「シリウスシンボリ」の版間の差分

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ところが、馬主の和田共弘は加藤の騎乗方法に不満を覚え、[[岡部幸雄]]への乗り替わりを主張し、調教師の[[二本柳俊夫]]と対立。この対立がのちに大きな騒動と発展する事になる。
 
年が明けると、騎手の乗り代わりの要求を発端として、和田と二本柳の対立が激化した。二本柳はあくまでも弟子の加藤を庇い「不満があるならよその厩舎へ行ってくれ」と主張して話し合いは失敗に終わった。この二本柳の態度に対して立腹憤慨した和田は[[畠山重則]]厩舎へシリウスシンボリを転厩させてしまう。
 
しかし、この和田の行動は二本柳厩舎のスタッフばかりでなく、厩務員組合全体の反発を呼び、遂には調教師会が仲介に乗り出す事態にまで発展した。結局、シリウスシンボリは僅か1週間で二本柳厩舎に戻される事になった<ref>シリウスシンボリのこの騒動の14年後の1999年に、類似の事例が[[テイエムオペラオー]]の菊花賞での騎乗方法に激怒して騎手の乗り代わりを要求したオーナーの[[竹園正継]]と、それに反対した調教師の[[岩元市三]]との間でも発生したが、こちらはこの騒動とは異なり、岩元が話し合いによって竹園を説得した結果、乗り代わり要求を取り下げる形で折れたため、騒動までには至らなかった。</ref>。