]、アルミン・シュワルツ、[[フレディ・ロイクス]]などがステアリングを握るも4位が最高位であった。{{WRC|2002}}にはマニュファクチャラーズ選手権で4位を記録している。
 
しかし、{{WRC|2003}}途中に[[マネージメント]]を委託している[[イギリス|英国]]の運営チーム「モータースポーツデベロップメント (MSD) 」との衝突により、シーズン途中から参戦を取りやめた。全戦参戦が義務付けられているにもかかわらずシーズン途中で撤退したことにより、[[国際自動車連盟]] (FIA) から罰金100万[[米ドル]](約1億600万円)を支払う命令が下され、法廷闘争を経て現代自動車は罰金の納付を確約させられた。
 
{{WRC|2014}}にWRCに復帰。HMSGにて[[ヒュンダイ・i20 WRC|i20 WRC]]を開発した<ref>巷には[[プロドライブ]]が開発・オペレーションを行っているとする説があるが、実際はプロドライブの経験者が加入しているだけであって正しいとは言えない。</ref>。チーム代表は[[トヨタ]]や[[プジョー]]のWRCマシン開発にも携わったミシェル・ナンダン。デビュー年の[[ラリー・ドイチュラント|ラリー・ドイツ]]では[[ティエリー・ヌービル]]がヒュンダイのWRC初勝利を記録した。以降2018年終了時点まで通算10勝を挙げ、3年連続でドライバー・コドライバー・マニュファクチャラーズ選手権で2位を獲得している。
{{main|ヒュンダイ・i20 WRC|ヒュンダイ・i20クーペWRC}}
 
2017年には[[グループR|グループR5]]規定のi20も開発。加えてこのR5車両を用いた若手ドライバー育成プログラム(HMDP)を発足させており、[[世界ラリー選手権#WRC2|WRC2]]にワークス参戦を始めている。
 
=== サーキット ===
[[File:Hyundai i30 N TCR, IAA 2017, Frankfurt (1Y7A3191).jpg|200px|thumb|right|[[ヒュンダイ・i30|i30 N TCR]](2017年)]]
2017年に[[TCR_(自動車競技)|TCR]]規定の「i30 N TCR」を開発し、TCRヨーロピアン・トロフィーでi30の開発ドライバーであり[[WTCC]](世界ツーリングカー選手権)王者でもある[[ガブリエル・タルキーニ]]がデビューウィンを飾った<ref>[http://www.as-web.jp/overseas/176419?all TCR“世界一決定戦”はホンダ、ヒュンダイが勝利も、総合ポイントでプジョーに軍配]</ref>。2018年には[[WTCC]]に代わって誕生するWTCR(世界ツーリングカーカップ)に、2チームがi30でフル参戦。BRCレーシングのドライバーはタルキーニとノルベルト・ミケリス<ref>[https://jp.motorsport.com/wtcr/news/wtcr-上限である全26台のエントリーを確認したと発表-1001477/ WTCR、上限である全26台のエントリーを確認したと発表]</ref>、イヴァン・ミュラーレーシングからは[[イヴァン・ミュラー]]とテッド・ビョークで、合わせて3人のWTCC王者が揃い踏みした。開幕戦モロッコのレース3で1-2-3を決め<ref>[https://www.as-web.jp/overseas/357433?all 2018.04.09 新生WTCR開幕、56歳の老兵タルキーニが3戦2勝で歴史に名を刻む初代勝者に AUTOSPORTweb]</ref>、一時はドライバーズランキング1〜4位まで独占する圧倒的な速さを見せ続け、韓国車としては初となるFIAワールドカップのドライバー・チームチャンピオンを獲得した。i30 N TCRは北米の[[PWC]](ピレリ・ワールド・チャレンジ)でも猛威を振るい、[[ブライアン・ハータ|ブライアン・ハータ・オートスポーツ]]がチャンピオンとなっている。
 
[[ニュルブルクリンク24時間レース]]にも2013年から市販車のi30で参戦しており、2014年~2016年まで同クラスを3連覇した<ref>[http://www.racingsportscars.com/results/Nurburgring-2015-05-17.html Nürburgring 24 Hours]</ref>。2017年は排気量を1.6リッターから2.0リッターへと上げてSP3Tクラスへ戦場を移し、クラス4位で完走した<ref>[https://www.hyundai.com/worldwide/en/meet-hyundai/motorsport/nur-24 Hyundai Nürburgring 24-Hour Race]</ref>。2018年のニュル24時間にはTCRクラスにi30 N TCRで参戦し、2位表彰台を獲得している。
 
=== ラリークロス ===
[[File:Rhys Millen GRC RFK Stadium 2014 002.jpg|thumb|right|200px|GRCの[[ヒュンダイ・ヴェロスター|ヴェロスター・ターボ]]]]
ヒュンダイモーターアメリカは2012年にリース・ミレン・レーシングを支援して[[ヒュンダイ・ヴェロスター|ヴェロスター]]でGRC([[グローバル・ラリークロス|レッドブル・グローバル・ラリークロス]])に参戦。2度の優勝を飾っているが、2014年を持ってワークス参戦からは撤退している<ref>[https://www.motorsport.com/world-rx/news/rhys-millen-hyundai-withdraws-from-motorsports-in-the-u-s/ Rhys Millen: Hyundai withdraws from motorsports in the U.S.]</ref>。2015年以降はリース・ミレンが散発的にヴェロスターでスポット参戦している。
 
2018年にはWRC王者[[マーカス・グロンホルム]]が創設したチームのGRXが、ミシェル・ナンダンとのコネクションにより、型落ちの[[ヒュンダイ・i20 WRC]]をベースとしたi20 RXスーパーカーを開発して[[世界ラリークロス選手権]]に挑戦<ref>[https://www.as-web.jp/rally/346248?all 世界ラリークロス:グロンホルム率いるGRXがヒュンダイにスイッチ。オルスバーグも復帰]</ref>。初年度はドライバーズランキング7位、チームランキング4位で終えている。
 
=== その他 ===
ヒュンダイはリース・ミレン・レーシングを支援して[[パイクスピーク・ヒルクライム]]に参戦。2009年にはジェネシスクーペで市販車二輪駆動部門の新記録12:09.397をマークした<ref>[https://www.motorauthority.com/news/1033749_genesis-coupe-sets-new-rwd-time-attack-record-at-pikes-peak Genesis Coupe sets new RWD Time Attack record at Pikes Peak MOTOR AUTHORITY ]</ref>。2011年からはジェネシスM580を開発してアンリミテッドクラスから参戦し総合2位<ref>[https://jp.autoblog.com/2011/06/27/pikes-peak-wrapup-monster-tajima-breaks-10-minute-barrier/ モンスター田嶋の "世界一過酷な" 「パイクスピーク」ヒルクライム優勝の瞬間! 2011年6月28日 autoblog ]</ref>、全面舗装路となった翌2012年にはタイムアタッククラスからジェネシスクーペでエントリーし、総合優勝を掴んだ<ref>[http://ecocar-asia.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/2012-ee73.html 2012年8月13日 (月)【パイクスピーク2012決勝速報】波乱に次ぐ波乱!長い一日となった決勝日!!CARトップ]</ref>。またリース・ミレン・レーシングは[[ドリ車|ドリフト仕様]]にカスタムされた、[[レッドブル]]カラーの[[ヒュンダイ・ジェネシスクーペ|ジェネシスクーペ]]で[[フォーミュラD]]にも出場していた。
 
韓国では国内最高峰である[[SUPERRACE CHAMPIONSHIP]]に参戦していたり、アヴァンテによるワンメイクレースを開催している他、インドではフォーミュラLGBにエンジン供給を行っている。
 
ヒュンダイ創立50周年の2017年には、[[FCV]]ハイパーカーのN 2025のティザー映像を公開し、ゲーム『[[グランツーリスモ6]]』に収録されているが、実車としては存在しない。
 
<gallery>
File:Am2 hyundai.jpg|[[ヒュンダイ・アクセント|アクセントWRC]](2001年)
File:Manuel Castro Hyundai I20 R5 (1).jpg|i20 R5(2017年)
File:Hyundai i30 N, IAA 2017, Frankfurt (1Y7A3187).jpg|[[ニュル24時間]]仕様のi30 N(2017年)
File:2013040615 Hyundai Genesis Coupe.png|韓国内レース用[[ヒュンダイ・ジェネシス|ジェネシスクーペ]](2013年)
File:Formula LGB Hyundai Rams Valvoline 02.JPG|[[インド]]の[[:en:Formula LGB|フォーミュラLGB]](2009年)
File:Hyundai N 2025 Vision. Spielvogel.JPG|thumb|right|200px|ヒュンダイ・N 2025(実車無し)
</gallery>
 
== 年表 ==
* [[1946年]] - [[チョン・ジュヨン]]([[鄭周永]])が前身の現代自動車工業社を設立。
* [[1967年]][[12月]] - 現代自動車を設立。
* [[1968年]] - [[フォード・モーター]]の協力の下、[[ノックダウン生産]]で初めての自動車[[ヒュンダイ・フォードコルチナ|フォードコルチナ]]が製造された。
* [[1975年]] - 韓国初の国産車「ポニー」を発売。デザインは[[ジョルジェット・ジウジアーロ|ジウジアーロ]]、エンジンは三菱自動車製。
* [[1984年]] - 海外(カナダ)への輸出を開始。
* [[1986年]] - 排ガス基準をクリアし、アメリカでの販売を開始。
* [[1996年]] - インドに工場を設立。累計生産台数1000万台を突破。
* [[1998年]] - [[倒産|経営破綻]]した起亜自動車を買収し経営統合。[[ヒュンダイ|現代財閥]]が経営危機に陥る。[[WRC]]に参戦開始。
* [[2000年]] - 現代財閥グループから分離。[[ダイムラー (自動車メーカー)|ダイムラー・クライスラー]]と資本提携。初の乗用車向け[[ディーゼル]]エンジン・[[燃料電池車]]を開発。
* [[2001年]] - 日本法人「ヒュンダイモータージャパン株式会社」を設立。日本市場に本格的に進出開始。
* [[2002年]] - [[2002 FIFAワールドカップ|FIFAワールドカップ]](日本、韓国で開催)のオフィシャルパートナーになる。[[2006 FIFAワールドカップ#2006 FIFAワールドカップドイツ™オフィシャルパートナー|2006年のドイツ大会]]も同様。
* [[2003年]] - シーズン途中でWRCから撤退。ダイムラー・クライスラー、三菱自動車と合弁会社『グローバル・エンジン・アライアンス L.L.C.』設立。
* [[2004年]] - ダイムラー・クライスラーとの提携を解消。
* [[2005年]] - [[ユニクロ]]との[[コラボレーション]]で[[Tシャツ]]を日本で限定発売。
* [[2006年]] - 不正資金疑惑が発覚、[[チョン・モング]]([[鄭夢九]])会長らが逮捕される。ストによる生産停止の影響で、7月の月間販売台数でGM大宇に抜かれる。[[JDパワー]]の品質調査で3位を獲得。
* [[2009年]] - [[ヒュンダイ・ジェネシス|ジェネシス]]が[[北米カー・オブ・ザ・イヤー]]受賞。
* [[2011年]] - グループでの販売台数がGMに次ぐ世界第4位に浮上。
* [[2012年]] - 北米市場で燃費誇大表示問題が発覚し、集団訴訟を行う顧客が急増する。[[ヒュンダイ・エラントラ|エラントラ]]が[[北米カー・オブ・ザ・イヤー]]受賞。
* [[2013年]] - 北米市場で起亜自動車を含めて190万台という最大規模のリコールを発表。
* [[2014年]] - WRCに復帰。[[ラリー・ドイチェランド]]で初の総合優勝。
* [[2015年]] - 高級車ブランド「ジェネシス」と高性能モデル「N」シリーズ立ち上げ。
 
== 参考文献 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist|3}}
 
== 関連項目 ==
* [[起亜自動車]](傘下企業)
* [[三菱自動車]](技術提供・共同開発)
* [[全北現代モータース]]
* [[Aリーグ]](リーグスポンサー)
* [[PFC CSKAモスクワ]](ユニフォームスポンサー)
* [[ヤナセ]](日本においてアフターサービスパーツ供給で提携している。)
* [[ロボカーポリー]](企画監修。また、ヒュンダイ公式サイトにおいて交通安全教育コーナーも設置されている。)
 
== 外部リンク ==
{{Commons|Category:Hyundai_vehicles}}
* 日本でのヒュンダイ
** [http://www.hyundai-motor.co.jp/ ヒュンダイモータージャパン]{{ja icon}}
** [http://www.hmjrd.co.jp/ 現代自動車日本技術研究所]
** [http://www.genesis-japan.ico.bz ジェネシス・ジャパン]{{ja icon}}(株式会社ディーズ・クラブ ジェネシス・ジャパンDiv)
* [http://www.hyundai.com/kr 現代自動車](韓国語)
* [http://worldwide.hyundai.com ヒュンダイワールドワイドサイト]{{en icon}}
* [http://finance.yahoo.com/q/bc?s=005380.KS&t=my 現代自動車株価(韓国市場、長期トレンド)]{{en icon}}([[Yahoo!]]英語サイト)
* [http://www.hyundaiusa.com/ ヒュンダイモーターアメリカ]{{en icon}}
* [http://www.hmmausa.com/ ヒュンダイモーターマニュファクチャリングアラバマ (HMMA)]{{en icon}}
* [http://www.gemaengine.com/ グローバル・エンジン・マニュファクチュアリング・アライアンス]{{en icon}} - [[ワールドエンジン]] - [[ヒュンダイ・シータエンジン]]
 
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