「1970年のメジャーリーグベースボール」の版間の差分

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1970年[[4月6日]]に開幕し[[10月15日]]に全日程を終え、[[アメリカンリーグ]]は[[ボルチモア・オリオールズ]](東地区優勝)が2年連続4度目のリーグ優勝で、[[ナショナルリーグ]]は[[シンシナティ・レッズ]](西地区優勝)が9年ぶり5度目のリーグ優勝であった。
 
[[ワールドシリーズ]]はボルチモア・オリオールズがシンシナティ・レッズを4勝1敗で破り、4年ぶり2度目のシリーズ制覇であった。

シーズン直前に前年にアメリカンリーグに加盟したばかりのシアトル・パイロッツがミルウォーキーに本拠地を移転して[[ミルウォーキー・ブルワーズ]] となった。
== できごと ==
アメリカンリーグ
*東地区は、オリオールズが独走で108勝して地区優勝した。[[マイク・クェイヤー]] (24勝)、 [[デーブ・マクナリー]] (24勝)、[[ジム・パーマー]] (20勝)の20勝トリオ(翌年にはカルテットになる)がいて投手陣が充実して完投60を記録し、守備では二塁手・[[デーブ・ジョンソン]]、三塁手・[[ブルックス・ロビンソン]]、遊撃手・マーク・ベランジャー 、外野手・ポール・ブレアーと4人のゴールドグラブ賞受賞者が揃った鉄壁の守備陣は健在で、これに[[フランク・ロビンソン]](打率.306・本塁打25本・打点78)、[[ブーグ・パウエル]](打率.297・本塁打35本・打点114)が打線の要であった。西地区はツインズが、前年の首位打者[[ロッド・カルー]]がヒザを負傷して後半戦を欠場したが、[[ハーモン・キルブルー]](本塁打41本・打点113)、[[トニー・オリバ]](打率.325・打点107)が健在で、[[ジム・ペリー]](24勝)、新人バート・ブライレヴン(10勝)、ロン・ペラノスキー(34セーブ)が活躍して地区優勝した。前年と同じカードとなった[[リーグチャンピオンシリーズ]]は、この年も同じでオリオールズの完勝で、ボルチモアに移転して1966年から3度目のワールドシリーズ進出であった。
*個人タイトルは、エンゼルスの[[アレックス・ジョンソン]](打率.329)が初の首位打者、セネタースの[[フランク・ハワード]] (本塁打44本・打点126)が2度目の本塁打王と初の打点王であった。オリオールズの[[マイク・クェイヤー]]、 [[デーブ・マクナリー]]、ツインズの[[ジム・ペリー]]が揃って24勝で最多勝、インディアンスの[[サム・マクダウェル]] (奪三振304)が5度目の最多奪三振、アスレチックスのディエゴ・セギー(防御率2.56)が最優秀防御率を獲得した。リーグMVPにはオリオールズの[[ブーグ・パウエル]]が選ばれた。