「ダモクレス」の版間の差分

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[[歴史]]の上では、[[紀元前4世紀]]初頭、[[古代ギリシア]][[文化圏]]内にあったシケリア島(現・[[シチリア島]])にて全島を支配下に収めて繁栄を謳歌する[[古代の植民都市#古代ギリシアの植民地|植民都市]]シュラクサイ(現・[[シラクサ]])での話。その実、[[ギリシア神話]]に見られる話。
全シケリアを統べる[[僭主]][[ディオニュシオス2世]]に臣下として仕える若きダモクレスは、ある日、僭主の[[権力]]と[[栄光]]を羨み、追従の言葉を述べた。すると後日、僭主は贅を尽くした[[酒宴|饗宴]]にダモクレスを招待し、自身がいつも座っている[[玉座]]に腰掛けてみるよう勧めた。それを受けてダモクレスが玉座に座ってみたところ、ふと見上げた頭上に己を狙っているかのように吊るされている1本の[[剣]]のあることに気付く。剣は天井から今にも切れそうな頼りなく細い[[糸]]<ref group="*">糸の素材については諸説入り乱れている。『[[ブリタニカ国際大百科事典]] 小項目事典』は「[[毛髪]]1本」、[[小学館]]『[[大辞泉]]』は「毛髪」、[[三省堂]]『[[大辞林]]』第3版は「毛」、[[平凡社]]『[[世界大百科事典]]』は“[[鳥]]の毛”(※[[生物学]]的には、鳥に毛は無いが…)であるとしている。また、[[児童文学者]]・[[鈴木三重吉]]の[[童話]]『デイオニユシオス伝』では「[[ウマ|馬]]の尾の毛」ということになっている。</ref><ref>「馬の尾の毛」の出典は、[https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/68656/1/KJ00004263630.pdf 『走れメロス』とディオニュシオス伝説] - 五之治昌比呂、京都大学学術情報リポジトリ「紅」 - 京都大学、1999年8月31日</ref>で吊るされているばかりであった。ダモクレスは慌ててその場から逃げ出す<ref>[http://www.kyoshinomichi.jp/tsushin/430.pdf ダモクレスの剣 - 塾頭通信] - 北海道師範塾、2012年11月7日</ref>。僭主ディオニュシオス2世は、ダモクレスが羨む僭主という立場がいかに命の危険を伴うものであるかをこのような[[転義法|譬え]]で示し、ダモクレスもまたこれを理解するのであった<ref>[http://www.investlife.jp/img/IL201703_Suezaki_Trevia.pdf トリビア・コーナー - インベストライフ ] - 末崎孝幸、I-O ウェルス・アドバイザーズ株式会社</ref>
 
[[統治者]]・支配者の[[幸福]]の危うさを悟らせる故事「ダモクレスの剣」は、[[古代]]から[[現代]]に到る長きに亘り、古代においては[[古代ギリシア]][[古代ローマ|・ローマ]][[文化圏]]<!--※「グレコローマン」という表現を見ることがありますが、この語は中世以降の人から視た古代ギリシア・ローマを指すのであって、当時を指す語ではありません。-->で、[[中世]]以降においては[[ヨーロッパ]]文化圏を中心とした世界で、[[成句]]として好んで用いられてきた<ref name="Gonoji(1999)">[https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/68656/1/KJ00004263630.pdf 『走れメロス』とディオニュシオス伝説] - 五之治昌比呂(西洋古典、比較文学。[[大阪大学]]准教授)、京都大学学術情報リポジトリ「紅」 - [[京都大学]]、1999年8月31日</ref>。後述する[[マルクス・トゥッリウス・キケロ|キケロ]]の『トゥスクルム談義』は古代ギリシア・ローマ文化圏における代表的[[引用]]例、[[ジョン・F・ケネディ|ケネディ]][[アメリカ合衆国大統領|大統領]]の[[国際連合|国連]][[演説]]はヨーロッパ文化圏における代表的引用例である。
{{Wiktionary|<!--ダモクレスの剣|※立項待ち-->:en:sword of Damocles}}
{{Commonscat|Sword of Damocles|ダモクレスの剣}}
 
== 脚注 ==
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