「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」の版間の差分

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[[2009年]][[6月1日]]に放送された『[[クローズアップ現代]] 抗うつ薬の死角~転換迫られるうつ病治療~』<ref>{{Cite web |url=http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_2742.html |title=抗うつ薬の死角 - NHK クローズアップ現代 |publisher=日本放送協会 |accessdate=2012-12-13}}</ref>で、SSRIの不適切な投与により傷害行為(強盗)に及んだ患者が、医療鑑定で「SSRIの影響がある」と認められた事例が報告された。これは薬害であるが、SSRIの知識に乏しい医師が、SSRI服薬量の急激な増減が危険であることを知らずに、患者の体調報告にあわせて頻繁に投薬量の増減を繰り返していたことも一要因であるとされた。
また、この薬は[[パニック障害]]で服用した場合、飲み始めてからきちんとした効果が出るまでに二週間前後の時間を必要とするので注意が必要である。また、服用によって、逆に精神のバランスを崩す可能性もあるので、経過観察には注意を要する。
 
うつ病が20世紀になって増加しているがSSRIの普及と軌を一にする。SSRIという薬価が高いうつ病の薬が販売されると世界各国で軒並みうつ病患者が増える。そこには製薬会社の[[病気喧伝]]キャンペーンが影響している。SSRIの導入後、6年間でうつ病の患者が2倍に増えるという経験則がある。<ref>なぜうつ病の人が増えたのか 冨高辰一郎 ISBN 4779004535</ref>
 
2013年、日本の[[厚生労働省]]は、[[大うつ病性障害]]に対し、18歳未満に投与しても効果を確認できなかったとして、添付文書を改訂し医師に慎重な投与を求めるよう[[日本製薬団体連合会]]に要請した。対象は「[[レクサプロ]]」「[[ジェイゾロフト]]」「[[ルボックス]]」「[[デプロメール]]」、他は[[SNRI]]が2製品、[[NaSSA]]が2製品の計8製品である<ref>「[http://jp.wsj.com/article/JJ11997891205565913637118548438832743842789.html 18歳未満「効果確認できず」=抗うつ剤の注意改訂要請—厚労省]」The Wall Street Journal 日本語版(時事通信社配信)2013年3月29日。</ref><ref>「[http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ygw3.html SSRIなど抗うつ薬6種類の「使用上の注意」改訂を要請]」厚生労働省2013年3月29日。</ref>。