「ミョウバン」の版間の差分

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[[媒染]]剤や[[防水]]剤、[[消火]]剤、[[皮なめし]]剤、[[沈殿]]剤などの用途があり、[[古代ローマ]]時代から使われてきた。上質の[[井戸]]がない場合、質の悪い[[水]]にミョウバンを入れて不純物を[[沈殿]]させて飲用に使うこともあった。また、腋の制汗・防臭剤としても使用されていた。天然のミョウバンは'''白礬'''(はくばん)とも呼ばれ、その[[収れん作用|収斂]]作用、[[殺菌]]作用から、洗眼、[[含嗽]]に用いられることがあった。
 
食物への用途としては、[[根菜]]や[[芋類]]・[[栗]]の[[灰汁|アク]]抜き<ref>[http://general.kenei-pharm.com/faq/burnt-alum/ 焼ミョウバンに関するよくあるご質問] - 健栄製薬HP。</ref>の他、[[甘露煮]]などを作る際に、[[細胞壁]]と結合して不溶化することで煮崩れを防ぎ、また[[ナス]]の漬物では色素である[[アントシアニン]]の色を安定化して、紫色を保つ働きがある。[[ウニ]](雲丹)の加工時の型崩れ防止・保存のための添加物としても使用される。多量に用いるとミョウバン独特の苦みを呈する。
 
温度の変化により[[溶解度]]が大きく変わる性質があり、[[溶解度曲線]]や[[単結晶]]生成の化学実験によく使用される。