「ダンス・ミュージック」の版間の差分

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==== シンセサイザーの普及と急速なIT化(1980年代~2000年代) ====
1980年代に入り、[[ポスト・ディスコ]]から派生した[[Hi-NRG]]が流行した後に、[[1985年]]から[[ストック・エイトキン・ウォーターマン]]の作品を中心として[[ユーロビート]]の爆発的ヒットが相次いだ(この時代には金属的でスピード感のある音色が特徴的なFM音源の[[ヤマハ・DXシリーズ|YAMAHA DX7]]が特に多用された)。1980年代末にはポスト・ディスコからソウルやR&B等の影響を受け派生して登場したハウスに続いて、[[ローランド・TB-303|TB-303]]のフィルタの開閉による時間変化のあるベース音が特徴的な[[アシッド・ハウス]]が登場した。1980年代末以降は[[サンプラー]]と[[PCM音源]]が安価になって普及(特にAKAI MPCと[[コルグ・Mシリーズ|KORG M1]]が爆発的に広まった)し、ダンスビートの更なる複雑化と生音に近い豊かな表現が可能になり、[[1990年代]]初頭から[[1990年代]]末までに、ハウス,テクノ,ヒップホップ,ユーロダンス,ハードコアテクノ,ジャングル,ドラムンベース,ディープハウス,2ステップが順に世界を席巻して行った(その間、1990年初頭の日本国内ではグルーヴ感に乏しい昭和歌謡からの脱却が起き、[[小室哲哉]]の[[音楽プロデューサー|プロデュース]]による[[安室奈美恵]]に代表される和製[[ユーロビート]]、[[TRF]]に代表される和製[[ハードコアテクノ]]、[[H Jungle with t]]に代表される和製[[ジャングル]]、[[globe]]に代表される和製[[ユーロダンス]]が社会現象的なブームとなった後に、[[1998年]]頃からの宇多田ヒカルやMISIAらによる和製[[リズム・アンド・ブルース|R&B]]ブームに続いて、[[2001年]]頃からは[[m-flo]]による和製[[2ステップ]]ブームが起きていた)。[[2000年代]]以降はPCが低価格化すると共に音楽制作を行う上で十分な性能になり、膨大かつ高額な専用機材を用意する代わりにPCにインストールされたDTMソフトウェアでダンスミュージックが制作されることが多くなり、CPUの能力の上限まで増やせる膨大なトラック数を縦横無尽に駆使した[[エレクトロニック・ダンス・ミュージック]](通称、'''EDM''')が流行した。インターネットや、PCのソフトウェアとして提供される[[デジタルオーディオワークステーション|DAW]]や[[PCDJ]]の普及により、作曲活動の敷居は下がり、2000年代末から新規参入する作曲家は低年齢化し、DJを兼ねることも多くなった。2010年に現れるヴェイパーウェイヴの前史となったチルウェイヴが2000年代後半に登場した。
 
=== インターネットの時代(2010年代~) ===