「発光ダイオード」の版間の差分

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高輝度の青色や緑色、それを応用した白色の発光ダイオードが出回るようになってからは[[競技場]]のビジョンなどの[[フルカラー]]の大型[[ディスプレイ (コンピュータ)|ディスプレイ]]、電球の代わりとして[[懐中電灯]]や[[信号機]]、自動車の[[方向指示器|ウィンカー]]や[[尾灯|ブレーキランプ]]、各種の照明にも利用されている。特にブレーキランプに使用した場合、電球よりブレーキペダルを踏んでから点灯するまでのタイムラグが短いため安全性が向上する。[[2006年]]には日本初となる超高輝度LEDを用いた[[前照灯]]が、[[JR東海313系電車#3次車|JR東海313系電車]]で採用された。[[2012年]]5月開業の[[東京スカイツリー]]では、夜のライトアップ照明を全てLEDで行っている。
 
なお、発光ダイオード自体の寿命は長いが使用目的によっては樹脂の劣化による光束低下の進行が早くなることもあり、LED交換が必要となる程度まで光束が落ちた場合に[[基板]]の交換も含む大規模な[[メンテナンス]]が必要とされるのが今後の課題となる。鉄道車両では、駅での行き先表示としての役目を果たせば良いという考えから、走行中には側面表示が一定の速度に達すると消灯するなど、きめ細かい制御で表示装置の長寿命化を図っているものも存在する<ref>[[JR西日本221系電車]]など</ref>。なお、編成前後の前面表示は表示のままであることが多い。ちなみに側面表示は、[[ドットマトリックス]]の制御方法から、高速移動中は表示し続けていたとしても表示文字の視認が難しい。
 
[[色覚異常]]によって発光ダイオードの色の見分けが困難となる場合がある。例えば1型2型の色弱の人には赤・橙・黄色・黄緑・緑のLEDは同じ色に見えてしまう。交通[[信号機]]では緑を青緑色とすることで色覚異常でも判別できるようにしているが、交通信号機以外でも色覚障害者向けの対策が必要とされる。