「コショウ」の版間の差分

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;赤胡椒
:赤色に完熟してから収穫するが、ホワイトペッパーと異なり外皮をはがさずにそのまま使用する。黒コショウと同じく外皮が皴になるのが特徴。色はくすんだ赤色。[[ペルー]]など[[南アメリカ]]の料理で使用されることが多く、マイルドな風味であり、また色合いもよい。別名は『'''ピンクペッパー'''』と呼ばれるが、そのまま『'''レッドペッパー'''』の表示をされる場合もある。なお、南アメリカ原産の[[ウルシ科]]の植物「[[コショウボク]]」の実が『'''[[ピンクペッパー]]'''』の名前でフランス料理や東南アジア南アジア各地の料理で使用されることがあるが、フランス語で「ポアブル・ロゼ」とよばれるこの実は正確にはコショウではない<ref>[[中公新書]]「香辛料の民俗学」P115。</ref>。姿も赤胡椒と違い赤またはピンク色の皴の無いツヤのある外皮に包まれていて重さも軽い。また、[[セイヨウナナカマド]]や[[サンショウモドキ]]の実とも酷似している。
:赤胡椒を直訳すると『'''レッドペッパー'''』であるが、これは[[唐辛子]]のこともさす。
 
胡椒は、粉に挽いたものや、さらに塩と混ぜた「塩コショウ」として売られているものが多いが、本来の風味を愉しむなら、[[スパイス・ミル|ペパー・ミル]]で、使うたびに挽くのが理想的である。ペパー・ミルは、使い捨ての「ミル付きコショウ」から、円筒形のボディに擬宝珠のようなハンドルの付いた、木製のデザインに優れた芸術品まで、いろいろな種類がある。