「バクラヴァ」の版間の差分

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バクラヴァは複雑な層を成す[[デザート]]で、長方形または円形の焼き皿の上に紙のように薄いフィロ生地を溶かした[[バター]]を塗りながら何枚も重ねて作られる。バターは保存性を考慮して[[澄ましバター]]が好まれる。生地を6、7層ほど重ねたところに砕いた[[種実類|ナッツ]]や少量の[[砂糖]]や[[シナモン]]をのせる。ナッツはクルミやピスタチオが好まれるが、時にアーモンドや[[ペカン]]の組み合わせが用いられることがある。ギリシャには、炒った[[ヒヨコマメ]]を用いる地域もある。ナッツの層の上にさらにバターを塗ったフィロ生地を重ね、鋭い[[ナイフ]]で切り目を入れて焼く。[[オーブン]]から取り出し、シロップ(砂糖と水を濃く煮詰めたものに、少量のレモン果汁、あるいは蜂蜜とシナモンと[[クローブ]]を混ぜたもの)をかける。通常は菱形、三角形または正方形に切り、食卓に出される。澄ましバターで作られたバクラヴァは長持ちし、冷凍保存もできる。バターと砂糖を多量に含んでいるため極めて甘く濃厚な味わいである。
 
アゼルバイジャンのバクラヴァ(アゼルバイジャン語:パフラワ)[[https://en.wikipedia.org/wiki/:Azerbaijani_pakhlava]] は、伝統的なデザートとしてお祝いやお祭りの時に作る。トルコでは、主にバクラヴァの専門店で職人が作るもので、[[ガズィアンテプ]]のバクラヴァをもって最高とする。ナッツの代わりに[[カスタードクリーム]]をはさんだクレマル・バクラヴァ (kremalı baklava) もあり、[[黒海]]沿岸のハムス(Hamsı、[[ヨーロッパカタクチイワシ]])が豊富な地域では、ハムスのバクラヴァも存在する。イラクでは、ゲイメル (geymer) という[[スイギュウ|水牛]]の乳からとった濃厚な[[クリーム (食品)|クリーム]]を挟むこともある。
 
地方によっては、バクラヴァを生地から作ることが[[花嫁修業]]の一環であった。