「数え年」の版間の差分
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* 和暦から換算した西暦の年
** 元禄元年[[12月10日 (旧暦)|12月10日]]=グレゴリオ暦'''[[1689年]]'''1月1日。よって、グレゴリオ暦は年が明けている。グレゴリオ暦を基準とすると数え年が「1」加算されてしまい、当時の文献などと整合が失われてしまう。'''元禄元年'''は1月1日 - [[12月29日 (旧暦)|12月29日]]<span style="font-size:90%">(グレゴリオ暦1689年[[1月20日]])</span>までを、'''西暦1688年'''として考えなければならない。
== 各国の状況 ==
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これらの内、当時切実だった理由は4の[[配給]]の問題であった。実際、例えば12月に子供が生まれ翌年2月に「2歳だ」という理由で[[キャラメル]]が配給されることなどはよくあった。当然のことながら、生後2か月の乳児にキャラメルを支給しても無意味である。また、[[満年齢]]では50代であるのに数え年では60代という理由で配給量を減らされるなどの問題も起きていた。配給量の基礎となるカロリー計算は満年齢を基に算定されていたにも関わらず実際の配給の現場では数え年を基に支給されていたため、これらのような支障が生じていた(詳しくは[[年齢のとなえ方に関する法律]]参照)。
本来、数え年で行われてきた伝統行事である[[七五三]]や[[年祝い]]([[古稀]]・[[喜寿]]など)も数え年・満年齢のいずれで祝ってもよいとされていることが多い。この場合、原則として数え年・満年齢のいずれを用いても同じ数字の年齢で行われるが、外的に還暦の場合のみ数え年で行う場合は61歳、満年齢で行う場合は60歳と行われる年齢の数字が異なる。ただし[[厄年]]には数え年を使い、「満年齢」を使うことはほとんどない。なお葬祭の際に記す「[[享年]](行年)」は[[法事|仏式]]や[[神道]]では数え年が使われるが、現在では満年齢が使用されている。「一周忌」を除く、「[[年忌|年回忌]]」の数え方は現在も数え年に準じている。
また、日本の[[競走馬]]の年齢([[馬齢]])も1990年代頃までは数え年によっていた。しかし[[2001年]]からは馬齢の国際表記に従って、「生まれた年を0歳、(新たに1月1日を迎える毎に)1歳加齢する(=数え年から1を引いたもの)」とすることになった。つまり加齢日は現在も一律に1月1日であり、馬齢=「満年齢」ではない。他の分野の後年の例では、[[ジャイアント馬場]]の[[全日本プロレス]]([[1972年]]創業)で[[1981年]]に10周年記念イベントを実施したほか、[[1989年]]に馬場([[1960年]]デビュー)の30周年記念試合を実施した例がある。なお、馬場の30周年記念試合は[[1990年]]にも実施された。
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