「サッカードイツ代表」の版間の差分

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[[2006年]]の[[2006 FIFAワールドカップ|ワールドカップドイツ大会]]は「ドイツ代表」がホストとなる最初の大会になった。フェラーの後を継いだ監督の[[ユルゲン・クリンスマン]]は若手を積極的に登用したが、親善試合では結果が出せず、大会直前には日本代表と引き分けるなど地元開催ながら下馬評は決して高いものではなかった。しかし、ホームでの圧倒的なドイツ国民の声援と大会得点王となったクローゼや、[[ルーカス・ポドルスキ]]の活躍を受けてグループリーグを突破、決勝トーナメント1回戦で[[サッカースウェーデン代表|スウェーデン]]を、準々決勝では優勝候補の一つに挙げられていた因縁のアルゼンチンをPK戦の末破り、準決勝進出。しかし、準決勝では相性の悪いイタリアに延長の末敗れ、2大会連続の決勝進出はならなかった。3位決定戦では、ポルトガルを下して3位となっている。クリンスマンはワールドカップ後に辞任し、[[ヨアヒム・レーヴ]]が監督となった。
 
レーヴ新監督のもとスタートした[[UEFA EURO 2008予選|UEFA EURO2008予選]]は、グループDで8勝3分け1敗となり、[[サッカーチェコ代表|チェコ]]に次ぐ2位で通過した。[[UEFA EURO 2008|本選]]では、[[サッカーオーストリア代表|オーストリア]]、[[サッカークロアチア代表|クロアチア]]、[[サッカーポーランド代表|ポーランド]]と同組のグループBに組み込まれる。EURO本大会では1996年大会の決勝以来勝利がなかったが、初戦でポーランド相手に2-0で勝利し、12年ぶりの白星を獲得した。続くクロアチア戦には1-2で敗れるも、最終節でオーストリアに1-0と勝利し、グループ2位で決勝トーナメントに進出した。準々決勝では[[サッカーポルトガル代表|ポルトガル]]を、準決勝では[[サッカートルコ代表|トルコ]]をそれぞれ3-2で破り、決勝進出を果たすも[[サッカースペイン代表|スペイン]]に0-1で敗れ準優勝となった<ref>{{Cite web|title=UEFA EURO 2008 - History - Germany|url=https://www.uefa.com/uefaeuro/season=2008/teams/team=47/matches/index.html|website=UEFA.com|accessdate=2019-02-01|language=en|last=uefa.com}}</ref>。大会を通じて、躍進を期待された[[マリオ・ゴメス]]が不発の一方、キャプテンの[[ミヒャエル・バラック]]がチームを引っ張り、[[ルーカス・ポドルスキ]]がグループリーグで3得点を挙げるなど、チームの勝負強さを見せつけた<ref>「EURO2008 出場16か国の「通信簿」 GERMANY」 『[[ワールドサッカーダイジェスト|WORLD SOCCER DIGEST]]』No.271、日本スポーツ企画出版社、2008年7月17日発行、雑誌29893-7/17、14頁。</ref>。UEFA公式の23人の大会ベストイレブン優秀選手にはバラック、ポドルスキ、[[フィリップ・ラーム]]の3人が選出された<ref>{{Cite web|title=UEFAMedia EURO 2008releases - HistoryMedia – UEFA.org|url=https://www.uefa.com/uefaeuroinsideuefa/season=2008mediaservices/indexmediareleases/newsid=942183.html|website=UEFA.com|date=2008-06-30|accessdate=2019-0203-0119|language=en|last=uefa.com}}</ref>。
 
[[2010年]]の[[2010 FIFAワールドカップ|ワールドカップ南アフリカ大会]]では、攻撃の要である[[ミヒャエル・バラック]]を怪我で欠くなど主力に故障が相次いだが、[[メスト・エジル]]や[[トーマス・ミュラー]]などの若手が十分にその穴を埋めた。グループリーグでは[[サッカーセルビア代表|セルビア]]に敗れたものの2勝1敗で突破し、決勝トーナメント1回戦では因縁の相手イングランドを鋭いカウンターで4-1と下した。このイングランド戦ではイングランドの[[フランク・ランパード]]の放ったシュートが明らかにゴールラインを超えていたのに審判がノーゴールの判定を下すという誤審があり、一部では1966年のハーストの「幻のゴール」の[[リベンジ]]などと報じられた<ref>[http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/soccer/409578/ ドイツ各紙、誤審問題で「ごめんなさい。イングランド」]([[サンケイスポーツ]] 2010年6月29日)</ref>。準々決勝では、[[1990 FIFAワールドカップ|1990年大会]]の決勝を最後にAマッチ6試合勝利が無かったアルゼンチンにも4-0と圧勝した。しかし、欧州選手権決勝の雪辱を果たすべく臨んだ準決勝でスペインに再び敗れ、2大会ぶりの決勝進出は出来なかった。しかし、3位決定戦では[[サッカーウルグアイ代表|ウルグアイ]]を下し、2大会連続で3位となった。なお、この大会では、ドイツの試合結果を予言する[[タコ]]の[[パウル (タコ)|パウル]]が本大会のドイツ戦の勝敗をすべて的中させ、話題となった。