「自動車競技」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
112行目:
[[File:Lotus Cars and lorry for Le Mans 29.07.1956.tif|thumb|left|200px|ル・マン参戦用の車両。<br />(※:写真は1956年、[[チーム・ロータス|ロータス・エンジニアリング]]の車両「イレブン」)]]
=== スポーツカー世界選手権の誕生 ===
自動車競技の多様性は形態が限りなく市販車に近いスポーツカーレースにまで発展していった。前述のフォーミュラ1は[[フォーミュラカー]]を使用したシングルシーターによる比較的短距離(スプリント)なレースであり、選手権の内容もドライバーを重視したものであった。これに対し市販車ないし市販を前提に開発した車両、つまりは運転席と助手席が存在する[[スポーツカー (モータースポーツ)|スポーツカー]]を使用したレースは自動車製造業者(マニファクチュアラー)が主体のものとなった。したがって、自動車性能を示す一つである耐久性も考慮され、大変長距離(エンデュランス)なレースとなるが、こうしたレースはそれまでに[[ミッレミリア]]、[[スパ・フランコルシャン24時間レース]]、[[ル・マン24時間レース]]、[[RACツーリストトロフィーレース]]といった伝統的なものが存在していたが、それぞれのレースに主催団体が違っていた為にそれまで選手権としての統一が実現しなかった。
その為、こうした[[耐久レース]]を統一したものとして1953年に[[スポーツカー世界選手権]] ({{lang|en|WorldChampionnat Sportscardu Championship}}Monde des Voitures de Sport) が発足された。
初開催となった1953年は上記の伝統的なレースに加え、近年に発足された[[セブリング12時間レース|12時間耐久グランプリ]]、[[ニュルブフランコクリシャク1000km24時間]]、[[ADAC1000キロメートルレース|国際ADAC1000キロメートルレース]]、[[カレラ・パナメリカーナ・メヒコ]]を合わせて計7戦が開催された。
 
=== 世界ラリー選手権の誕生 ===