「天王洲アイル」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目:
[[File:Terrada warehouse in tennoz 2012.jpg|thumb|320px330px|港南から望む天王洲アイル]]
[[File:Tennouzu2.jpg|thumb|320px330px|品川埠頭から望む天王洲アイル]]
[[File:Tennouzu1.jpg|thumb|320px330px|天王洲ふれあい橋]]
 
'''天王洲アイル'''(てんのうずアイル)は、[[東京都]][[品川区]]の臨海部、[[東品川]]二丁目にある[[再開発]]街区の通称。郵便番号は140-0002。
 
==概要==
[[東京都]][[品川区]]北東部の京浜運河、天王洲運河に面した沿岸に位置する。総面積は約22ヘクタールであり全域が埋立地である。天王洲運河、京浜運河を挟んで、北側は[[港区]][[港南 (東京都港区)|港南]]4丁目、南側は[[東品川]]三丁目、西側は[[東品川]]一丁目、東側は[[東品川]]五丁目の[[品川埠頭]]と隣接する。複数のオフィス商業複合ビル、商業店舗、飲食店、アートギャラリー、イベントスペースなどからなる再開発街区である。2010年代以降は芸術文化の発信地をコンセプトとして、地域内に音楽・絵画・フォトグラフ、現代建築など芸術に関連したコンテンツを集積している。
[[File:天王洲アイルボードウォーク.jpg|thumb|320px|天王洲アイルボードウォーク]]
[[東京都]][[品川区]]北東部の京浜運河、天王洲運河に面した沿岸に位置する。総面積は約22ヘクタールであり全域が埋立地である。天王洲運河、京浜運河を挟んで、北側は[[港区]][[港南 (東京都港区)|港南]]4丁目、南側は[[東品川]]三丁目、西側は[[東品川]]一丁目、東側は[[東品川]]五丁目の[[品川埠頭]]と隣接する。
 
[[2015年]]現在の就業人口は約12,000人であり、2000年代以降は本地域内や周辺地域にもオフィスビルや[[高層マンション]]などが建設され、[[昼間人口]]、[[夜間人口]]ともに急増した。また、本地域の水辺にはボードウォークが整備されており、水辺に沿って商業店舗や飲食店も増加、地域フェスティバルである年4回の[[天王洲キャナルフェス]]や地域[[マルシェ]]の定期開催、1992年にオープンした[[天王洲銀河劇場]]で行なわれるさまざまな公演などもあり、地域内のオフィスビルに勤務するビジネスマンの他に東京都内や地方からの訪問客も増えて賑わいを見せている。<ref>{{Cite web|url=https://shibaurachuopark.com/konan-ryokusui-park/|title=港南緑酒公園|accessdate=2019-04-11|publisher=天王洲・キャナルサイド活性化協会|}}</ref>
また、景観に優れているため1990年初頭の完成当時より現在まで、[[テレビドラマ]]や[[映画]]、TV[[コマーシャル]]の撮影に頻繁に使われる[[ロケーション撮影]]の名所でもある。<ref>{{Cite web|url=https://www.e-tennoz.com/enjoytennoz/locationtour.html|title=TENNOZU LOCATION TOUR|accessdate=2019-04-07|}}</ref>
 
== 交通 ==
27 ⟶ 23行目:
 
== 歴史 ==
[[File:天王洲アイルボードウォーク.jpg|thumb|320px310px|天王洲アイルボードウォーク]]
江戸時代末期に江戸防衛のため築造された第四[[台場]]をベースとして埋め立てが進んだことにより造成された。1980年代以前は企業各社が[[倉庫]]や[[物流センター]]を保有する地域であったが、1985年に天王洲の[[再開発]]を推進する地権者22社による「天王洲総合開発協議会」が発足した。協議会による「東品川2丁目(天王洲アイル)マスタープラン」策定、浜松町と羽田を結ぶ[[東京モノレール]]との新駅設置覚書の締結を経て、1988年から段階を追ってオフィス商業複合ビル7棟の建設が進められ、1996年に現在の姿となった。<ref>{{Cite web|url=http://www.token.or.jp/magazine/g200008.html|title=東建月報8月号|accessdate=2019-04-07|}}</ref>
 
[[2015年]]現在の就業人口は約12,000人であり、2000年代以降は本地域内や周辺地域にもオフィスビルや[[高層マンション]]などが建設され、[[昼間人口]]、[[夜間人口]]ともに急増した。また、本地域の水辺にはボードウォークが整備されており、水辺に沿って商業店舗や飲食店も増加、地域フェスティバルである年4回の[[天王洲キャナルフェス]]や地域[[マルシェ]]の定期開催、1992年にオープンした[[天王洲銀河劇場]]で行なわれるさまざまな公演などもあり、地域内のオフィスビルに勤務するビジネスマンの他に東京都内や地方からの訪問客も増えて賑わいを見せている。<ref>{{Cite web|url=https://shibaurachuopark.com/konan-ryokusui-park/|title=港南緑酒公園|accessdate=2019-04-11|publisher=天王洲・キャナルサイド活性化協会|}}</ref>
また、景観に優れているため1990年初頭の完成当時より現在まで、[[テレビドラマ]]や[[映画]]、TV[[コマーシャル]]の撮影に頻繁に使われる[[ロケーション撮影]]の名所でもあになっている。<ref>{{Cite web|url=https://www.e-tennoz.com/enjoytennoz/locationtour.html|title=TENNOZU LOCATION TOUR|accessdate=2019-04-07|}}</ref>
=== 地名の由来 ===
天王洲は海中の土砂が堆積してできた州である{{sfn|品川区|2005|p=7}}。[[1751年]]([[宝暦]]元年)江戸前の海であった頃に、船人が[[牛頭天王]]の面をこの海域から引き上げたという<ref>「[http://ebarajinja.org/maturi/index.html#tenno 三大祭り]」[[荏原神社]]、2013年2月2日閲覧</ref>。この面は南品川の[[天王祭]]において神輿の屋根につける「神面」となっているが、この謂れが「天王洲」の地名の由来となっている{{sfn|品川区|2005|p=7}}。また、アイル(isle)とは[[英語]]で「[[島]]」を意味する言葉で、この地が東京湾の[[ウォーターフロント]]の良き景観に恵まれたロケーションであるため、この名前がつけられた。