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{{Otheruseslist|モータースポーツ・レーシングチームおよびF1コンストラクター|ザウバー運営のF1コンストラクター アルファロメオ|アルファロメオ・レーシング|BMW運営のザウバー|BMWザウバー}}
{{F1コンストラクター
{{F1コンストラクター (過去に参戦していたコンストラクター)
| コンストラクター名 = {{Flagicon|SUI}} アルファロメオ・フェラーリ<br />( = [[File:Mini Free Logo Sauber.png|18px]] ザウバー
| エントリー名 = [[アルファロメオ]]・レーシング<br/>[[File:AlfaRomeoF1logo-2019.jpg|190px]]
| エントリムロゴ画像 =
| チーム国籍ロゴ画像 = {{SWI}}
| チーム本拠地国籍 = {{SWI}}<br />[[チューリッヒ州]][[ヒンヴィル]]
| チーム本拠地 = {{SWI}}<br />[[チューリッヒ州]][[ヒンヴィル]]
| 主なチーム代表関係 = [[ペーター・ザウバー]]<br /><small>(創設者)<br /></small>[[パスカル・ピッチ]]<br /><small>(会長)</small><br />[[フレデリック・ヴァスール]]<br /><small>(チーム代表)</small><br />[[ペーター・ザウバー]]<br /><small>(創設者)</small>
| テクニカルディレクター = [[シモーネ・レスタ]]
| 2018ドライバー = 9. {{Flagicon|SWE}} [[マーカス・エリクソン]]<br />16. {{Flagicon|MON}} [[シャルル・ルクレール (レーシングドライバー)|シャルル・ルクレール]]
| 主なドライバー = {{Flagicon|AUT}} [[カール・ヴェンドリンガー]]<br />{{Flagicon|FIN}} [[J.J.レート]]<br />{{Flagicon|GER}} [[ハインツ=ハラルド・フレンツェン]]<br />{{Flagicon|ITA}} [[アンドレア・デ・チェザリス]]<br />{{Flagicon|FRA}} [[ジャン=クリストフ・ブイヨン]]<br />{{Flagicon|GBR}} [[ジョニー・ハーバート]]<br />{{Flagicon|ITA}} [[ニコラ・ラリーニ]]<br />{{Flagicon|ITA}} [[ジャンニ・モルビデリ]]<br />{{Flagicon|ARG}} [[ノルベルト・フォンタナ]]<br />{{Flagicon|FRA}} [[ジャン・アレジ]]<br />{{Flagicon|BRA}} [[ペドロ・ディニス]]<br />{{Flagicon|FIN}} [[ミカ・サロ]]<br />{{Flagicon|GER}} [[ニック・ハイドフェルド]]<br />{{Flagicon|FIN}} [[キミ・ライコネン]]<br />{{Flagicon|BRA}} [[フェリペ・マッサ]]<br />{{Flagicon|ITA}} [[ジャンカルロ・フィジケラ]]<br />{{Flagicon|CAN}} [[ジャック・ヴィルヌーヴ]]<br />{{Flagicon|ESP}} [[ペドロ・デ・ラ・ロサ]]<br />{{Flagicon|JPN}} [[小林可夢偉]]<br />{{Flagicon|MEX}} [[セルジオ・ペレス]]<br />{{Flagicon|GER}} [[ニコ・ヒュルケンベルグ]]<br />{{Flagicon|MEX}} [[エステバン・グティエレス]]<br />{{Flagicon|GER}} [[エイドリアン・スーティル]]<br />{{Flagicon|SWE}} [[マーカス・エリクソン]]<br />{{Flagicon|BRA}} [[フェリペ・ナッセ]]<br />{{Flagicon|GER}} [[パスカル・ウェーレイン]]<br />{{Flagicon|ITA}} [[アントニオ・ジョヴィナッツィ]]<br />{{Flagicon|MCO}} [[シャルル・ルクレール]]
| 2018テストドライバー = {{Flagicon|ITA}} [[アントニオ・ジョヴィナッツィ]]<br />{{Flagicon|COL}} [[タチアナ・カルデロン]]
| 2018シャ以前のチム名称 = [[BMWザウバー・C37|C37]]
| 撤退後 =
| 2018エンジン = [[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]] 062 EVO
| シャーシ =
| 2018タイヤ = [[ピレリ]]
| エンジン =
| 参戦年度 = 1993-2005,2010-
| タイヤ =
| 出走回数 = 374 (371スタート)<ref>[[BMWザウバー]]の70戦を除く</ref>
| 参戦年度 = 1993-2005, 2010-2018
| | 出走回数 = 374 (371395(392スタート)<ref>[[BMWザウバー]]の70戦を除く</ref>
| コンストラクターズタイトル = 0
| ドライバーズタイトル = 0
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| ファステストラップ = 3<ref>BMWザウバーの2回を除く</ref>
| F1デビュー戦 = [[1993年南アフリカグランプリ|1993年南アフリカGP]]
| 初勝利 =
| 最新レース = [[20172018年アブダビグランプリ|20172018最終戦アブダビGP]]
| 前年度 = 2017
|}}
| 前年度順位 = 10位 (5ポイント)
'''ザウバー・モータースポーツ・AG'''(Sauber Motorsport AG)は、[[スイス]]の[[ヒンウィル]]に本拠地を置くレーシングチーム。[[1970年]]に[[ペーター・ザウバー]]が創設。[[2019年]]はスポンサーの[[ネーミングライツ]]により「'''[[アルファロメオ]]・レーシング'''」(Alfa Romeo Racing)のコンストラクター名で参戦している
| 最新レース = [[2017年アブダビグランプリ|2017年最終戦アブダビGP]]
}}
'''ザウバー・モータースポーツ・AG'''(Sauber Motorsport AG)は、[[スイス]]の[[ヒンウィル]]に本拠地を置くレーシングチーム。[[1970年]]に[[ペーター・ザウバー]]が創設。[[2019年]]はスポンサーの[[ネーミングライツ]]により「'''[[アルファロメオ]]・レーシング'''」(Alfa Romeo Racing)のコンストラクター名で参戦している。
 
[[フォーミュラ1|F1]]への参戦開始、'''ザウバー'''名義で{{F1|1993}}から{{F1|2018}}ま、2019年現在参戦しているコンストラクターでは4番目に古い歴史を持つ<ref>1位フェラーリ(1950年-)、2位マクラーレン(1966年-)、3位ウィリアムズ(1975年-、現法人としては1977年-)</ref>。[[2005年]]に組織を「[[BMW]]」(後の[[BMWザウバー]])に売却し、[[2009年]]に買い戻すまでの空白期間がある。[[2019年]]から、チームの筆頭スポンサである自動車メカー「[[アルファロメオ]]」の[[ネーミングライツ]]によりコントラクター名を変更し、「'''[[アファロメオピッチレーシング]]、チ'''」(Alfa Romeo Racing)のエントリム代表で参戦している。(※2019年以降は[[アルレデリック・ヴロメオ・レシング]]を参照)
 
(※F1参戦以前、日本のモータースポーツメディアでは「ソーバー」という表記もあり)
 
== 概要 ==
[[ファイル:Peter Sauber.jpg|200px160px|thumb|チーム創設者[[ペーター・ザウバー]]]]
[[モータースポーツ]]が禁止されているスイスでは数少ないレーシングチーム。モータースポーツ産業の盛んなイギリスを中心に活動するチームが多い中で、創設者の地元であるスイスに拠点を構えて活動を続けている。1993年のF1参戦以来、[[F1コンストラクターズチャンピオンの一覧|F1コンストラクターズ選手権]]の最高成績は4位({{f1|2001}})であり、独立系の中堅チームとして定着している。
 
ザウバーの歴史は、資本力をもつ大手自動車メーカーとのパートナーシップの歴史でもある。[[耐久レース]]時代は[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]の[[ワークス・チーム|ワークス]]として[[スポーツカー世界選手権]]を制覇。F1ではメルセデスとの関係解消後、[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]からカスタマーエンジン供給を受け、ジュニアチーム的存在であった。2006年には[[BMW]]にチームを売却し、'''[[BMWザウバー]]'''として参戦。BMW撤退後は2010年よりプライベーターに戻り、再びフェラーリエンジンを搭載している。更に、2018年からタイトルスポンサーとしてパートナーを組む自動車メーカー「[[アルファロメオ]]」との[[ネーミングライツ]]の形で、翌2019年からコンストラクター名自体を変更。アルファロメオの名のみでエントラントを登録し、「[[アルファロメオ・レーシング]]」としてエントリーしている。
 
経営面においても[[レッドブル]]や[[ペトロナス]]、[[テルメックス]]、アルファロメオといった国際的企業をスポンサーとして手堅いチーム運営を行い、同時期のティレル、アロウズ、ジョーダン、ミナルディ、と言った中堅・弱小のプライベーターチームが資金難や成績不振に喘ぎ、身売りや消滅に見舞われる中(BMWのワークス参戦も含めて)プライベーターチームとして長年参戦し続けている。マシン開発やレース戦術においてもコンサバティブな傾向を持つが、ドライバーに関しては実績の少ない新人を起用して成功を収めている。
また、マシン開発に重要な風洞設備だが、スイスのヒンウィルに建設された施設は、自動車用としては世界随一の性能であり、フルスケールのマシンを検証可能な設備であったことから完成時から最大規模と言われていた(ただ、初期はトラブルが続いて本格稼働まで時間がかかったが)。また、BMW時代に受けた投資もあって、常に最先端に位置していると言われ、これに匹敵できるのはトヨタの設備だけと言われるほど<ref>{{Cite web |url = https://formula1-data.com/glossary/race/game/wind-tunnel |title = 風洞とは |publisher = formula1-data.com |date = 2018-04-17 |accessdate = 2018-12-13}}</ref><ref>{{Cite web |url = https://jp.motorsport.com/f1/news/raikkonen-sauber-has-the-tools-to-build-great-car/4310383/ |title = 「ザウバーは良いクルマを作れる」ライコネン、チーム体制に自信 |publisher = jp.motorsport.com |date = 2018-12-08 |accessdate = 2018-12-13}}</ref>である。
 
また、マシン開発に重要な風洞設備だが、スイスのヒンウィルに建設された施設は、自動車用としては世界随一の性能であり、フルスケールのマシンを検証可能な設備であったことから完成時から最大規模と言われていた(ただ、初期はトラブルが続いて本格稼働まで時間がかかったが)。また、BMW時代に受けた投資もあって、常に最先端に位置していると言われ、これに匹敵できるのはトヨタの設備だけと言われるほど<ref>{{Cite web |url = https://formula1-data.com/glossary/race/game/wind-tunnel |title = 風洞とは |publisher = formula1-data.com |date = 2018-04-17 |accessdate = 2018-12-13}}</ref><ref>{{Cite web |url = https://jp.motorsport.com/f1/news/raikkonen-sauber-has-the-tools-to-build-great-car/4310383/ |title = 「ザウバーは良いクルマを作れる」ライコネン、チーム体制に自信 |publisher = jp.motorsport.com |date = 2018-12-08 |accessdate = 2018-12-13}}</ref>である。ほか、F1だけでなくスイス[[フォーミュラ3|F3]]用の車両も製作している。
また、F1だけでなく、スイス[[フォーミュラ3|F3]]用の車両も製作している。
 
== 耐久レースでの活躍 ==
[[ファイル:Peter Sauber.jpg|200px|thumb|チーム創設者の[[ペーター・ザウバー]]]]
=== チーム創設 ===
[[1955年のル・マン24時間レース]]において発生した大惨事の影響でスイス国内における国際[[モータースポーツ]]競技が禁止されていたため、参戦までには多くの障害があった。
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[[1973年]]、ザウバーはドライバーを引退し、シャシーコンストラクターに専念する。ザウバーの活躍に目をつけた出資者から融資を得て、[[ザウバー・C3]]を3台製作。ギ・ボワザンによって設計されたこの車はスイスのスポーツカー選手権で活躍することになる。[[1974年]]、フリードリヒ・ヒュルツェラーがヒルクライムレースでC1を駆って優勝を果たした。
 
[[ファイル:Sauber C5 at Silverstone Classic Endurance Car Racing in September 2009.jpg|thumb|left|200px|[[ザウバー・C5]]。ザウバーの車体の中でも最高傑作と言われる。]]
[[1975年]]には自社初の[[モノコック]]シャシーとなる[[ザウバー・C4]]を製作。[[1976年]]には[[BMW]]エンジンを搭載する[[ザウバー・C5]]を製作し、同年の[[インターセリエ]]で[[ヘルベルト・ミューラー]] ([[:en:Herbert Müller (racing driver)|Herbert Müller]]) がシリーズチャンピオンを獲得した。

[[1977年]]には[[ル・マン24時間レース]]に初挑戦し、。翌[[1978年]]にはル・マンでは、2リッタークラス2位を獲得した。
 
一時期スポーツカーレースから離れ、[[1979年]]には[[ローラ・カーズ|ローラ]]の[[フォーミュラ3|F3]]用シャシーを製作し、同年のスイスF3選手権では1位(ビート・ブラッター)、2位、4位を占めるという成績を収めた。[[1980年]]から[[1981年]]にかけては[[プロカー選手権]] ([[:en:BMW M1 Procar Championship|BMW M1 Procar Championship]]) 用の[[BMW M1]]の開発に携わった。
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=== メルセデスとの提携 ===
[[ファイル:Sauber C9 1989.jpg|thumb|left|200px|[[1989年のル・マン24時間レース]]にて優勝を果たした[[ザウバー・C9]]。]]
[[1985年]]、[[ザウバー・C8]]の開発にあたり、[[メルセデス・ベンツ]]から市販ベースの[[ターボチャージャー|ターボ]]エンジンの供給を受けた。奇しくも先述の1955年のル・マンの大惨事によって30年間レースから遠ざかっていたメルセデスを、同事故によってレースから遠ざかっていたスイスのモータースポーツチームが呼び戻したことになる。デビュー戦のル・マン24時間レースでは予選中にユノディエール・ストレートでマシンが宙を舞い、決勝出走を断念した。
 
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[[1987年]]、さらに進化した[[ザウバー・C9]]を開発。[[1988年]]にはメルセデスが正式にモータースポーツに復帰することを発表し、チーム名を「'''チーム・ザウバーメルセデス'''」とした。これによりザウバーは[[ワークス・チーム]]となり、選手権開幕戦より優勝を果たすなど11戦中5勝を挙げ、チームズランキング2位を獲得した。
 
[[ファイル:Sauber C9 1989.jpg|thumb|left|200px|[[1989年のル・マン24時間レース]]にて優勝を果たした[[ザウバー・C9]]。]]
[[1989年]]、C9は開幕戦[[鈴鹿サーキット|鈴鹿]]で1-2フィニッシュを挙げ、[[世界三大レース]]の1つである[[1989年のル・マン24時間レース|ル・マン24時間レース]]にも優勝。同年の選手権8戦中7勝という圧倒的な強さを見せ、ドライバーズとチームズのダブルタイトルを制覇した。
 
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==== 1995年 - 1996年 フォードとの提携 ====
[[ファイル:Hangar7-01.jpg|thumb|left|200px|[[1995年のF1世界選手権|1995年]]のマシン「[[ザウバー・C14]]」。]]
1995年、ザウバーは[[ベネトン・フォーミュラ|ベネトン]]に去られた[[フォード・モーター|フォード]]と契約し、ワークスの[[フォード・コスワース・ZETEC-Rエンジン|ZETEC-R]]エンジンの供給を受け、出直しを図った。また、オーストリアのドリンクメーカーである[[レッドブル]]がチーム株式の一部を取得してメインスポンサーとなり、チーム名も「レッドブル・ザウバー」となった。第12戦[[イタリアグランプリ|イタリアGP]]ではフレンツェンがチーム初となる3位表彰台を獲得したが、V10エンジン全盛期の時代にV8エンジンでは限界があった。
 
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==== 1997年 - 1999年 ペトロナス、フェラーリとの関係構築 ====
[[ファイル:Red Bull Sauber Petronas C18.jpg|thumb|right|200px|[[1999年のF1世界選手権|1999年]]のマシン「[[ザウバー・C18]]」。]]
1997年からはフェラーリの1年型落ちのカスタマーエンジンを獲得。スポンサーであるペトロナスの[[バッジネーム]]を付けて、「ペトロナスエンジン」として使用することとなり、ハンガリーグランプリでハーバートが3位表彰台を獲得した。またホンダ、マクラーレン、フェラーリと渡り歩いた[[後藤治]]がエンジン担当としてフェラーリから派遣される形でチームに加入した。後藤は関連会社のザウバー・ペトロナス・エンジン (SPE) でオリジナルのエンジン製造計画に携わるが、この計画は幻に終わった。
 
[[1998年]]はベネトンから[[ジャン・アレジ]]が加入し、第10戦[[オーストリアグランプリ]]予選でチーム初のフロントロー(2位)。大波乱となった第13戦ベルギーグランプリでアレジが3位表彰台を獲得した。
 
[[ファイル:Red Bull Sauber Petronas C18.jpg|thumb|right|200px|[[1999年のF1世界選手権|1999年]]のマシン「[[ザウバー・C18]]」。]]
1999年はアレジと[[ペドロ・ディニス]]のコンビとなったが、入賞5回・5ポイントに終わる。
 
[[ファイル:Sauber petronas c22.jpg|thumb|right|200px|[[2002年のF1世界選手権|2002年]]のマシン「[[ザウバー・C22]]」。]]
 
=== 2000年代 ===
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:開幕戦にはハイドフェルド4位、ライコネン6位といきなりのダブル入賞、その後もハイドフェルドが第3戦ブラジルグランプリで自身初、チームとしても1998年以来となる表彰台を獲得、シーズン中に正式にスーパーライセンスが発給されたライコネンも着実に入賞を重ね、コンストラクターズランキングはF1参戦開始以来最上位の4位となり、躍進を果たした。これは、BARやジャガー、ベネトン<ref>前年すでにルノーに買収されているため、この年よりルノーのワークスチームになっていた。</ref>といった自動車メーカーのワークスチームを上回る大健闘であり、チームがBMWに買収される2005年までの最高成績となっている。
;[[2002年のF1世界選手権|2002年]]
[[ファイル:Sauber petronas c22.jpg|thumb|right|200px|[[2002年のF1世界選手権|2002年]]のマシン「[[ザウバー・C22]]」。]]
:前年限りでマクラーレンに移籍したライコネンに代わり、前年ユーロF3000で8戦中6勝という圧倒的な成績でチャンピオンを獲得した[[フェリペ・マッサ]]を起用した。前年から継続起用のハイドフェルドとともにシーズンを戦った。シーズン前半は[[ルノー]]と互角の争いをするなど健闘を見せるも、マシン開発が進まずシーズン後半は苦戦を強いられ、コンストラクターズランキングは5位と前年を下回る結果となった。
:第13戦アメリカグランプリでは、前戦イタリアグランプリでマッサに下された翌戦での10グリッド降格ペナルティを回避するため、アロウズの撤退によりフリーとなっていたフレンツェンが一時的に起用されている。
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=== 2010年代 ===
==== 2010年 - 2013年 プライベーターとして再出発 ====
[[ファイル:Kamui Kobayashi pursuing Nick Heidfeld 2010 Japan.jpg|thumb|right|200px|チームメイト[[ニック・ハイドフェルド]]を追う[[小林可夢偉]]。(※:写真は[[2010年日本グランプリ (4輪)|2010年日本GP]]にて。)]]
;[[2010年のF1世界選手権|2010年]]
[[ファイル:Kamui Kobayashi pursuing Nick Heidfeld 2010 Japan.jpg|thumb|right|200px|チームメイト[[ニック・ハイドフェルド]]を追う[[小林可夢偉]]。(※:写真は[[2010年日本グランプリ (4輪)|2010年日本GP]]にて。)]]
:BMWが2009年シーズン中に撤退を発表し、新たに策定された[[コンコルド協定]]にサインしなかったため、一旦は2010年のエントリーから除外された。その後チームの売却先を検討の末、元オーナーでチームの創始者でもあるペーター・ザウバーに売却することを決定した。直後よりペーターはエントリー申請を行い、トヨタの撤退により参戦枠が1つ空いたこともあって、[[12月4日]]にFIAよりエントリーが認められた<ref>[http://f1-gate.com/bmw/f1_5774.html ザウバー、2010年のF1参戦権を獲得 F1-Gate.com-2009年12月4日]</ref>。
:12月17日、[[小林可夢偉]]と2010年のレギュラードライバー契約を結んだことを発表した。また1月19日には[[マクラーレン]]テストドライバーを2003年から務める経験豊富な[[ペドロ・デ・ラ・ロサ]]を起用することを発表した<ref>[http://press_en.bmw-sauber-f1-team.ch/2010/01/pedro-de-la-rosa-startet-im-bmw-sauber.html#more Pedro de la Rosa to race for BMW Sauber F1 Team(公式HPより)]</ref>。
192 ⟶ 190行目:
 
;[[2019年のF1世界選手権|2019年]]
:フェラーリへ移籍したルクレールと入れ替わる形で[[キミ・ライコネン]]が移籍、そして[[アントニオ・ジョヴィナッツィ]]の起用を発表。前年度にドライバーを務めたエリクソンはサード・ドライバーとしてチームに参加する<ref>{{Cite web |url =https://f1-gate.com/marcusericsson/f1_44926.html |title =マーカス・エリクソン、サードドライバーとして2019年もザウバーに残留 |publisher =f1-gate.com |date =2018-09-26 |accessdate =2019-02-09}}</ref>。
:今期のチームは、からアルファロメオの[[ネーミングライツ]]でコンストラクター自体変更「'''[[アルファロメオ・レーシング]]'''」としてエントリー。チーム名およびシャシー名からザウバーの名が消え、F1界からザウバーは姿を消す事になった『アルファロメオ』の名でエントラント登録<ref>{{Cite web |url = https://jp.motorsport.com/f1/news/alfa-romeo-takes-sauber-f1-car-name-too/4333497/|title = F1エントリーリスト改訂版が発表。アルファロメオ、シャシー名も変更 |publisher = Motorsport.com |date = 2019-02-07 |accessdate =2019-02-09}}</ref>。だしなる名称での開始となるが組織の買収や譲渡は無く運営はこれまで通りザウバー・モータースポーツAG」母体の運営する独立系チームであり、組織の譲渡や買収もされとしはおらず、アルファロメオがワークス参戦活動する訳ではないと説明<ref>{{Cite news|title=名門ザウバーの名前がF1から消える。2019年は『アルファロメオ・レーシング』として参戦 |newspaper=auto sports Web|publisher=サンズ|date=2019-02-01|url=https://www.as-web.jp/f1/448781?all |accessdate=2019-02-01}}</ref>。現に2019年のマシン名がザウバー時代からの連番となるC38であり、ボディにザウバーエンジニアリングという形でザウバーの名が印字されているため、チームの命名権を購入した形となっている<ref>過去の例で言えば、日本の運送会社の[[アートプラス|フットワーク]]が1990年の[[アロウズ]]のメインスポンサーを経て同チームを買収し、1992年からコンストラクターとしても「フットワーク」を名乗った件と類似している。</ref>。
{{Main|[[アルファロメオ・レーシング]]}}
<!-- 以降は[[アルファロメオ・レーシング]]に加筆して下さい -->
 
==ドライバー多重契約騒動==
2,180行目:
* [http://www.formula1.com/content/fom-website/en/championship/teams/Sauber.html Sauber - Formula 1]
 
{{ザウバー}}
{{F1コンストラクター の一覧}}
{{デフォルトソート:さうはあ}}
[[Category:F1コンストラクター]]
[[Category:スイスのレーシングチーム]]
[[Category:かつて存在したF1コンストラクター]]
 
{{ザウバー}}
{{F1チーム}}
{{F1コンストラクターの一覧}}