「ライオン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m style
m ISBNエラー修正
290行目:
|title = Endangered animals: a reference guide to conflicting issues
|publisher = Greenwood Publishing Group, 2000
|isbn = <!--0313308160, -->9780313308161}}</ref>。]]
 
アフリカでは、影のできるアカシアの木がまばらに生えているサバンナの草原地帯にライオンたちをみることができる<ref>{{Cite book|last=Rudnai|first= Judith A. |title=The social life of the lion |year=1973 |publisher=s.n. |location=Wallingford |isbn=0-85200-053-7 }}</ref>。インドでの生息地は乾燥したサバンナかさらに乾いた落葉樹林のなかである<!-- a mixture of を落とした--><ref>{{Cite web| title=The Gir - Floristic | work=Asiatic Lion Information Centre | publisher=Wildlife Conservation Trust of India | year=2006 | url=http://www.asiaticlion.org/gir-floristic.htm | accessdate=2007-09-14}}</ref>。最近では{{いつ|date=2010年9月}}、ライオンが分布するのはギリシャからインドまでの南ユーラシアと、アフリカの大部分になっている(ただし熱帯雨林のある中央部とサハラ砂漠をのぞく)。ヘロドトスの記すところによれば、ライオンは紀元前480年ごろにはギリシャでよく知られる動物となった。ペルシャの王クセルクセス1世が国中を練り歩いているなか、そのラクダの積荷をライオンが襲ったことが記されている。アリストテレスは紀元前300年にはもう彼らが貴重な動物だと考えていて、その後400年ほどして彼の地でのライオンは絶滅している<ref name="Schaller5">Schaller, p. 5</ref> 亜種インドライオンは10世紀ごろまではヨーロッパの辺境であるコーカサス地方にもいたと考えられている<ref>{{Cite book| last=Heptner| first= V.G.| coauthors=A. A. Sludskii| year=1989| title=Mammals of the Soviet Union: Volume 1, Part 2: Carnivora (Hyaenas and Cats)|publisher=Amerind| location=New York| isbn=9004088768}}</ref>。
316行目:
[[Image:Lionsoftsavo2008.jpg|thumb|シカゴの博物館に展示されるツアボの人食いライオン。]]
 
「エデンの人食いライオン」の著者ロバート・R・フランプは、南アフリカの[[クルーガー国立公園]]を夜中に横切るモザンビークの[[難民]]が定期的にライオンに遭遇し、殺されていると指摘し、公園側もそれが問題となっていることを認めている。公園が[[アパルトヘイト]]の対象となり、難民が夜中にそこを通らなければならなくなって以降、10年間で数千もの人々が犠牲になっているとフランプはいう。国境が封鎖されるまでの100年近く、モザンビークの人間は日中を比較的安全に歩いて通ることができたのだ<ref>{{Cite book|last=Frump |first=RR |title=The Man-Eaters of Eden: Life and Death in Kruger National Park |year=2006 |publisher=The Lyons Press |location= |isbn=1-592288-92-98}}</ref>。
 
パッカーの試算によると、毎年200人以上のタンザニア人がライオンをふくめ、ワニ、ゾウ、カバ、蛇に殺されている。実際の数字はこの倍に達することもありえ、少なくともそのうち70がライオンによるものである。彼は1990年から2004年までの記録をつくり、タンザニアでのライオンが815人を襲い、そのうち563人を食い殺しているとしている。パッカーとイカンダは欧米流の保護プログラムがこういった側面にも責任を持たねばならないとする数少ない論者でもある。ライオンの保護と人命への倫理的な配慮を両立させなければ、長期的な成功はなしえないからである<ref name="Packer05"/>。