「Google マップ」の版間の差分

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=== タイムライン ===
[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]/[[衛星測位システム|GNSS]]やWi-Fiビーコン信号を受信して、移動履歴や訪問したお店などユーザーの行動を常時記録し、あとで閲覧できる機能。
 
== 沿革 ==
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さらにモバイル版の特徴として、[[カーナビゲーション|カーナビ]]等のリアルタイムナビゲーション機能([[#Google マップナビ|Google マップナビ]])が搭載されている。また[[Google Now]]との連携、[[音声検索|音声での検索]]、店舗や施設を検索して直接[[電話]]をかける機能がある。
 
位置情報は、[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS/GNSS]]に加えて[[無線LAN]]のビーコン信号からの取得に対応しているため、GPSが使えない環境でも[[Wi-Fi]]の電波があれば位置情報を表示できる。ただし、位置情報の精度は低くなる<ref>{{Cite web|title=Wi-Fiだけでも現在地を測定できる仕組みとは?|url=http://www.appbank.net/2013/02/24/iphone-news/552221.php|website=AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう|accessdate=2019-03-22|language=ja}}</ref>。[[Androidのバージョン履歴#Android 4.1/4.2/4.3 Jelly Bean|Android 4.3]]以降であれば、Wi-Fiをオフにしていても無線LANのビーコン信号のみを受信する機能を持つため、Wi-Fiを切っていても、リアルタイムに位置情報取得が可能になっている<ref>{{Cite web|title=塩田紳二のアンドロイドなう(38) Jelly Beans 4.3|url=https://news.mynavi.jp/article/androidnow-38/|website=マイナビニュース|date=2013-08-05|accessdate=2019-03-22|language=ja}}</ref>。
 
[[Android One]]用として機能を絞ることで低速回線や低スペックの端末でも軽快に動作する「Google マップ Go (Maps Go)」が開発された。2018年からAndroid端末<ref group="注">なおMaps Goで自動車および徒歩ナビゲーションを利用する場合事前に "Maps Go 向けナビ" アプリをインストールする必要がある(Maps Goから各ナビを起動すると通知でインストールを促される)</ref>ほかにも提供されるようになっている<ref>{{Cite web|title=軽量版Googleマップ「Google Maps Go」が登場。動作が軽く通信が不安定な環境でもスムース。通常版との併用も可能|url=https://www.gapsis.jp/2018/05/googlemapsgo-release.html|accessdate=2019-03-22|first={{!}} 投稿者|last=Gapsis編集部}}</ref>。
 
=== 交通状況 ===
[[スマートフォン]]端末に搭載の[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]および[[ジャイロセンサー]]により測定された端末の位置および物理的移動速度<ref group="注">端末ユーザーの移動モード(自動車・バス等、自転車、歩行など)も自動的に判定される</ref>を、多数の端末から匿名情報として収集して分析し([[ビッグデータ]])、マップ(デスクトップ、モバイル両方)上に道路の混雑状況を表示する<ref>{{Cite web|title=Googleマップで採用された「渋滞状況」機能とその仕組みについて|url=https://jp.techcrunch.com/2009/08/26/20090825google-maps-will-now-show-you-traffic-conditions-on-the-back-roads/|website=TechCrunch Japan|accessdate=2019-03-22|language=ja|first=Leena|last=Rao}}</ref>。なお、交通状況はモバイル版以外でも共通表示される。
 
=== Google マップナビ ===
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=== タイムライン(移動履歴) ===
タイムライン機能は、スマートフォンのGPSやWi-Fiビーコン信号などを定期的に読み込み、ユーザーの移動履歴を常時記録する。数年前の移動履歴も遡る事ができ、お店の訪問日時、滞在時間、交通手段、そこで撮影した写真などあらゆる情報が記録される。Googleアカウントと連携しており、PC側からでも履歴を閲覧できる。
 
=== 更新履歴 ===
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=== 韓国と中国の地図データ問題 ===
これらの国は、[[安全保障]]上の問題を理由に地図情報の国外への提供を禁止している。このため、
* Google がこれらの国からの地図データの提供を受けていない(受けられない)。
* 自国内では Google とは異なるデータや[[測地系]]を使っているため、互換性が維持できない。
 
[[大韓民国]](韓国)では、「{{仮リンク|空間情報の構築及び管理等に関する法律|ko|공간정보의 구축 및 관리 등에 관한 법률}}」第16条により、[[国土交通部]]長官の許可なしに測量情報等の地図データを国外に搬出することを禁止している。これに関して[[Google]]は、[[2008年]]から韓国側に地図データライセンスを申請しており、[[2016年]][[6月2日]]にも韓国の地図データの使用許可を請求したが、航空写真での重要施設表示などを理由に却下されている。
 
Google マップ上での韓国は、地図画面の解像度が低く、道路情報やルート検索なども正常に機能しない状態となっている<ref>[http://jp.wsj.com/articles/SB11084297532868194328904582073171430791792{{Cite web|title=グーグル、地図サービス巡り韓国政府とせめぎ合い|url=https://jp.wsj.com/articles/SB11084297532868194328904582073171430791792|website=WSJ グーグルは、韓国の国家保安法が地図情報サービスの全面展開を不当に阻止していると主張]Japan|accessdate=2019-03-22|language=ja|first=ONATHAN|last=CHENG}}</ref>。[[位置情報ゲーム]]『[[Pokemon GO|Pokémon GO]]』の、韓国での提供開始が2017年1月まで大幅に遅れたのも、この問題が関係していたためである<ref>[http://japanese.joins.com/article/224/218224.html{{Cite web|title=韓経:海外で大ヒットの「ポケモンGO」…韓国では発売できない?] {{!}} Joongang Ilbo {{!}} 中央日報|url=http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=218224|website=japanese.joins.com|accessdate=2019-03-22}}</ref>。なお、この提供開始にあたってはGoogle マップのデータを用いず、[[オープンストリートマップ]]のデータを使用している。
 
[[中華人民共和国]]では、{{仮リンク|測絵規制法|zh|中华人民共和国测绘限制}}に基づき[[北斗 (衛星測位システム)|北斗]]以外の[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]/[[衛星測位システム|GNSS]]の利用を制限している。このため、GPSを利用する『Pokémon GO』の正式配信はなされていない{{要出典|date=2019年3月}}。また、GPS測地機能を使ったネット端末やカメラなども利用できず、知らずに利用した海外旅行者が逮捕される事態も起きている{{要出典|date=2019年3月}}。一方、代替GPSとして、[[衛星測位システム|GNSS]]である[[北斗 (衛星測位システム)|北斗]]のライセンスを受けた端末を製造し、海外に対してもシステムの販売と利用を進めている。
 
Google.cn/Maps では[[測地系]]も独自のものを使っており、中国国内ではほぼ正常に表示されている。
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**[[Bing Maps for Enterprise]](他社類似サービス)
**[[ロケーションビュー]]
**[[ゼンリンデータコム]](日本地図を提供していた
*[[ウィキマピア]](Google マップをもとにしたウィキサービス)
*[[検索エンジンの一覧]]