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『'''魏略'''』(ぎりゃく)とは、[[中国]][[三国時代 (中国)|三国時代]]の[[魏 (三国)|魏]]を中心に書かれた歴史書。後に散逸したため、清代に[[王仁俊]]が[[逸文]]を集めて輯本を編したが、はなはだ疎漏であったため[[張鵬一]]が[[民国]]11年(1922年)に再び編した。著者は[[魚豢]](ぎょかん)である。魚豢については事績が伝わっておらず、『魏略』の作者であること以外はほとんど分かっていない。『[[三国志_(歴史書)|三国志]]』の[[裴松之]]注に引用され残る文により、[[劉表]]<ref>『呉書』[[張昭]]伝注『典略』。筑摩書房版日本語訳では[[劉備]]と訳しているが、原文は「劉[[荊州]]」とあり、荊[[刺史|州牧]]であった[[劉表]]を指すと思われる。</ref>と面識があったこと、その後魏に仕えたことが記述されている程度である。
 
== 特徴 ==