「オーストラロイド」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
出典付き復帰
6行目:
[[ユーラシア大陸]]に進出した人類のうち、7 - 5万年前<ref name="mitsui">[[三井誠]]『人類進化の700万年』</ref>に[[インド]]南部の海岸地帯からスリランカ・スンダ列島を経由しサフール大陸(ニューギニア・オーストラリア大陸を中心とした現在のオセアニア地域。[[サフル大陸]]とも)に進出した[[人類]]の子孫と考えられている{{要出典|date=2012年12月}}。
 
オーストラロイドは一見、地域ごとに人種が枝分かれする以前の、初期[[ホモ・サピエンス]]の特徴を残しているようにも見え、しばしば「'''原始人種'''」などと呼ばれることがあった<ref>香原志勢「人類の進化と人種」、『原色現代科学大事典 6-人間』、代表・小川鼎三、学研、1968年、P98図。</ref>。しかし遺伝的には初期人類との隔たりが大きく、かつ[[ミトコンドリア]][[デオキシリボ核酸|DNA]]や[[細胞核|核]]DNA解析に基づいた[[分子系統樹]]では、西ユーラシア人(コーカソイド)から<ref name="mitsui" />あるいは東ユーラシア人(モンゴロイド)から<ref>[[斎藤成也]]「遺伝子からみた東ユーラシア人」『地学雑誌』Vol,111,No.6,pp.832-839, 2002年</ref>分岐したことが示されており、過酷な[[環境]]への適応によって形成された特殊な[[文化的]]なイメージと形質からそのような誤解を持たれているに過ぎない。
 
==形質的特徴==