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時制の問題。合成手法の開発を大戦前年とするよう補記。
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'''コルダイト''' (cordite) は、[[フレデリック・エイベル]]と[[ジェイムズ・デュワー]]によって[[1889年]]に発明された[[無煙火薬]]の1種である。[[ニトログリセリン]]と[[ニトロセルロース]](綿火薬)からなり、安定剤の[[ワセリン]]を添加した物を[[アセトン]]で溶かして練って粒子状に加工することで製造される。
 
[[1914年]]に[[第一次世界大戦]]が始まると大量のアセトンが必要になったが、当時のアセトンは木材を乾留して製造されていたため、安定供給ができなくなった。大戦勃発の数年前に[[クロストリジウム]]・アセトブチリクム を使って[[デンプン]]からアセトンを合成する手法を開発した[[ハイム・ヴァイツマン]]は[[イギリス]]と協力し工業化に成功、年間3万トンのアセトンを供給可能となった。この功績により[[ウィンストン・チャーチル]]や[[ロイド・ジョージ]]などイギリス政府の要人に知己を得たことで、[[バルフォア宣言]]へと繋がっていく。
 
;コルダイトMk I