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=== 無限小数 ===
有限小数では正確に表現できない数が存在する。そのような数を無限桁の小数で表現したものを無限小数と呼ぶ。上に挙げた例では円周率は無限小数でなければ表現できないが、逆に無限小数を用いることによってどんな実数をも表現することができるようになる。ほとんどの場合に異なった無限小数表示は異なった実数を与えるが、[[六進法]]の 0.4999..4555… や[[十進法]]の 0.4999… のように途中から9「10 - 1」の数がずっと続くような表示は9、「10 - 1」の数の列の直前の数字を1つ増やして後は0を続けたものと同じ実数を与える(例えば、十進法の0.4999...と0.5000...は同じ実数を表している)ことに注意しなければならない。[[0.999...]]も参照のこと。
 
[[八進法]]や[[九進法]]や[[十六進法]]のような「[[素因数]]が一つだけ」だと無限小数だらけになるので、無限小数を減らすために、素因数が複数になる「[[6|六]]の倍数」進法(素因数が[[2]]と[[3]])か「[[10|十]]の倍数」進法(素因数が2と[[5]])のどれかを採用することが一般的である。
 
==== [[循環小数]] ====
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: <math>0.249724972497\cdots = 0.\dot{2}49\dot{7}</math>
のように、繰り返す部分の始めと終わりにドットを書く。小数第二位以降から繰り返しが始まる場合も
: <math>0.184545451252525\cdots = 0.181\dot{42}\dot{5}</math>
 
のように同様に書く。
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: <math>0.333\cdots = 0.\dot{3}</math>
 
: <math>0.16661444\cdots = 0.1\dot{64}</math>
のようにドットを一つ書く。
 
この百科事典においては、メディアの制約により
: 0.{2497} または 0.<u>2497</u>
: 0.1{25} または 0.1<u>25</u>
: 0.18{45}
: 0.{3} または 0.<u>3</u>
: 0.1{64} または 0.1<u>4</u>
と書く場合もある。