「キセノン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
論文 pdf への直接リンクを間接リンクに変更
「名称」を新設。
93行目:
{{Elementbox_isotopes_stable | mn=[[キセノン136|136]] | sym=Xe | na=8.86% | n=82}}
}}
'''キセノン'''({{lang-en-short|xenon}})は[[原子番号]]54の[[元素]]。[[元素記号]]は '''Xe'''。[[希ガス元素]]の一つ。[[ウィリアム・ラムゼー|ラムゼー]] (W. Ramsay) と{{ill2|モリス・トラバース|en|Morris Travers|label=トラバース}} (M. W. Travers) によって[[1898年]]に発見された<ref name="sakurai">{{Cite |和書 |author =[[桜井弘]]|||title = 元素111の新知識|date = 1998| pages = 245|publisher =[[講談社]]| series = |isbn=4-06-257192-7 |ref = harv}}</ref>。ギリシャ語で「奇妙な」「なじみにくいもの」を意味する {{lang|el|ξένος}} (xenos) の中性単数形の {{lang|el|ξένον}} (xenon) が[[語源]]。英語圏ではゼノン ({{IPA|/ˈzɛnɒn/}}, {{IPA|/ˈziːnɒn/}}) と発音されることが多い
 
常温常圧では無色無臭の[[気体]]。[[融点]]-111.9 {{℃}}、[[沸点]]-108.1 {{℃}}。空気中にもごく僅かに(約0.087 [[ppm]])含まれる。[[固体]]では安定な[[面心立方構造]]をとる。
 
一般に希ガスは最外殻電子が閉殻構造をとるため、反応性はほとんど見られない。しかし、キセノンの最外殻 (5s<sup>2</sup>5p<sup>6</sup>) は[[原子核]]からの距離が離れているため、他の[[電子]]による遮蔽効果によって束縛が弱まっており、比較的[[イオン]]化しやすい(イオン化エネルギーが他の希ガス元素に比べて相対的に低い)。このため、反応性の強い[[フッ素]]や[[酸素]]と反応して、[[フッ化物]]や[[酸化物]]を形成する。
 
== 名称 ==
ギリシャ語で「奇妙な」「なじみにくいもの」を意味する {{lang|el|ξένος}} (xenos) の中性単数形の {{lang|el|ξένον}} (xenon) が[[語源]]。英語圏ではゼノン ({{IPA|/ˈzɛnɒn/}}, {{IPA|/ˈziːnɒn/}}) と発音されることが多い。
 
== 用途 ==