「極道社長」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
出典の追加。
103行目:
 
== 製作 ==
企画は東映社長・[[岡田茂 (東映)|岡田茂]]<ref name="Hotwax5-141" >[[#Hotwax5]]、141頁「中島貞夫インタビュー」。</ref>。[[中島貞夫]]と共に脚本にクレジットされている松本功・[[山本英明]]はかつて『[[不良番長]]』シリーズを手掛けており、セコい金儲けや、話が目紛しく急展開するあたりが『不良番長』シリーズに通じる部分があり、そのため梅宮主演で何かという話が中島にあった<ref name="Hotwax5-141" /><ref name="遊撃" >[[#遊撃]]、262-263頁。</ref>。『映画時報』1975年8月号には「[[若山富三郎]]の『極道社長』。[[山城新伍]]とのコンビも復活するでょう」と書れていることから<ref name="映画時報197508">{{Cite journal|和書 |author = |title = 映画界東西南北談議企画製作にもっと自信をもて下半期の見通も苦難の道か?|journal = 映画時報 issue = 1969年8月号 |publisher = 映画時報社 |pages = 36 }}</ref>、主演が梅宮に変更後に中島に発注があったものと見られる。中島は[[室田日出男]]と[[川谷拓三]]で何か出来ないか<ref name="遊撃" />、つまり[[ピラニア軍団]]を売り出したいと考えた<ref name="Hotwax5-141" />。梅宮だけでは持たないから、室田と川谷で、みっともない[[シノギ]]でメシを喰う男の話を構想した<ref name="Hotwax5-141" />。映画の封切りも室田や川谷がブレイクしたことで知られる[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]の[[テレビドラマ]]『[[前略おふくろ様]]』の放送開始とほぼ同時だった。梅宮が後半[[キャバレー]]王になる件は、[[福富太郎]]をイメージしている<ref name="Hotwax5-141" /><ref name="遊撃" />。また梅宮の役名は"三井住友"と、今日の[[金融機関]]の[[合併 (企業)|合併・統合]]を予見した素晴らしい[[ネーミング]][[感性|センス]]である<ref name="Hotwax5-135" />。本作は実録映画ではないが、中島監督の前作『[[暴力金脈]]』と同様、実録路線過渡期に誕生した異色の企画といえるが<ref name="Hotwax5-141" />、中島は東映のいきづまり企画と述べている<ref name="遊撃" />。 
 
== エピソード ==