「機動戦士ガンダム 第08MS小隊の登場人物」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
rv
リンク追加、他
33行目:
安全かつ快適で出世ルートへの登竜門とも言える連邦軍本部[[ジャブロー]]への配転を望み、功を焦っていたフシがある。また、MSの導入による機械化部隊創設も、[[レビル]]将軍への強い対抗心の表れからとも言われている。ある意味、[[#ギニアス・サハリン|ギニアス]]と双璧を為す「連邦の(悪い意味での)大人」を象徴している人物といえる。ただ、前述の査問会議において、状況的には他の将官たちの反感を買う可能性もある言動を敢えて行ったり、後述の戦死時においても命を惜しんだり取り乱したりする様子を全く見せない等、単なる卑劣漢とは言い切れない剛毅さがある。また司令官として、作戦自体は何らの齟齬もきたしていない。
 
ジャブロー強襲を目的としたMAアプサラスを建造している秘密基地の所在を確認した彼は、[[一年戦争#星一号作戦(ア・バオア・クー攻略戦)|星一号作戦]]が決行される前にレビルの鼻を明かそうと大軍を率いて敵基地を叩き潰す決意を固める。[[宇宙世紀]]0079年12月、チベットのラサにて、ジオン公国軍の[[秘密基地]]攻略戦の際に[[地球連邦軍の艦船及びその他の兵器#ビッグ・トレー|ビッグ・トレー]]にて指揮を執る。MS隊に加えてガンタンク隊や空軍も動員、兵種を使い分けた複合的な作戦を展開し、地形が変わる程の激しい消耗戦の末、遂にアプサラスIIIを引きずり出す。[[#アイナ・サハリン|アイナ]]による一時休戦の呼びかけに応じるが、抜け目なくジム・スナイパーを展開、待機させる。やがてギニアスが休戦を無視して暴走、先手を打たれる形でMS隊を焼き払われる。これに対する報復措置として、まず「病院船」として扱われている[[ザンジバル (ガンダムシリーズ)|ケルゲレン]]([[グフ#グフフライトタイプ|グフ・フライトタイプ]]などで武装しているが、劇中でこれを咎めるシーンはない)を撃墜、更にアプサラスへもジャブロー強襲を断念させるダメージを与えた。しかし、[[陸戦型ガンダム#ガンダムEz8|Ez8]]の特攻を受けたギニアスが死の間際、執念で放ったアプサラスIIIのメガ粒子砲が山を貫通、彼の指揮するビッグ・トレーの艦橋部分を直撃、戦死する。総員退避の声がかかる中、艦橋指揮所を一歩も動かずメガ粒子の奔流を睨み据えていた。
 
小説版では階級は少将であり、生存しているようである。
56行目:
小説版では退役後、ミュージシャンとしての活動を本格的に始めた。
 
『アナハイム・ジャーナル』では、ラジオエレドアの楽曲が放送されている描写がある。
 
;搭乗機
71行目:
地球連邦軍の兵士で、第08MS小隊所属。階級は曹長。第08小隊に最も早くから配属されていた古参の隊員。中々の美人でありながら筋骨隆々たる長躯を誇り、後述の性格と相まって正に「女傑」という形容がふさわしい。姉御肌のガサツな言動とは裏腹に元・医学生という経歴を持つインテリの女性兵士で、先に戦死した夫もベテラン軍医だったらしい。[[#シロー・アマダ|シロー]]の前任だった小隊長はノイローゼにより後方の病院送りとなっていたが、その原因は彼女のきつい性格であるとも[[#エレドア・マシス|エレドア]]の能天気さとも噂されていた。
 
第4話にてジンクスに怯える[[#テリー・サンダースJr.|サンダース]]に業を煮やして股間を蹴り上げたり、第5話で負傷して喚くエレドアを殴って失神させ麻酔代わりにしたりするなど、とにかく荒っぽいが仲間を思う気持ちは人一倍強い。MS操縦にも長けており、主に[[陸戦型ガンダム]]のパイロットを務める。武装は主に[[ビームライフル (ガンダムシリーズ)|ビームライフル]]。隊長不在時には代わって指揮を執ることもあった。第9話で[[アッガイ]]との戦闘により頭部を破壊されてしまい、予備のパーツも無かったため終盤はジムのものを代用し「ジム頭」と呼ばれていたが、彼女はその名称を嫌っていた。
 
シローの着任当初は、青臭い理想論を語る彼に「アマちゃん」と直言して憚らず激しく反発していたが、それを言葉に終わらせず身を以て示していくシローを隊長として徐々に認めていく。シローがスパイ容疑の審問会から戻った後、[[#イーサン・ライヤー|ライヤー]]から秘密裏に彼の動向を監視し、不審な行動に出た場合には殺害する旨の指示を受けて苦悩する。アイナ救出のため脱走しようとするシローを罵り銃を向けるも、付き添ってきた隊長を殺すような非情さは到底持ち合わせておらず、去っていく彼の後ろ姿をただ見送ることしかできなかった(この時、夫に先立たれた事と重ね合わせてか、「男ってやつはあたしを置いて先に行っちまいやがる」と呟いていた)。
159行目:
: 彼の居たコロニー「アイランド・イフィッシュ」はジオン公国軍の[[コロニー落とし]]に使用されたものの、彼自身はナダ・チノミ中尉ら[[マゼラン (ガンダムシリーズ)|マゼラン級戦艦]]トーチタスのクルー達との協力で奇跡の脱出を成し遂げたという事実が、漫画『[[機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム]]』にて描かれている。
; 劇中での活躍
: OVA第1話(宇宙世紀0079年10月6日)、地球連邦軍の[[士官学校]]を卒業し少尉任官し[[東南アジア]]戦線に配属されることになったシローは、輸送艇で地球に向かう途中、小規模な戦闘に巻き込まれる。そこで友軍([[#テリー・サンダースJr.|サンダース]]の乗った[[ジム (ガンダ改#初期型ジシリーズ)|先行試作初期型ジム]])を救助するために、輸送艇に積まれていた[[ボール (ガンダムシリーズ)#ボールK型|先行量産型ボール]]で出撃。その戦場で、運命の女性[[#アイナ・サハリン|アイナ・サハリン]]と出逢う。アイナの乗る[[高機動型ザクII#宇宙用高機動試験型ザク|宇宙用高機動試験型ザク]]をウィンチワイヤーを駆使した捨て身の戦法により翻弄し、双方相討ちに終わる。機体から間一髪脱出した二人は付近に漂っていたマゼラン艦の残骸内部で激しい銃撃戦を繰り広げ、アイナは負傷し弾丸切れとなる。投降はしない、殺せと言うアイナを強引に手当てし、あきらめず何とか生き延びることだけを模索するシロー。[[ノーマルスーツ]]の酸素が残り少ない二人は敵味方を超えて協力し合い、艦内に残っていたミサイルをマゼラン艦の残骸に撃ち込む。その派手な爆発光によって双方の味方へ位置を知らせることに成功。味方機が各々救助に駆けつける中で2人は別れ際に初めて互いの名前を名乗り合う。
: 同年10月8日、第08小隊の隊長に着任。理想主義丸出しで青臭さの抜けない言動と熱帯のジャングルでは無用の長物であるノーマルスーツで出撃して失笑される。シローに恩義を感じるサンダース以外の808小隊メンバーからは「アマちゃん」と陰口を叩かれながらも陸戦型ガンダムを中心とした戦力やゲリラとの共闘でジオン公国軍の[[橋頭堡]]を崩すなどの活躍を見せ、更にはジオン軍が密かに進めていた[[アプサラス計画]]を掴み、その試作機を撃破するなどの軍功を重ねていく。そんな中、アプサラス試作機のパイロットとなっていたアイナと戦場で再会する。戦闘の末、[[ヒマラヤ山脈|ヒマラヤ]]の雪山でアイナと共に遭難するが、その際にシローはアイナに愛を告白し、彼女もまたそれを受け入れた。2人は連邦・ジオンの立場を超えて助け合い、その後、それぞれの友軍に救助される。しかし、生還を果たした彼を待っていたのは、スパイ容疑による連邦の審問会議であった。その席で彼は戦争における考えの甘さを露呈する主張をし、その場の一同から嘲笑を浴びると共に謹慎処分を受けてしまう。
: 謹慎処分中に[[#キキ・ロジータ|キキ]]の村がジオンの敗残部隊に侵攻を受けたと知り、命令違反を犯して第08MS小隊に出動を指令、直ちに救援に向かう。「ジオン兵もゲリラもどちらも助けたい」という理想を胸にシローは生身で奮戦し、ザクを行動不能に追い込むも、復讐の念に燃えて群がるゲリラたちを制止できず、リンチの恐怖に怯えて対人兵器で攻撃するジオン兵を自らの手で殺す苦い結果に終わる。この前後に情報部の将校[[#アリス・ミラー|アリス・ミラー]]による内務調査が入る。謹慎待機を破った罪状に加えて、ジオンを憎む彼女の報告書が決め手となり、第08小隊は「生還率38%のラサ基地捜索という最前線勤務に就くか、銃殺刑か」の二択を迫られることとなる。
: 同年12月、ラサに存在するジオン公国軍の秘密基地攻略戦の際に[[アプサラス計画#アプサラスIII|アプサラスIII]]が出現。小隊メンバーに「軍を抜ける」と言い 残し、単機でアイナの救援に向かう。戦闘中、兄ギニアスに撃たれ機体から落下するアイナを間一髪で救助するも利き腕を骨折。アイナと二人三脚で[[陸戦型ガンダム#ガンダムEz8|ガンダムEz8]]を操縦しアプサラスIIIへ特攻。Ez8の右腕でアプサラスIIIのコクピットを潰すも、同時に放たれたメガ粒子砲を浴びる相討ちの形でもつれ合ったまま両機とも火口に落ちて爆発炎上した。以後、公式の記録においてシロー・アマダ少尉は「消息不明」となる。
:その後日談が描かれたエピローグ『ラスト・リゾート』では、左脚の膝から下を失った松葉杖姿のシローと彼の子を身篭ったアイナが、山奥の小屋で平穏に暮らしている姿が描かれている。
:小説版では「カート」という死亡した男性の名を騙りながら、妻子と共に過ごしている。
184行目:
小隊に配属された直後のシローは、その理想主義的な考え方のために小隊全体から浮いていたが、上記の経緯もありサンダースだけはシローに最初から全幅の信頼を寄せていた。第08小隊配属後3度目の出撃となる第4話で不吉なジンクスを恐れ転属を願い出るが、シローに却下される。その後、突如として上空に出現したアプサラスと戦闘に入るや、1人突出して必死の攻撃を展開。幸い味方の援護もあってアプサラスを撤退に追い込み、遂にジンクスを払拭する。「謎の巨大兵器」捕獲作戦に於いては[[#エレドア・マシス|エレドア]]の不在に加えてB・Bを想い上の空の[[#ミケル・ニノリッチ|ミケル]]に代わってホバートラックの索敵を担当した。
 
実は、何度も生き残っているのは彼の高いMS操縦センスにあるとも言われている。劇中、ジムで6機の撃墜スコアを持つとの台詞がある。また初めて乗ったはずの陸戦型ガンダムにすぐに順応している事、カレンが彼に対して「ツキさえあれば今頃士官にもなれていただろう」と言っている事からも窺える。事実、作中で彼だけが陸戦型ガンダムをほぼ完全な状態で戦い抜いている(シロー機は大破により大改修され、カレン機は破壊された頭部をジムのもので代用している)。ノリスの操る[[グフ#グフカスタム|グフ・カスタム]]の動きをわずかに垣間見ただけで「こいつはエースだ」と警戒しており、MS戦における相当な技量と経験を持っていることが見てとれる。
 
ラサ基地攻略戦後は08小隊が解散させられ別の部隊へ転属になり、シローの捜索をミケルとキキに託す。
215行目:
*劇中の設定年齢:18歳
 
サイド2出身の地球連邦軍の兵士で、第08MS小隊所属。階級は[[伍長]]。(ただし序列上[[#エレドア・マシス|エレドア]]よりは後任)軍に入隊し、OVA第1話では地球に向かう輸送艇で[[#シロー・アマダ|シロー]]と会う。故郷にメガネ美人の恋人B・Bを残しており、暇な時間を見つけてはこまめに手紙を書いていた。
 
本人はMSへの搭乗を希望していたようではあるが、第08小隊に配属されてからはホバートラックの操縦要員兼ガンナーを務め、主に[[#エレドア・マシス|エレドア]]の助手として行動を共にする。そのため第5話で一緒に捕虜となる等、彼の行動のとばっちりを受ける事も多かったが、戦闘においてはなかなかのコンビネーションを見せている。
 
第4話において飛行試験中のアプサラスと遭遇。シローはやり過ごすよう命じるも、間近に見る敵機に恐怖したためか発砲してしまい、小隊の存在を悟られてしまう。また、第6話では臨時に陸戦型ガンダムに搭乗し因縁深いアプサラスを狙撃したこともある。ここでも迫り来る敵機の前に恐怖を感じてすくみあがり、危機に瀕している。このように頼りない性格で戦闘に向いているとはお世辞にも言えないものの、いざというときの度胸はある。第9話でカレン機がアッガイに襲われピンチに陥った際には、エレドアに命令されてヤケになりながらもホバートラックで水面を滑走して囮をつとめ、敵の目を引き付けた。
278行目:
[[#トップ|トップ]]の指揮の下、オデッサの敗戦からラサ基地を目指して退却中に食糧調達のためゲリラの本拠地とも知らず[[#キキ・ロジータ|キキ・ロジータ]]の村に入った敗残部隊の1人。階級は伍長。
 
穏便に済ませようとするトップや[[#デル|デル]]と違い、故意に[[ヒートホーク]]を村の子供らに向けて脅すなど挑発的な行動を隠そうとしなかった。食料の受け渡しの際キキに狼藉を働こうとして[[ザクII|ザク]]で彼女を手掴みにしたが、トップから止めるよう命令され反抗的な態度を見せる。銃で狙う隊長の本気を知って渋々中止したが、怒ったキキに飯を皿ごと顔に叩きつけられた。その拍子に、人間にとってかなりの高所にあったザクの手から彼女を放り投げてしまい、ただでさえ神経を尖らせていたゲリラ達にいらぬ刺激をしてしまう(幸いキキはなんとか無事だった)。顔に付いた飯をぬぐった彼が最期に見たものは、ハッチを開放したままの自機に向け、怒れるゲリラ([[#ノッポ|ノッポ]])が対戦車ロケットを構え発射する姿だった。そのままコクピットを直撃され死亡。
 
[[#toc|目次へ移動する]]
298行目:
相当な規模の部隊を指揮下に置くが軍務は不得手であり、副官である[[#ノリス・パッカード|ノリス・パッカード]]大佐にほぼ任せきって、自らはひたすらアプサラスの開発に専念していた。また、実妹のアイナを自分の夢(サハリン家再興)成就のための「道具」と見ている節もあり、民間人であって軍人ではないアイナをテストパイロットとして[[高機動型ザクII#宇宙用高機動試験型ザク|高機動試験型ザク]]やアプサラスに搭乗させている。しかし、ヒマラヤ山中でアプサラスIIを失った際にアイナが連邦兵シロー・アマダと行動を共にしていた事実を知り、あまつさえ詰問する自分の前で臆せず理想論を語るに及び、実妹アイナに対し疑惑と憎悪の念を募らせていく。
 
物語終盤にて、アプサラス開発計画の中止を[[ザビ家#ギレン・ザビ|ギレン]]総帥へ進言しようとした旧友[[#ユーリ・ケラーネ|ユーリ]]を謀殺し、遂にアプサラスIIIを完成させた。更にこれまで自分に協力してきた開発スタッフを完成パーティーの席で全員毒殺し、基地の全てを自分の管理下に置く。そして、アイナの操縦するアプサラスIIIの後部座席に乗り込み、秘密基地を取り囲んでいた地球連邦軍部隊の迎撃に当たるが、威嚇のみで一向に攻撃しないばかりかケルゲレン脱出のために一時休戦を連邦軍へ呼びかけるアイナに業を煮やし、彼女がコクピットハッチを開放して身を曝した隙に自らの操縦によって攻撃を開始。投降を勧めるアイナを拳銃で撃って機体の外に放り出した。だが、こうした彼の狂気はことごとく裏目に出る。アイナは、懐中時計が銃弾を防ぎ生存。また申し込まれた休戦を一方的に破られMS隊を喪失した連邦軍は即座に報復に転じ、ジム・スナイパーの狙撃により完成したばかりのアプサラスIIIは早くも航行不能に陥った。最後はシローとアイナの乗るガンダムEz8と相討ちになり、コクピットをEz8の右腕で潰されて死亡。しかし、寸前に放ったメガ粒子砲によりEz8は大破し、山肌を焼いて貫通したビームは[[#イーサン・ライヤー|イーサン・ライヤー]]が指揮を執るビッグトレーの艦橋を直撃した。
 
小説版ではコクピット内でアイナを銃撃して重傷を負わせ、さらにアプサラスIIIに取り付いて乗り込んできたシローに対しても銃口を向けるが、発砲寸前でアイナに射殺されている。
321行目:
*登場話数:ショートフィルム
 
[[グフ#グフフライトタイプ|グフ・フライトタイプ]]に搭乗するMSパイロット。マゼラトップ砲を装備したザクIIと共に最終決戦の地へ向かう08小隊を待ち伏せし、襲撃する。
 
ザクIIのマゼラトップ砲による狙撃で[[#カレン・ジョシュ|カレン・ジョシュ]]の搭乗する陸戦型ガンダムを沈黙させられ、救助に向かおうとする[[#シロー・アマダ|シロー・アマダ]]の搭乗するEz8に襲いかかる。ザクIIの支援を受けながらシローのEz8を翻弄するもEz8の装甲の厚さの前に決定打を与えられず、ザクIIも隠れ場所を特定され、カレンの陸戦型ガンダムから拝借した180mmキャノン砲で狙撃され撃破される。
 
戦況を打開すべく体を張った[[#ミケル・ニノリッチ|ミケル・ニノリッチ]]の行動によりフライトタイプの動きを見切られ、攻撃を受けてしまいガトリング砲を破壊される。その後、ヒート・サーベルを取り出し接近戦を挑むも、Ez8のビーム・サーベルでコクピットを貫かれ戦死する。
394行目:
 
=== ノリス・パッカード ===
*声 - [[市川治]]{{efn|市川は2009年に死去。アーケードゲーム『[[機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT]]』がノリス役としての最後の出演となった。}}/[[間宮康弘]]([[ガンダムジオラマフロント]]<ref>[http://bridge.gdf.bandainamco-ol.jp/concept/cast.php?world=Bana CAST(声の出演) - ガンダムジオラマフロント | バンダイナムコオンライン]</ref>)
*登場話数:第3〜5・7・9・10話
 
403行目:
任務に忠実な誇り高い武人でありながらも、アイナに想い人がいる事を見抜いたり(「職業軍人の道を選ぶまでは」という台詞から多少の恋愛経験もある様子)、アイナから「親代わり」と言われてはにかんだりするなどの一面も見せる。また終盤の戦闘では圧倒的強さを見せる([[#テリー・サンダースJr.|サンダース]]も一目見て「こいつは[[エース・パイロット|エース]]だ」と警戒するほど)。
 
第3話にて前線基地の視察に赴き、第08小隊の攻撃に遭遇。基地の[[陸戦型ザクII|06J陸戦型ザクII]]で出撃。[[#シロー・アマダ|シロー]]の陸戦型ガンダムと戦うが、水中戦に敗れてザクが中破し、撤退する。第4話では、アイナの操縦する[[アプサラス計画#アプサラスI及びアプサラスII|アプサラス]]を護衛するため[[ドップ]]に搭乗。08小隊と遭遇し、シローの陸戦型ガンダムの攻撃で被弾損傷、アプサラスに援護されて撤退した。第7話では消息不明になったアプサラスとアイナを捜索するため再びドップに搭乗して出撃、[[コア・ブースター#ジェット・コア・ブースター(コア・イージー)|ジェット・コア・ブースター]]を撃墜している。
 
第10話「震える山(前編)」では、鉱山基地防衛戦において空襲するジェット・コア・ブースター部隊を相手に愛機の[[グフ#グフカスタム|グフカスタム]]のヒートワイヤーを駆使した見事な空中戦を展開している。一旦補給に戻った際にケルゲレンの脱出を願うアイナの優しさを汲み取り、グフカスタムに再び搭乗し死を覚悟して単独で出撃する。鉱山基地砲撃のため、ケルゲレンの予定進路上にたまたま展開していた3機の[[ガンタンク#量産型ガンタンク|量産型ガンタンク]]を破壊するべく、直衛の第08小隊との戦闘に突入。陸戦型ガンダム2機とガンダムEz8と[[ガンタンク#量産型ガンタンク|量産型ガンタンク]]3機が相手という圧倒的不利な状況にもかかわらず、巧みに裏をかいて量産型ガンタンク2機を連続して撃破。文字通り鬼神の如き戦いを見せ、第08小隊を手玉に取る。その後シローの乗るガンダムEz8との一騎討ちとなり、一旦はヒートワイヤーからの電撃によって制御不能に追い込むも、パイロットがアイナの想い人であると知って動揺した隙を突かれ反撃を食らう。最後は[[ビームサーベル]]を構えるEz8の懐に飛び込み、自らの機体に隙を作ることで残った量産型ガンタンクを見事撃破し、戦死を辞することもなく任務を全うするという壮烈な最期を遂げる。敵ながら見事なノリスの最期にシローも自らの敗北を認めざるをえず、彼の機体に向かって敬礼をしている。しかし、彼の願いが叶うことはついになかった。
 
小説版では部下2人を含めた[[グフ#グフフライトタイプ|グフフライトタイプ]]3機でビッグトレーを撃破する作戦を敢行。こちらも同じく最後はEz8のビームサーベルにコックピットを裂かれつつも、ヒートサーベルを投げつけビッグトレーを撃破する。
 
漫画『[[機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ|MSV-R 虹霓のシン・マツナガ]]』では、[[一年戦争]]緒戦の[[一年戦争#一週間戦争|一週間戦争]]で戦果を挙げ、[[ザビ家#ドズル・ザビ|ドズル・ザビ]]中将から表彰される兵士の一人として描かれている。
517行目:
第8話ではゲリラの拠点とも知らず[[#トップ|トップ]]のザク部隊が食糧調達に来た際に、[[#アス|アス]]がキキを襲おうとしたことへ激怒し、ロケットランチャーでアスのザクを攻撃し戦端を開いてしまう。その後、シローの勇敢な生身での戦闘により制御不能に陥ったトップのザクへ群がり引きずり出してリンチにしようとするが、恐怖に怯えたトップはザクに搭載した対人兵器をゲリラに向かって使用したため、彼もその直撃を受け瀕死となる。その後の生死は不明。
 
なお、彼が使用したロケットランチャーはカールグスタフ無反動砲のコピー品{{efn|『[[機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS]]』より}}であり、ゲリラはこれらの旧式兵器を用いてMS相手に一定の戦果を挙げていた
 
[[#toc|目次へ移動する]]