「中田宏樹」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
38行目:
第22期(2009年度)竜王戦では4組決勝まで進み、3組復帰を決めて久々の本戦出場の可能性もあったが、決勝で[[田中寅彦]]に敗れる。
 
[[順位戦]]でなかなか昇級できず、C級2組を抜けるのに10年、C級1組を抜けるのに9年かかった。そのこともあり、プロ入り後の昇段は全て[[将棋の段級|勝数規定]]による昇段である(なお、勝数規定だけで八段まで昇段したのは、2019年時点では中田、阿部隆、[[中川大輔 (棋士)|中川大輔]]、[[日浦市郎]]、[[泉正樹]]、[[神崎健二]]、[[中田功]]、[[杉本昌隆]]の78だけである)。したがって、八段昇段([[2006年]][[1月27日]])は通算560勝(100+120+150+190)のときであった。これは、プロ入り後の約20年間、年28勝のペースで勝ち星を積み上げたことになる。28勝という数字は、年度ランキング10位前後に相当する勝数である。そして、2008年8月8日、公式戦通算600勝([[将棋栄誉賞]])を達成。順位戦でA級もB級1組も経験していない棋士の600勝は史上初である。
 
[[2010年]][[3月5日]]、第68期B級2組順位戦の最終局で勝ち、8勝2敗(2位)の成績で初のB級1組昇級を決める。順位戦初参加から苦節24年で、年齢は45歳となっていた。この時点での通算勝敗は1009対局632勝377敗(勝率0.6264)、順位戦での通算勝敗は240対局155勝85敗(勝率0.6458)である。