「原始星」の版間の差分

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(英訳してできた用語なので、英語名と出典)
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{{星形成}}
'''原始星'''<ref name="{{R|astro-dic|syoujiten"/>}}(げんしせい{{R|astro-dic}})(protostar<ref name="{{R|astro-dic|syoujiten"/>}}) とは、初期まれたばかりの[[恒星|星]]のこと{{R|astro-dic}}で、[[暗黒星分子雲]]の一部中でもガスの密度の高い[[分子雲コア]]が自己[[重力]]で収縮しはじめ、可視光でも観測でき質量が一定のまま半径が収縮する[[おうし座T型星|Tタウリ型星]]や[[ハービッグAe/Be型星]]になる前の状態までを指す。
 
== 出典進化 ==
暗黒星雲が近くの[[超新星]]爆発などによる衝撃波を受けると、それによって物質の濃淡ができる。濃くなった部分は重力が強くなるので、周囲の物質を引きつけさらに物質の濃度が濃くなる。するとさらに重力が強くなり、加速度的に濃度が濃くなっていく。このようにして原始星が誕生する。
分子雲コアの中心密度が5×10{{sup|10}}㎝{{sup|-3}}になると、「原始星コア」と呼ばれるほぼ力学的に平衡状態のガス球ができる{{Sfn|大西利和|2008|p=240}}。水素分子を主成分とするこの天体を「第1のコア (first core) 」と呼ぶ{{R|firstcore}}{{Sfn|大西利和|2008|p=241}}。第1のコアの中心部分の密度増加と温度上昇は引き続き進行し、やがて温度が2000 K程度になると水素分子が解離することによって圧力が下がるため再び急激な重力収縮を始める{{R|firstcore}}。水素が完全電離状態となり、再度平衡状態の「第2のコア (second core) 」が生まれる{{R|firstcore}}{{Sfn|大西利和|2008|p=241}}。観測的に通常議論される[[原始星]]に対応する天体はこの第2のコアのことである{{R|firstcore}}。
 
原始星には周囲からさらに物質ガスが集積してくるのでため、[[降着円盤]]が形成される。原始星に取り込まれきれなかった物質ガスは、円盤に垂直な方向へ[[宇宙ジェット]]として放出される。[[ハービッグ・ハロー天体]]は、この宇宙ジェットが周囲の[[雲の物質]]と衝突して輝いてい可視光で観測されが[[ハービッグ・ハロー天体]]である{{Sfn|大西利和|2008|pp=251-254}}
 
原始星には周囲の物質ガスが超音速で落下していき衝撃波面が形成されている。その面で落下物質の運動エネルギーが一気に解放され熱に変わっている。そのため原始星は[[主系列星]]よりも非常に明るく輝いている。この時は原始星はが、まだ周囲を暗黒星雲濃いガスとダストに覆われているため、星雲の外からは可視光では観測できず[[、主に赤外線]]だけがや電波で観測される。この状態は、それを理論的に導出した[[日本]]の[[宇宙物理学{{R|宇宙物理学者]]・[[林忠四郎]]にちなんで'''[[林トラック|林フェイズ]]'''と呼ばれるastro-dic}}
 
質量の増加が止まった後、原始星は自己の重力でゆっくりと収縮していき、その際の重力エネルギーの解放で徐々に中心核の温度を上げていく。また、[[恒原始風]]により周囲暗黒雲を吹き飛ば周物質が散逸。こうしてると可視光でも観測可能になった星がり、[[おうし座T型星である。|Tタウリ型星]]や[[ハービッグAe/Be型星]]として観測れるようなる。やがて中心核の温度が1500万 Kまで昇し、がると水素核融合反応されるとまり、主系列星となる。
 
== 脚注 ==
原始星フレアの温度はおよそ1億度で、エネルギーは[[太陽フレア]]の約1万倍にもなる<ref>『最新 宇宙学-研究者たちの夢と戦い』P14</ref>。
{{脚注ヘルプ}}
 
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== 出典 ==
<ref name="astro-dic">{{cite web
<references>
|title=原始星
|url=http://astro-dic.jp/protostar/
|title |work= 天文辞典
|publisher=[[日本天文学会]]
|date=2018-03-22|accessdate=2019-4-7}}</ref>
<ref name="syoujiten">{{Cite book|和書
|author=ジャクリーン・ミットン
|author =
|translator=北村正利
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|year=1994-06
|title = 天文小辞典
|title= 天文小辞典
|edition |edition = 初版第1刷
|publisher = 地人書館
|page = 102
|isbn = 4-8052-0464-8}}</ref>
<ref name="firstcore">{{cite web
|title=第一のコア
|work=天文学辞典
|publisher=[[日本天文学会]]
|url=http://astro-dic.jp/first-core/
|accessdate=2019-3-26|date=2018-4-20}}</ref>
}}
 
</ref>
== 参考文献 ==
</references>
* {{cite book|和書
|title=恒星
|series=シリーズ現代の天文学 第7巻|publisher=[[日本評論社]]|date=2008-9-15
|editor=[[福井康雄]]、犬塚修一郎、大西利和|、[[中井直正]]、[[舞原俊憲]]、水野亮|edition=第1版第1刷
|author=大西利和|chapter=第9章 小質量星の形成(1)分子雲から原始星へ
|isbn=978-4-535-60726-2|ref=harv}}
 
* {{cite book|和書
|title=恒星
|series=シリーズ現代の天文学 第7巻|publisher=[[日本評論社]]|date=2008-9-15
|editor=[[福井康雄]]、犬塚修一郎、大西利和|、[[中井直正]]、[[舞原俊憲]]、水野亮|edition=第1版第1刷
|author=大西利和|chapter=第10章 小質量星の形成(2)原始星から主系列星まで
|isbn=978-4-535-60726-2|ref=harv}}
 
{{commons category|Protostars}}
{{astro-stub}}
 
{{DEFAULTSORTデフォルトソート:けんしせい}}
[[Category:恒星の種類]]
[[Category:天文学に関する記事]]