削除された内容 追加された内容
O157 のリダイレクト回避
m編集の要約なし
38行目:
:器質的疾患としては[[卵巣捻転]]、卵巣嚢胞出血、感染症、腫瘍、[[子宮腺筋症]]、[[子宮内膜症]]があげられる。非器質性疾患としては月経困難症、骨盤うっ血症候群、機能的性器出血などがあげられる。特に卵巣捻転、卵巣嚢胞出血、卵巣膿瘍破裂などでは緊急手術の適応となるので注意が必要である。大抵は下腹部の体性痛を主訴に来院し、画像検査で診断できる。
;腹痛を起す外科的疾患
:特に緊急手術が必要な非外傷性疾患をあげる。急性[[虫垂炎]]、絞扼性[[イレウス]]、[[消化管穿孔]]、急性[[腸間膜動脈閉塞症(]]([[心房細動]]から起きやすい)[[腹部大動脈瘤]]破裂、感染症性ショックを伴う腹腔内膿瘍、出血性ショックを伴う[[腹腔内出血]]、[[精巣捻転]]、[[鼠径ヘルニア]]頓挫などがあげられる、特に小児の下腹部痛で精巣捻転がみつかることがあるので小児の場合は睾丸までみる習慣が必要である。診断がつかなくても、[[筋性防御]]、進行する低血圧やアシドーシス、低下し続けるHbなどが認められれば緊急手術を考慮する。
;腹痛を起す内科的疾患
:腹腔、胸腔の全ての臓器がターゲットとなるのだが、特に見逃しがちなのは全身性疾患による腹痛である。具体的には[[糖尿病性ケトアシドーシス]]、アルコール性ケトアシドーシス、[[急性副腎不全]]、[[高カルシウム血症]]、[[尿毒症]]、[[急性間欠性ポルフィリン症]]、[[家族性地中海熱]]、[[伝染性単核症]]、[[リウマチ熱]]、[[アレルギー性紫斑病]]、鉛中毒、麻薬離脱などがあげられる。