「多数決」の版間の差分

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:評議員に平等の主権を前提とした場合、つねに少数意見(少数利益)が抑圧される危険性がある。「多数派による専制」。少数派の自治や多数派との盟約(コンパクト)などが利用される。
:*ちなみに、アメリカの発明家[[トーマス・エジソン|エジソン]]は、青年時代に押しボタン式の投票装置を発明し、議会において賛成票と反対票の数を瞬時に集計できる画期的な機械として売り込みを図ったが、そのような機械で少数意見を簡単に切り捨てることは民主政治の精神に反するとして、実際の議会では採用されなかった。
:*[[ヘルベルト・マルクーゼ]]は、1965年に[[寛容]]の本質について論じた『抑圧的寛容』([[:en:RepressiveA Critique of Pure Tolerance|Repressive Tolerance]])において「多数派による専制」を容認する寛容を「消極的寛容」と批判し既存の多数決主義の半民主主義から脱却した真の民主主義を主張した。
*[[衆人に訴える論証]]
:多数を以てより優れた判断だと見なすことが、未来の予測を含む意思決定にとって正しいかどうか論証的にはわからない。1人の才能により価値が創造されることがあり、危機が回避されることがある。