「新婚旅行」の版間の差分

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=== 大正~昭和前期 ===
[[大正時代|大正]]から[[昭和時代|昭和]]前期にかけ、日本でも鉄道網が発達したことにより、上流階級の間に広まっていく。例えば、[[昭和天皇|皇太子裕仁親王]](後の昭和天皇)と[[香淳皇后|良子女王]](後の香淳皇后)は1924年(大正13年)1月に婚姻し、夏を福島県猪苗代町の高松宮翁島別邸(現[[天鏡閣]])で過ごした。また[[高松宮宣仁親王]]と[[宣仁親王妃喜久子|同妃徳川喜久子]]は、1929年(昭和4年)に婚姻し、翌1930年(昭和5年)年に欧州を1年以上にわたって長期訪問している。
 
ただし、旧[[民法]]下では[[家制度]]における戸主権が強大で「家同士の結婚」という価値観であったため、「夫婦二人のための自由旅行」は否定的に捉えられていた<ref name="onishi2014-77">[[#大西 2014|大西 2014]] p.77</ref>。例えば、[[下田歌子]]は礼法書で、新婚旅行に否定的な見解を示す一方、従前からの「里帰り」「婿入り」の風習を推奨している<ref>[[#大西 2014|大西 2014]] p.77-78</ref>。