「明治神宮野球場」の版間の差分

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==== スタンド ====
完成当初の収容人員は29,000人で、外野スタンドは芝生席(収容人員約20,000人)、内野スタンドはベンチシート(収容人員約9,000人)<ref name="example">明治神宮奉賛会 『明治神宮外苑志』 1937年、166頁</ref>。バックネット裏最上段には貴賓席が設けられた。景観に配慮された設計となっており、貴賓席からレフト場外にある[[聖徳記念絵画館]]全体が見えるように高さを調整するため、外野スタンドは内野スタンドに比べ小さく、傾斜も緩くなった。58,000人収容となる[[1931年]]の増築ではそのまま外側に継ぎ足すように行われ、内野スタンドと外野スタンドの奥行きが同程度となった。傾斜に関してはそのままとなったため内野スタンドの外野寄りは、外野席側にやや傾きのあるようになった。スタンドの増築分の下には[[コロッセオ]]をイメージしたアーケードが作られたが、バックネット裏の球場正面部分は増築されずそのまま残された。
 
東映フライヤーズが使用を開始した[[1962年]](昭和37年)には球場正面部分も増築し、2階席が作られてその下に貴賓席や放送席が設けられた。[[1967年]](昭和42年)の改修ではスタンドの傾斜の見直しと共に座席の前後幅を広げ、背もたれ付きの個別座席も設けられるようになった。その後は断続的に日本人の体格向上に合わせる座席の更新を行ったため収容人数は減少し、[[1998年]](平成10年)には公称が45,000人になった。2000年代には収容人数を実数の36,011人と訂正、さらに外野スタンドを削った[[2008年]](平成20年)の改修で収容人数は35,650人となった。なお2008年の改修ではバックネットも鋼製から繊維ネットに張り替えられた。[[2011年]](平成23年)にはボックス式のテーブルシートの[[Ponta]]ドリームシートが設置されて収容人数は35,429人となり、2012年にもPontaペアシートが増設され収容人数は35,133人に、2013年にもセブン-イレブンデッキシートが設置されて収容人数は34,572人となった。その後改修工事に伴い2015年は34,092人、2016年は31,941人、2017年は31,828人、2018年現在は神宮球場公式ホームページによると31,805人となっている。