「同志社中学校・高等学校」の版間の差分

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|高校コード = 26505F
|郵便番号 = 606-8558
|所在地 = [[京都府]][[京都市]][[左京区]]岩倉大鷺町89<br><{{small>|{{ウィキ座標度分秒|35|4|3.4|N|135|47|10.9|E|display=inline,title}}</small>}}
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{{mapplot|135.786361|35.067611|同志社中学校・高等学校}}
'''同志社中学校・高等学校'''(どうししゃちゅうがっこう・こうとうがっこう、{{Llang|言語記事名=英語|en|Doshisha Junior and Senior High School}})は、[[学校法人同志社]]が設置し、[[京都府]][[京都市]][[左京区]]岩倉大鷺町に所在し、[[中高一貫教育]]を提供する[[私立学校|私立]][[中学校]]・[[高等学校]]。中学・高校は別組織で運営されている<ref name = lucky>{{Cite book|和書
|author =
|title = 2001年 価値ある学校(ラッキースクール)を探そう 関西男子校+共学校
|publisher = [[旺文社]]
|date = 2000-7-1
|isbn = 4-01-008958-X
}}</ref>。中学校は[[2010年]]([[平成]]22年)9月に[[同志社大学今出川キャンパス]]から高等学校の校地に移転した。
 
== 概要 ==
[[1896年]]([[明治]]29年)[[11月29日]]、[[京都市]][[上京区]][[今出川通]]烏丸(現:[[同志社大学今出川キャンパス]])に同志社尋常中学校が開設。以来、[[新制]]まで旧制の5年制中学であったが、[[1947年]]([[昭和]]22年)に同志社中学校となり、[[1948年]](昭和23年)に同志社高等学校が[[左京区]]岩倉大鷺町に設立。中学・高校は別組織で運営されている<ref name = lucky />。[[2006年]]、[[同志社小学校]]が高校の隣りに開校し、[[2010年]]([[平成]]22年)9月に中学校が高校の校地に移転した。
高等学校において、幼稚園から入園し、または小学校もしくは中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では、第1学年から混合してクラスを編成する併設型[[中高一貫校]]<ref>[http://kansai.study1.jp/detail/502 同志社中学校-中学受験スタディ]の「基本情報」の表による。</ref>。[[学校法人同志社]]が経営母体の男女共学校。高等学校の1学年は、中学校からの内部進学者約290名、外部からの入学者約70名で構成される。
 
中学校は1学年約290名でほぼ全員が同志社高校へ進学する。高校からは約70名が外部から入学する。同志社高校卒業生は例年、全体の約85%が推薦制度により[[同志社大学]]・[[同志社女子大学]]に進学し、約15%が他大学を受験。ほぼ全員が四年制大学へ進学している<ref>[http://www.js.doshisha.ac.jp/high/After-Graduation/after-graduation.html 進路情報 <nowiki>|</nowiki> 同志社中高]</ref>。
[[2010年]]([[平成]]22年)8月までは、中・高が別校地であった(中学校が[[上京区]]烏丸今出川に、高等学校が[[左京区]]岩倉)が、中学校が高等学校校地に移転したことにより、今後中高一貫教育をより推進する予定である。
 
[[2010年]]([[平成]]22年)8)9までは、中・高が別校地であった(中学校が[[上京区]]烏丸今出川、高等学校が[[左京区]]岩倉)が、中学校が高等学校校地に移転したことにより、今後[[中高一貫教育]]をより推進する予定である。
 
ラグビー部が今まで獲得した全国タイトルは、計8回(選手権8回・選抜なし)であり、全国屈指の強豪高である。
 
== 教育目標・教育理念 ==
創立者[[新島襄]]の唱えた「キリスト教主義教育」に基づき、「良心」を育むことを教育の基本としている。知識教育に偏ることのない全人教育を行っている。
 
中学では、「ほんもの」にふれる機会を多く持たせ、物事の真理や本質を探ることの大切さが重視されている。
 
高校では、[[国公立大学]]をはじめとする多様な進路にも進めるように、多様な選択科目が設けられている。
 
学校生活は「朝の礼拝」から始まる。中学においても高校においても「自由・自治・自立」が基本とされているため<ref name = lucky />、自発的に勉強することが求められる。
 
中学から私服登校が認められている。生徒の自治活動が重視され活発である。
 
== 施設課程 ==
=== ===
中学課程を全員にしっかりと理解させ、思考力と創造力を育成することに主眼がおかれている。1クラス36名編成。英語の授業では半分の18名編成となる。市販の教科書はあまり用いられず、独自のサブテキストやプリントが使われたり、ときには高校レベルの授業が行われることもある。長期休暇中の課題や補習などが課されることはなく、代わりに自由研究が中心である。自由研究を提出しなくても成績評価に関係ないが、生徒の90%以上が取り組んでいる<ref name = lucky />。
 
移転を機に「教科センター方式」が導入されており、[[近畿]]では唯一である<ref>[http://js.doshisha.ac.jp/jhs/learning/center/ 「教科センター方式」とは – 同志社中学校]</ref>。
 
=== 高校 ===
文系・理系等のコース制をとらず、ホームルームを基礎とした共通履修科目と、2年生からの多彩な自由選択科目からなるカリキュラムを実施している。教科の枠を超え、物事を色々な視点でとらえて学ぶことを重視している。
 
共通履修科目を採用しており、生徒を[[文系]]、[[理系]]に分けない。そのため高校2年生から始まる選択教科目が文理に捉われず自由に選択できる。
 
教員が急病などで授業を休んだ場合、他の教員が代行するのでなく基本的に「休講」となる。教員は担任をもっていない場合、自分の授業が終われば学校に残る必要もない。
 
==== 編成 ====
高等学校において、幼稚園から入園し、または小学校もしくは中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では、第1学年から混合してクラスを編成する[[日本の中高一貫校#併設型[[中高一貫校(混合型)|併設混合型中高一貫校]]<ref>[http://kansai.study1.jp/detail/502 同志社中学校-中学受験スタディ]の「基本情報」の表による。</ref>。[[学校法人同志社]]が経営母体の男女共学校。高等学校の1学年は、中学校からの内部進学者約290名、外部からの入学者約70名で構成される。
 
== 環境 ==
=== 中学 ===
;立志館
:中学生が学びの中心として使用する校舎。教科センター方式を実践するための独自の設計がなされている。中学の各クラスのホームベースや各教科のステーションとメディアスペース、図書・メディアセンター、校務センターを備えている。
 
;雄飛館
:中学生が主に使用する体育館。
 
=== 高校 ===
;桑志館
:中庭を囲むように高校HR教室を配置し、学びの中心となる新校舎。
 
;メディアセンター知創館
:7万冊にも上る蔵書や視聴覚資料、100台以上の生徒利用PCなどを活用し、学び・創造・発表のの楽しさを味わうことができる。また生徒会活動の中心となる生徒会室・生徒集会室や、自習室も備えている。
 
;万象館
:理科の各分野の実験室、講義室があり、天体観測の行えるドームなど、学びを深めるための設備が揃っています。また、中高の保健室も備えている。
 
=== 中高共用 ===
;想遠館
:美術教室、家庭科で利用する調理実習室・被服実習室など高校生は主に実技教科で利用する。また、中学技術科・理科・中学生徒会室がある。
 
;宿志館
:毎朝、厳かな礼拝が行われるグレイス・チャペルを中心に、魁ホール、カフェテリア、音楽教室、和室(自占庵)など多くの施設が集まっている。
 
;メディアセンター知創館
:高校校舎に隣接している図書館。図書だけでなくノートPC設備も完備しており、情報Cなどの授業もここで行われる。またプレゼンスペースを設けており、生徒の発表なども行えるようになっている。なお、中学校メディアセンターは、立志館(中学校教室棟)に設置される。
 
;南体育館
:広大なメインフロアのほかに、小体育館、ダンス室、柔道場も備えている。さらに、トレーニング室もありクラブなどで利用することができる。
 
;南グラウンド
:ラグビーグラウンド、4面のテニスコート、130m直線全天候型走路などのある広々としたグラウンド。また道路を挟んで硬式野球部、サッカー部が同時に練習できる広さのある「東グラウンド」がある。
 
== 進学先 ==
大学の系列校でありながらも、国公立大学あるいは同志社大学以外の私立大学に進学する生徒もいる。
:[[20032017年]]実績 京大154 滋賀医科 3 など
:[[2016年]]実績 広島大2 など
:同志社大学に医学部がないことから医学部のある他大学を受験する生徒も多い。
 
== 沿革 ==
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*2008年[[11月10日]] - 桑志館・恵潤館の供用開始。
*2010年2月までに第二期工事が順次完成。
*2010年8月 - 中学校が高等学校校地に移転。
**同志社中学校と同志社高等学校が統合し同志社中学校・高等学校となる。
 
**宿志館献堂 (チャペル・音楽・カフェテリア棟)
== 教育方針 ==
**立志館[中学教室棟]・想遠館[創作芸術棟]・雄飛館[中学体育館]竣工
共通履修科目を採用しており、生徒を[[文系]]、[[理系]]に分けない。そのため高校2年生から始まる選択教科目が文理に捉われず自由に選択できる。
 
=== 進学先 ===
大学の系列校でありながらも、国公立大学あるいは同志社大学以外の私立大学に進学する生徒もいる。
:[[2004年]]実績 京大13 阪大 2 東京芸大1 北大 1 東大 1 神大1 京都府立医大3 など
:[[2003年]]実績 京大15 など
:同志社大学に医学部がないことから医学部のある他大学を受験する生徒も多い。
 
=== 校風 ===
同志社系列の中学校・高等学校に共通することであるが、比較的柔軟である。染髪・化粧などはもちろん、ピアスやネックレス・指輪などの装飾具も、体育の時間を除き許可されている。
 
== 施設 ==
;メディアセンター知創館
:高校校舎に隣接している図書館。図書だけでなくノートPC設備も完備しており、情報Cなどの授業もここで行われる。またプレゼンスペースを設けており、生徒の発表なども行えるようになっている。なお、中学校メディアセンターは、立志館(中学校教室棟)に設置される。
;南体育館
:広大なメインフロアのほかに、小体育館、ダンス室、柔道場も備えている。さらに、トレーニング室もありクラブなどで利用することができる。
;南グラウンド
:ラグビーグラウンド、4面のテニスコート、130m直線全天候型走路などのある広々としたグラウンド。また道路を挟んで硬式野球部、サッカー部が同時に練習できる広さのある「東グラウンド」がある。
 
== 学校行事 ==
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生徒会、クラブ活動とも、生徒の自主的な運営により執り行われている。中でも硬式野球部、ラクロス部、ラグビー部、スキー部、硬式テニス部、アーチェリー部、山岳部などは強豪として知られている。
スキー部は毎年全国高等学校スキー選手権大会(インターハイ)に何名も輩出しており、全国でも有数なスキー強豪校として知られている。
 
=== 部活動(中学校) ===
;運動部